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東南アジアの風景|ミャンマー

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2011年~2021年にバンコクに駐在していました。その間に行ったミャンマー各地の記録です。
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東南アジアの風景 (234) ミャンマー|パゴーの一番高い仏塔

東南アジアの風景 (234) ミャンマー|パゴーの一番高い仏塔

2015年2月のミャンマー。
ヤンゴンから約80キロ郊外にある1500年の歴史がある古都パゴーへ。

パゴーにある黄金の仏塔、シュエモードー・パゴダは1200年前にモン族の二人の王によって建てられたもの。その後、破壊と修復を繰り返して現在では
ミャンマーで最も高い仏塔となっており、高さは114メートルもある。

巨大な塔です。塔の周りを3回歩いてお祈り。参拝は裸足なので石の床が強い日差しによって熱

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東南アジアの風景 (23) ミャンマー|世界最長の木造の橋ウーベイン

東南アジアの風景 (23) ミャンマー|世界最長の木造の橋ウーベイン

マンダレー郊外のアマラプアにある橋。全長1.2キロもある世界最長の木造の橋です。マンダレー市内から車で約2時間。橋を見るためだけ。他には何もありません。でも行った価値はありました。

駐車場から10分ほど歩くと橋が見えてきます。この時は12月。乾季真っ盛りで最も水量が少ない時期。野原に作られた橋のように見えますが、雨季には柱が見えなくなるくらい水位が上がるそうです。

木造の橋は水がないと高さ3メ

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東南アジアの風景 (37) ミャンマー|タウン・カラット|奇岩の上に建つ寺院

東南アジアの風景 (37) ミャンマー|タウン・カラット|奇岩の上に建つ寺院

東南アジア3大遺跡のひとつパガン。その郊外にあるポッパ山は玄武岩の火山。ここに溶岩が隆起してできたタウン・カラットがあり、頂上には土地の信仰ナッ神の総本山である寺院が建てられています。

パガンからは50㎞、車で2時間弱。のどかな山村を抜けると忽然と現れる奇岩と寺院。うわ、凄い!と叫んでしまう印象的な光景。

麓から長い階段を登ります。ミャンマーの史跡はほとんどが土足厳禁。靴下もダメです。観光に紐

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東南アジアの風景 (58)ミャンマー パゴーの巨大寝釈迦仏

東南アジアの風景 (58)ミャンマー パゴーの巨大寝釈迦仏

パゴー(ペグ―)はヤンゴンから北70キロにある1000年以上前の古都。壮大な仏教遺跡がたくさん残されています。ここで見た巨大寝仏。今までの自分の常識を覆す大きさでした。

東南アジアの仏教寺院に行くときは自分の誕生した日が何曜日なのかを調べておくとよい。(ネットで簡単に検索できる)生まれた曜日によってお参りする仏様とラッキーカラーが異るからです。火曜日生まれの私の守護神は寝仏様。だから寝釈迦仏があ

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東南アジアの風景 (72) ミャンマー|マンダレーの世界最大の経典クドードォパゴダ

東南アジアの風景 (72) ミャンマー|マンダレーの世界最大の経典クドードォパゴダ

ミャンマーの仏教遺跡はケタ外れのものが多い。仏像や黄金の塔の大きさに、仏塔の数の多さに、とにかく圧倒されっぱなし。マンダレーにあるクドードォパゴダもそうでした。

マンダレー最後の王朝時、ミンドン王は世界最大の経典を作ろうと思い立った。そこで2000人以上の僧侶達に石板に釈迦の教えであるビダガを突貫工事で掘らせ、なんとわずか8年で729枚の石の書物を完成させてしまった。恐るべし王の権力。

石板は

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東南アジアの風景 (103) ミャンマー|バガンの村の市場にて

東南アジアの風景 (103) ミャンマー|バガンの村の市場にて

東南アジア三大遺跡のひとつバガン。2019年には世界遺産にもなりました。ずっと憧れていたこの遺跡に辿り着いたのは2015年。民主化が進んで観光客が増え始めた頃です。

広大な平原に数千の仏塔が立つ姿はもう圧巻で自分は別の星に来てしまったのではと思うほどでした。

遺跡のすごさはもちろんですが、バガンの村には心に残る風景がたくさんありました。

バガンの空港に到着。タラップを降りたらターミナルまでバ

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東南アジアの風景 (142) ミャンマー|インレー湖と水上コテージ

東南アジアの風景 (142) ミャンマー|インレー湖と水上コテージ

ミャンマー北部のインレー湖はミャンマーきっての湖水リゾートです。道のりはそう簡単ではなく、手強いミャンマーの国内線を乗り継ぎヘーホー空港まで行き、そこから車で山を越えてニャウンシェの町へ。そして船に乗り換えて湖に出ます。

2017年1月。マンダレーからインレー湖へ向かうべく、夜明け前にマンダレー空港へ向かいました。
空港でチェックインをして搭乗券を見ると。。。あれ?バガン経由になっている。「直行

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東南アジアの風景 (147) ミャンマー|ヤンゴン|圧巻のシュエダゴン・パゴダ

東南アジアの風景 (147) ミャンマー|ヤンゴン|圧巻のシュエダゴン・パゴダ

ミャンマーへ初めて行ったのは2015年2月。前年にビザがネットで取得できるようになり、ハードルが下がったのがきっかけでした。

ミャンマーの首都ヤンゴンはバンコクからの飛行時間は約一時間。チェンマイ、チェンライよりも近いのです。
今回はヤンゴンの中でも飛び切りの観光スポット、シュエダゴンパゴダの写真です。

駐車場で車を降りると木造の屋内参道に入ります。渡り廊下というには豪華すぎる。柱も天井も素晴

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東南アジアの風景 (164) ミャンマー|ヤンゴンのお洒落レストラン

東南アジアの風景 (164) ミャンマー|ヤンゴンのお洒落レストラン

初めてミャンマーに行ったのは2015年。民主化が実現して日本人はビザ免除となり、それなら早速行かねばと思ったのでした。
当時、ミャンマーに関する知識はほぼ皆無。それでスケジュールはすべて旅行社にお任せでした。

パゴーまで涅槃仏見学に行き、ヤンゴンに戻ってきて夕方のインヤー湖のほとりを散策。仕事帰りの人達が湖畔の芝生で寛いでいます。ジョギングする人も。

なんだ、他のアジアの国と同じではないか。イ

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東南アジアの風景 (185) ミャンマー|ミングゥオンの完成していれば世界最大だった仏塔

東南アジアの風景 (185) ミャンマー|ミングゥオンの完成していれば世界最大だった仏塔

ミャンマーのミングォンはマンダレーの北、約10㎞ にあるのどかな村。
ここにはビルマ最後のコンパウン王朝の史跡があります。

マンダレーから船に乗り、エーヤワディー川を遡ります。

20分程すると、何やら巨大な建物が見えてきました。

何だこりゃ、と見上げていたら「これはパゴダ(仏塔)の台座だ。」とガイド氏。
台座ってこれがですか?
コンバウン王朝のボードーパヤー王が、かつて世界最大の仏塔を造ろう

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東南アジアの風景 (186) ミャンマー|ミングォンの白亜の塔はまるで生クリーム

東南アジアの風景 (186) ミャンマー|ミングォンの白亜の塔はまるで生クリーム

今回も引き継き2017年にミャンマーのミングォンに行った時のこと。

建設が頓挫した巨大仏塔ととは別にこの小さな村にはもうひとつ素晴らしい遺跡があります。

シンピューメェ・パゴダはミングォンの仏塔を造らせたボードーパヤー王の後の王、バーヂードー王が、亡くなったシンピューメェ王妃を偲んで建てさせた白亜の仏塔。
他界した妻のために白い廟を建設したというのはインドのタージマハールと同じですね。

未完

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東南アジアの風景 (170) ミャンマー|アジア3大遺跡のバガンで夕陽を見る

東南アジアの風景 (170) ミャンマー|アジア3大遺跡のバガンで夕陽を見る

ミャンマー屈指の観光名所で壮大な遺跡があるバガン。ここに来たら外せないのが夕陽鑑賞。約3000と言われる仏塔が林立する中、エーヤワディー川に沈む太陽はただただ圧巻で感動的です。
2015年の2月、念願のバガンにやって来ました。

バガン観光のハイライト。日没の1時間前からスタンバイです。観光シーズンには場所取りもたいへん。赤レンガで造られた大小様々な仏塔。夕陽に照らされて徐々にオレンジに輝やいてい

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