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昨日はロンドン、ウォータールー駅近くのロイヤル・フェスティバル・ホールへ。ロンドンにコンサート・ホールはたくさんあるけれど、ロイヤル・フェスティバル・ホールのあるサウスバンクセンターは一番お気に入り。その一角で3つのコンサートホール、ギャラリーなどの文化施設がある、ヨーロッパ最大の文化エリア・・・らしい。

何が好きかっていうと、ここの企画に骨があるから・・・だと思う。商業主義で、受けがいいばかりのコンサートや派手な企画はほとんどない。

実力派の一流音楽家が本気で音楽を聴かせてくれる場所。超一流といわれるほど世界的有名じゃないけれど、すごい実力の人のコンサートもたくさん。

昨日のロイヤル・フェスティバル・ホールでのコンサートは、ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラによる、シベリウスとガーシュウィン。その話はまた別記事にするとする。

いつも、開始前の少しの待ち時間を、各階にあるバーでワインやプロゼッコを飲んでまったりする。昨日も赤ワインを飲んでおしゃべりをしながら、人間観察してた。笑

近くのテーブルに、ナショナル・ギャラリーの紙袋を持つカップルがいた。ゴッホのひまわりとか常設されている美術館だ。

「あのカップル、今日は文化的な1日を過ごしたんだね」と夫。
「あのカップル、遠くからきた旅行者かもね」と私。

ロンドンに住んでいたら、美術館とコンサートを1日で梯子する必要はない。だいたい、ナショナルギャラリーを全部見て回るだけで大変な量。全部見ようと思ったら、じっくり見ていられない。

ロンドンに住んでいるから、私は、美術館のひとつの企画だけとか、一部屋だけと狙いを定めて行って、じっくり見ることができる。好きな絵の前で好きなだけ時間をすごし、他の絵を見ないで出てくることだってできる。用事があって出かけたついでに、ちょっとだけ美術館にいって一部屋だけ見てくるなんてこともできる。

ざっくり広く浅くではなく、じっくり文化と触れ合いたい。
たまにロンドンに来た時だけじゃなくて、少しずつちょくちょく訪れて、文化にいつも触れていたい。
日常生活に文化がある生活をしたい。

そんな思いが強くて、ロンドンに住むことにした。
それが現実になっていることに、心から感謝。


昨日のコンサート。この2ヶ月だけでも4−5回は行っているお馴染みのホール。昨日は、いつもより後ろの席。ソロイストよりオーケストラ目当てだったので、ちょっと離れた場所から見下ろして全貌が見たかった。その方が音もバランスがいい。

そうやってちょっと後ろの席をわざととったら、ステージ後ろのパイプオルガンも全体像が前の席よりよく見えた。

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このパイプオルガンで、バッハのフーガを聴きたいな。(特に小フーガ ト短調)・・・とふと思う。
きっと、そんなに遠くない未来に、この願いも叶う。


↓中学生のとき、この曲との出会いが衝撃的で、バッハが好きになった。


さて、今日もコンサート行ってきます。2日連続。幸せすぎる。笑




私の自己紹介です。どうぞよろしく。

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