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【愛着障害・うつ・AC】生きる力を取り戻す②五感をつかう


あなたの感情と五感は生き生きと機能していますか? 
 
前回①の記事では、感情機能の大切さをお伝えしました。 ↑

感情は、自分と外界との間になにが起こっているかを知らせてくれる重要な機能です。 


今回は、五感についてです。

五感は外界を知覚するための機能です。
 
五感を使って世界にふれて、世界がどういうものかを知り、自分にとって何が必要かがわかるようになっています。


ところがトラウマのある人は、身体の感覚を麻痺させているから、周りの環境のことが正しくキャッチできず、適応がわるくなっています。

適応障害といわれるのがソレです。

人の目を過剰に気にして、自分の気持ちより他人の気持ちを優先するし、少しの刺激で気分がどっと落ち込み鬱っぽくなる人たちです。

無邪気な子供時代は無かった人たちで、家庭が決して安全ではなかったので、人のことが気になり、どう思われているかを非常に気にしています。

思考で武装をして、感覚はクローズして防衛しています。

自分の感覚機能を使っていないから、相手のことを気にしているわりには、相手のことを理解できません。

自分の目で相手を見ていないから、相手の人間性がよめず、属性で判断したり、表面的なコトバに騙されます。


人がこわい対人恐怖症は有名ですが、これも自分の目で相手を見ずに、思考や想像で判断することによって相手を怪物化してしまうことによって起きます。

私も人が怖かったのですが、その恐怖感が相手をモンスターに見せていたことに気づきました。

自分の目をつかって等身大の相手が見えるようになると、恐れる相手ではないことが分かるようになります。


感覚が麻痺すると、生き物として弱ってくるのですね。人間も動物なんです。

動物的な勘が鈍くなって思考が優位になると、目の前の人の真の姿まで分からなくなってしまうのです。

自分の目を使って見ると、等身大の相手と等身大の自分を見られるようになります。

そうなれば、恐れることは無くなり、自分に安らいで居られるようになります。 

五感にいいことを取り入れてはいかがでしょう。自然とつながる、身体モードで生きる、など。

五感を開放して、世界がさし出している豊かさや喜びを受け取りましょう。



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