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「粟粥 小米粥(シャオミージョウ)」のレシピ

うわ〜顔がむくんでる……という朝に食べたい、粟(あわ)のおかゆを作りました!胃もすっきりするので、中華料理のお供にもおすすめです◎

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モンゴル・ロシアと接する、中国の華北地域で好まれているという、あわのおかゆ。中国では「大米(米)」に対して、「小米(あわ)」と呼ぶくらい、親しまれています。餃子などしっかり系のおかずと一緒に食べられることもあるそうです。

あわは世界各地で古くから食べられてきた食材で、日本でもなんと水稲栽培よりも先に粟が作られていたと言います。

おつきあい長い食材だからでしょうか。一口食べた時にホッとする感じがあります。素朴な香ばしさと、つぶつぶ感と、ほんのりとした甘みが、じんわりと身体になじむ感じ。DNAにおいしさが刻まれていたのだとしたらおもしろいですね。

栄養価が高いうえ、体内の水分量を調節してくれるので、ほてりやむくみに即効性があります。ミネラルや食物繊維が豊富で、しかも高タンパク・低カロリーなので、ボディメイク中の方にもおすすめのおかゆです◎


むくみ&ダイエットに即効「粟粥 小米粥(シャオミージョウ)」

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じっくりコトコト煮込んで作るため、完成まで50分〜1時間ほどかかります。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ あわ*  ・・・100g
 ▶︎ 水   ・・・800ml
 ▶︎ 塩   ・・・小さじ1/3
おこのみで
 ▷ パクチー
 ▷ クコの実(水で戻したもの) など

*おすすめはもっちりと粘り気のつよい「もちあわ」です。
さらさらとした「うるちあわ」よりも、普段のおかゆに近い仕上がりで、腹持ちも良いです。

【 レシピ 】

①厚手の鍋に洗ったあわ100g、水800mlを入れる。

②鍋を中火にかける。このときフタはしない。

③お鍋の表面がふつふつと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に30分かける。ときどきかき混ぜる。

④塩で味をととのえ、鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
フタをして10分蒸らす。
お好みの具材とともに器に盛りつけたら、完成!

【 つくりかた (写真つき)】

ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!

①準備

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厚手のお鍋にあわ( 100g )を入れ、シャカシャカと軽く水でゆすぎます
あわは粒が大変細かいため、こぼさないように丁寧に扱います。

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水( 800ml )を入れます

今回のおかゆはかさが大きくなるうえ焦げつきやすいため、土鍋はあまりおすすめしません。また、雪平鍋など薄手のものは焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。

②中火

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用意ができたら、沸騰するまでお鍋を中火にかけます。このときフタはしません。

中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。

③弱火

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表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます
鍋底にあわの粒が張りついていることもあるので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。

吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます

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あわはとても焦げつきやすいので、ときどきかき混ぜます
底に張りいたあわが焦げつきの原因になります。全体の水分を均一にするように、ていねいに混ぜます。

30分弱火にかけたら、次の工程に進む前に食感を味見をします
固く感じる場合は、水を少し足して煮込み時間を延長します。つぶつぶ感が程よく残る程度になっていたら、次の工程に進みます。

④仕上

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お塩(1/3程度)を入れて全体を混ぜて、火を止めます
あらためて全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

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10分間、フタをして蒸らします
あわはお米よりも粒が固いためしっかりと蒸らし時間を確保します。

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蒸らしが完了したら、お好みの具材とともに器に盛りつけて完成です

わあ〜!穀物の優しい香り!

とんがりコーンのような、ポン菓子のような……香ばしいあられのような……うまく言葉にできませんが、香ばしい穀物の香りです。

そして、あわのおいしさを作っているのが、このつぶつぶ感!!!

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チアシードほどプチッっとぬるっとするわけではないのですが、お米のおかゆよりもプチプチ感ともったり感があります。

この日は、自己流でパクチーとクコの実をのせてみました。お漬物やネギ味噌などとよく合いそうです◎

ほんのりとした優しい甘みがあるので、ゆっくりていねいに味わいたくなるお味です。じんわり幸せ。


あわの2つの品種、「もちあわ」と「うるちあわ」

あわには「もちあわ」と「うるちあわ」という二つの品種があります。

「もち米」と「うるち米」を思い浮かべればわかる通り、「もちあわ」がもちもちっとした粘り気の多い品種で、「うるちあわ」がサラサラっとした品種です。

今回使用したのは「もちあわ」

おかゆはとろみがつくほうがおいしいので、一般的にあわのおかゆと言えば、もちあわを用いるようです。

どこで売っているの?

スーパーでは雑穀ミックスならよく売っていますが、あわのみはあまりみかけませんよね〜……。

ちょっとおしゃれな食材店(成城石井、カルディ、TOMIZ 富澤商店など)では取り扱いがある気がします。

わたしはいつもお世話になっている上野アメ横の食材店、大津屋商店さんで購入しています。

調理法などもあれこれも教えてくださいます。店舗自体は小さいのですが、圧倒的な品揃え。


一番確実なのが、やはりネットショップ

先の大津屋さんは、ネットでの販売もしているようです。

別のメーカーですが、高級品の国産のあわもあります。

ぜひ、探してみてくださいね。


今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!


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