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【第3回】双極性障害と診断されるまで―急性副鼻腔炎①

双極性障害と睡眠障害を抱えている院生のかぐらです。

今回は、私が去年7月から9月にかけて患った急性副鼻腔炎についてお話します。慢性になると蓄膿症とも呼ばれています。蓄膿症なら聞いたことがある人も多いと思います。はじめに副鼻腔炎とは何かについて説明します。

鼻の中には、副鼻腔という空間が鼻腔を囲むように全4種類の左右合わせて8つ存在しています。それら8つの副鼻腔のどれかが炎症を起こすことを副鼻腔炎といいます。鼻づまり、発熱、頭痛、顔面痛、歯痛、後鼻漏などの症状が出ます。この症状が3か月以上続くと慢性副鼻腔炎、治る場合は急性副鼻腔炎と判断されます。

私は急性副鼻腔炎と診断され約3か月、苦しみぬきました。予想以上に苦しく、どんな症状があって、どんな対策があるのか知っていれば良かったなぁと思うことも多く、副鼻腔炎や蓄膿症の闘病ブログのおかげで心が支えられていました。

私も急性副鼻腔炎を患った者として恩返しをしたいと思い、急性副鼻腔炎はどんな症状でどんな生活をしていたか、今の調子はどうなのかを語りたいと思います。

私が急性副鼻腔炎となった始まりは6月の下旬。友人の家に泊まりに行っていたときに喉の渇きを覚えました。水分をとっても変わらずイガイガして気持ち悪かったです。しかし、ただの風邪になる前だと思っていた私は、家にあった薬で乗り切ろうとしていました。

喉の不調を放置しながら数日が経ち、アルバイトのライター業務をしていたとき、体がどんどんだるくなり熱を出しました。熱は一日くらいで下がりましたが、熱を出してから鼻水が止まらなくなり、しかも鼻水が”真緑色”で「私、エイリアンになってしまったのか…?」と恐怖を感じたほどです。

怖くなった私は、「鼻水 緑」と検索しました。すると、副鼻腔炎の情報が多量にでてきました。こりゃあ大変、病院に行かないと、とこの時点で焦り始めました。なぜなら、どの情報でも副鼻腔炎の完治単位が数か月…や慢性化すると年単位で症状をかるくしていかなければいけないとあったからです。

検索してすぐに耳鼻科を予約し、病院に行きました。そこで見事に急性副鼻腔炎と診断され、全治1か月と言われました。鼻水が出るようになって1週間しない内に行ったはずなのに、全治1か月です。鼻水が出た時点で副鼻腔が炎症を起こしているため、遅いのでしょう。

また、禁酒令も出ました・・・。地味にショックを受けました(笑)。アルコールによって、炎症部分がより腫れてしまい症状がひどくなってしまうそうです。

副鼻腔を調べる診察もなかなかしんどいものです。長細い管のようになっているカメラを鼻の中につっこんで写真を撮ります。そしてお医者さんと一緒に私の鼻の中を見ました。痛いし、気まずいような恥ずかしいような気持ちでした。その後に吸引器をしましたが、それはすごく呼吸が楽になったので良い気分になれました。

そして、うがい液、鼻にプッシュするタイプの点鼻液、錠剤6種類をもらいました。初めてこんなにたくさんの薬を処方してもらいました。その後一か月、これらの薬とのお付き合いが始まるのです。

毎日これだけの量の薬を摂らなければいけなかったのは精神的にダメージも大きかったです。鼻や喉が調子が悪く食欲もないのに、薬を飲むために食事をしなくてはいけないのです。うまく睡眠をとれないのに、薬を飲むために起きる時間も寝る時間も自分の好きなようにできないことも辛かったです。

つづきを書いていきたいところですが、区切りが良くなったので今回は副鼻腔炎になる前の症状から病院で急性副鼻腔炎と診断されたところまでにしようと思います。私とおなじような症状が出たら、すぐに耳鼻科に行ってください。私ははやく行ったおかげで慢性化しませんでした。それでも「最低」1か月は副鼻腔炎に悩まされます。急性でも慢性でも辛い病気には変わりないのです。

次回は急性副鼻腔炎と診断されてから最も苦しかった1か月の症状と生活について語ります。ぜひ次回も読んでください!

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