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生米からつくるおかゆのレシピ

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生米からつくるおかゆのレシピ記事をまとめました。
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2021年1月の記事一覧

生米からつくる「新じゃがセロリ粥」のレシピ

今の時期だけ出会える!春に収穫されたばかりのフレッシュなじゃがいも、「新じゃがいも」を使ったおかゆをご紹介します。 一年を通してスーパーで売っているじゃがいもは、完熟してから収穫、熟成期間を経て出荷されます。そのため、じゃがバターなどホクホクっとした食感を楽しむお料理に向いています。しっかり固いので、日持ちします◎ 一方、新じゃがいもは、完熟前に収穫、熟成期間を設けずに出荷されます。食べた瞬間のホクっとさは残しつつ、香りが高く、皮がとても薄いのが特徴です。みずみずしく、透

生米からつくる「うるい粥」のレシピ

アクがなく、使いやすい山菜の代表格「うるい」を使ったおかゆを作りました! うるいの食感は長ネギのよう。生で食べるとシャッキシャキです。 お味はさっぱりした葉物という感じで、山菜特有の苦味はほんのり程度。独特のぬめりが美味です。香りや味というよりは、シャキシャキ食感とぬめりをたのしむ食材と考えて良いかもしれません。 そんなうるいの特徴を生かしたおかゆを作るポイントは、二度に分けて入れること。 半分はぬめり生かすためにおかゆに混ぜ込みます。もう半分はシャキシャキ感を楽しむ

生米からつくる「桜粥」のレシピ

春がはじける!桜の塩漬けを使った、春爛漫のおかゆをご紹介します。 このおかゆの材料はたった4つ。もち米、水、塩、そして「桜の塩漬け」。もち米は普通のお米でも代用可能なので、桜の塩漬けさえ手に入れば、お家にあるもので作れます。 桜の塩漬けは、富澤商店(TOMIZ)さんなどで400〜500円ほど。おかし作りの材料コーナーにあることが多いです。送料分高くはなりますが、ネットでも手に入れることができるので、材料を揃えるのはそこまで難しくないと思います。 作り方のポイントは、桜の

生米からつくる「帆立とかぶのおかゆ」のレシピ

みずみずしいかぶに、ほたての旨味がギュッ!色合い100点、風味満点のおかゆをご紹介します。 「ほたて」と言っても、缶詰を使うのでラクラク。高価な円形の貝柱の缶詰でなくても、割れ身のものでじゅうぶんです。 ポイントは、かぶの皮をむかないこと。 春のかぶはやわらかいので、すぐにとろとろに煮崩れてしまいます。皮つきで調理することで煮崩れ防止になるうえ、皮の部分は旨味がつまっているので、おいしさもアップします。ぜひ、ていねいに洗ってまるごとただきましょう! 仕上げにちょこんとの

「粟粥 小米粥(シャオミージョウ)」のレシピ

うわ〜顔がむくんでる……という朝に食べたい、粟(あわ)のおかゆを作りました!胃もすっきりするので、中華料理のお供にもおすすめです◎ モンゴル・ロシアと接する、中国の華北地域で好まれているという、あわのおかゆ。中国では「大米(米)」に対して、「小米(あわ)」と呼ぶくらい、親しまれています。餃子などしっかり系のおかずと一緒に食べられることもあるそうです。 あわは世界各地で古くから食べられてきた食材で、日本でもなんと水稲栽培よりも先に粟が作られていたと言います。 おつきあい長

生米からつくる「ベーコンクレソン粥」のレシピ

ベーコンから出る旨味をお出汁にした、おしゃれなお味のおかゆをご紹介します。ベーコンはお出汁の役割とメイン食材の役割の両方を引き受けてくれるすごい食材です。 そして本日のベーコンの相方は、クレソン。ツンとした風味に「わたし、その辺の野菜と違うんで。」というプライドを感じます。ちょっと気の強い感じ、いいですよね〜、ゾクゾクします。なんとかして引き立ててさしあげたい。 いつもの八百屋さんで、茎の部分を水に浸されて売られていたクレソン。 なぜクレソンだけ別待遇……?と思ったら、

お米を炒めてからつくる「中華風たまご粥」のレシピ

「お米の花が咲く」という表現をご存知ですか? お米の花が咲いたおかゆとは、さらっと、ふわっとした中華風のおかゆのこと。米粒が割れ、お花のようにパッと膨らむことから、このように表現されます。 わかりますか?米粒がびろろろんと伸びて、蛇腹のように広がっているさま……これが「花が咲く」! 以前「中華粥って中華だしを入れたおかゆのことでしょ?」と思っていたころ、中国のおかゆの作り方を知って驚きました。だってレシピの冒頭が… ①お米を炒めます ……お米を炒めます!? そう、

生米からつくる「菜の花粥」のレシピ

春を感じる「菜の花」のおかゆをご紹介します。 春のほろ苦系の食材が大好きなので、今回は一段とおいしさにこだわりました。 ポイントは、加熱時間の調節! 菜の花は、おひたしに茹で汁を使うとするレシピも多いほど、ぎゅ〜っと旨味を持ったお野菜です。 茎は、しっかりコトコト煮込みます。茎からいいお出汁がでるうえ、おかゆをほんのり緑色に染めてくれます。茎は繊維質なので、煮崩れの心配もありません。 ただし、菜の花のおいしさの「キモ」とも言えるつぼみの部分は茹ですぎ厳禁。シャンとし

生米からつくる「セロリチャービル粥」のレシピ

豊かな香りとおしゃれな風味が魅力のお野菜、セロリとチャービルを使ったおかゆをご紹介します。 フレンチで必ずと言ってもよいほど登場するハーブ、チャービル。 スープやパスタにちょこんと添えられていたり、タルトの上にほんの少しだけ乗っていたり。かわいそうに、チャービルさんはいつも脇役です。 チャービルのお味はクセのないパセリという感じで、いい雰囲気を醸し出してくれる「キメ」の食材です。 香りはお花のような、ほんのり甘い繊細な香り。茎はシャキシャキで、葉はそよそよ〜と風になび

生米からつくる「もち米の白粥」のレシピ

白粥は白粥でも、もち米の白粥をご紹介します。 レシピで使うもち米は1/2合とごく少量。お餅やおこわで余った半端なものがあったら、ぜひおかゆにしてみてください! おもちと同じ、あの甘い香りがお部屋いっぱいにたちこめて、気持ちがやさしくほぐれます。お味も白米よりもやわらかくて、甘みがしっかり。ああ、おいしい……! もち米はふつうのお米よりも身体を温める作用が強い食材です。消化もゆっくりなので、おかゆなのに腹持ちがよいのも嬉しいポイントです。 添え物は、おもちに合う具材なら

生米からつくる「金柑粥」のレシピ

きんかん粥をさらにパワーアップさせました!是非以下の記事をご覧ください。(2023/02/07追記) コロっとかわいい橙色の宝石。金柑(きんかん)をまるごとコトコト煮込んだ、のどのケアにぴったりなおかゆをご紹介します。 奇抜に思えるかもしれませんが、このおかゆ、わたしが考えたわけではありません。金柑のおかゆは、実は中国では定番の一品なのだとか。 コトコト煮込んだ金柑はくた〜っとやわらか。皮はもちろん、丸ごと種まで食べられちゃうほど。じゅわ〜っとした食感に、思わず笑みがこ

生米からつくる「納豆とろろ粥」のレシピ

何が食べたいかよくわからない日に限って、ちゃんとごはんを食べておきたい日だったりしませんか?忙しかったり、体力を使う日だったり。 そんなもや〜んとした気分の時にもトゥルン!と食べやすい「納豆とろろ粥」をご紹介します。 塩昆布と煮込んだおかゆには旨味がた〜っぷり。あつあつの上に乗せたのは、ひんやりとした長芋と納豆。この「あったか・つめた」の組み合わせがたまらなくおいしいのです〜。 長芋は消化吸収を促してくれる作用があるうえ、栄養価の高さもピカイチです。なんせ「芋」なので、

生米からつくる「きのこミルク粥」のレシピ

きのこの旨味がたっぷり!寒い朝にぴったりの、ごちそうミルク粥をご紹介します。 「コンソメつかったの?」「ううん」 「チーズ入れた?」「ううん」 「わかった、バター?」「ううん、きのこの旨味だけ!」 「えっ……すごい…!」 そう、ほんとうにすんごいお味なのです。たっぷりのきのこから溢れてくる旨味、旨味、旨味……! 牛乳のコクと、きのこからでるダシに、感動します。 ポイントは牛乳だけで煮込まないことと、なるべくたくさんのきのこの種類を組み合わせることです。 全部牛乳だとコッ

生米からつくる「ロマネスコ粥」のレシピ

ブロッコリーやカリフラワーの仲間の「ロマネスコ」というお野菜が主役のおかゆを作りました。 ポイントは、ブラックペッパーとローリエ! 一緒にコトコト煮込むことでおしゃれな風味にまとめました。 貴高い見てくれのロマネスコですが、下処理の方法、お味、食感……見た目以外はほぼブロッコリーです。 コンソメや中華だしと煮込みたくなるところですが、味が単調になるというデメリットが。シンプル系に徹した方が素材の風味が生かせて、わたしは好きです。 コンソメなどに頼らなくても、食材たちの