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【愛着障害・うつ・AC】生きる力を取り戻す①感情がカギだった

「解離と感情」というテーマでお話したいと思います。

まず、解離って何?って言うことですが、解離は虐待やネグレクトなどのトラウマ体験によって起きる防衛反応の一つです。


症状としては、現実感が無くなってボンヤリした感じになりますが、これは過酷な環境を生き延びるための生存戦略なんです。

ほかに解離の主な症状として、 

✱生きている実感がなくなる
✱時間の感覚が無くなる
✱自分と周りとの間に膜が張ったような感じがする 
✱身体が自分のものとは思えない
✱自分が身体から抜け出して何処かに彷徨っている、幽体離脱みたいになる
✱身体が側だけになって、中は大きな空洞を抱えているような気がする

などがあげられます。

以上は、私が解離がいちばん酷かったときの症状を上げてみましたが、その頃は、感情機能は完全に麻痺していました。   

解離する原因は、感情抑圧にありました。

感情を押さえつけて感じないようにすると、身体の感覚が無くなって、生きている実感さえ無くなります。ほかにも様々な精神疾患や身体的な病気といった困難を引き起こします。

感情麻痺による症状の一つが解離というわけです。

解離しているときは、仕事や生活をすること、人生の舵取りをすることもままなりませんでした。もちろん人生を楽しむことも、喜びを感じることもできませんでした。

いまは解離から回復して、生きている実感も身体の感覚も戻ってきましたが、私はどうやって回復したのでしょう。

回復したのは、感情を取り戻したからです。

感情機能は生きる上で重要な役割りを果たしていたのです。

感情機能は何のためにあるか、それは周りの環境と自分との間で何が起こっているか知らせるためにあるのです。

怒りは尊厳を傷つけられている、悲しみは大切なものを失った、喜びは良いことが起きている。

つまり、身体と現実を繋ぎ止めているのは、感情だったのです。

現実がリアルに感じられなかったのは、感情が麻痺していたからでした。
 
生き生きとした感情を感じているほど、現実とのコンタクトをとりながら上手く生きていくことができるのでしょう。

生きる力を取り戻すには、感情がカギだったのです。

私は解離症状から回復することによって、感情が身体と現実を繋いでいることが実感としてよく解りました。

どうか、感情を軽視しないでください。
 

解離は治らないとする専門家もおられますが、解離は治ります。

閉じ込めた感情、いわゆるインナーチャイルドを解放することによって、時間はかかりますが、少しずつ回復することができます。

私はそうやって治してきました。

解離していた頃の話の記事を下に貼っておきます。興味のある方は読んでみてください。


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