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【#2】拒食症と気付くまで。

まさか娘が拒食症?
とにかく、娘としっかり話をせねば・・・

お風呂から上がって、
ソファーでくつろいでいる娘の
背骨がゴツゴツボコボコした
背中をさすりながら

私「痩せすぎてると思わへん?」
娘「うん。今は思う。」
私「食べれへんの?」
娘「うん・・・食べやなあかんと思うのに
  食べれへんねん。」
私「ダイエットしたん?」
娘「違うねん。
  たまたま実験授業が遅くなった時
  学食もコロナで早く閉まるし、
  自炊が面倒で抜き始めたのがきっかけやと思う」


拒食症かも?と気づいたのは帰省後で、
それまでの状況を聞き出し簡単にまとめると
以下のようである。

【4月の一人暮らし開始から帰省まで】
・最初は時間がなくて、食事を抜いたことが発端。
・体重が減り、スキニージーンズを可愛く履きこなせた。
・このまま継続しようと糖質制限ダイエットを始める。
・炭水化物を排除し、カロリー計算をする。
・1回の食事量を減らして3食食べる。
・食後は欠かさずストレッチをしていた。
・生理が止まった。
・耳がこもった感じで聞こえにくくなる。
 (体重減少による耳管開放症?)
・体重が一気に減り、35kgあたりで怖くなってくる。
・しかし糖質制限をやめると、すぐに太ってしまうのでは?という恐怖心の方が強くて、止める事はできなかった。
・帰省時には、体重33Kgになっていた。

この時点でも、娘自身は自分が拒食症では?
という自覚は全くなかったと言う。
また、「帰省して実家で必要量を食べれば何とかなるだろう」
と軽い考えでいたらしい。

また私自身も、まさか娘が拒食症になるなんて
思いもしなかったし、拒食症がどういうものか
無知であったこともあり簡単に考えていた。

元々、食の細い娘だったので、
4月からの慣れない一人暮らしの環境で
疲れやストレスがあったからだろうと・・・。
8月と9月の夏休みの帰省中に、
今までの食事に戻せばすぐに元に戻るだろうと・・・。

しかし実際は、予想を遥かに越えた
非常に非常に困難な道のりとなった。

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