川原洋佑

毎日15分、は13日しか続かなかったものの、文章を書く練習を引き続き。

川原洋佑

毎日15分、は13日しか続かなかったものの、文章を書く練習を引き続き。

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霧の夜にラジオを聴いて文章を書き始める

私はランニングを趣味としている。昨日は少し霧が出た夜だった。いつものようにオープンイヤーのイヤホンを耳に駒沢公園を走り出した。いつもはお気に入りのポッドキャストチャンネルを聴きながら走るのだが、今日は新着コンテンツがない。何を聴こうか、と思い出したのは、先日妻の初トレイルランニングレースデビューの帰り道、車の中で偶然耳にしたJ-WAVEである。TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING、ナビゲーターは野村訓市さん。これでもかというくらい低い声と落ち着いた口

    • 第8回トレニックワールド100mile & 100km in 彩の国

      画像引用元:トレニックワールド100mile & 100km in 彩の国 公式Webページ 去る2023年5月20日(土)~21日(日)に、埼玉県の越生町・ときがわ町・飯能市ほか一帯を舞台にトレイルランニングレースが開催された。 もう7月になってしまった。完全に書き忘れていたのだが完走Tシャツが届いたので、薄れた記憶を辿って備忘録としてレポートを残しておこうと思う。 彩の国とはこのレースは、トレイルランナーの間では通称「彩の国」と呼ばれ、100mile(160km)部

      • 生成AIによる嘘と真実

        久しぶりにnoteを書こう。久しぶりすぎて、どんな口調で書いていたかも忘れてしまった。 昨年のChatGPT3.5のリリース以降、生成AI界隈が賑わい、テキストだけでなく画像や音楽の生成も刻々と進化し、簡単には人が作ったものとの判別がつかなくなってきた。 「嘘だった」、「コピーしたであろうそっくりな実物が元々あった」、などのハプニングは今や日常茶飯事である。 AIを使った生成は、人が同程度のものを創ったり作ったりするのに比べて、短時間でできることが多いので、成果物自体を

        • 私は騙されている

          今日立ち寄ったスーパーでの出来事。 2階に生鮮食品売り場があり、エスカレータを昇るとたくさんのオレンジが陳列されている様が目に飛び込んできた。 順路に従いオレンジの前を通ると、パァっと柑橘の香りが鼻をつき、いつになく強烈にオレンジを食べたくなったのだが、その時はとりあえず前を通り過ぎた。 2階の売り場を一周したのちに、やはり買おうと戻ってきて、オレンジを一袋カゴに入れた。 次は地下1階へ向かおうと、オレンジ売り場の横にあるエレベータのボタンを押し、到着を待っていた。

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        霧の夜にラジオを聴いて文章を書き始める

          家族に学ぶ

          年始の挨拶の席にて、両親や祖父母、ご先祖がどのような人生を歩んできたのか、あれこれと昔話を聞かせてもらう機会があった。 初耳エピソードや、自分が子供の頃に聞いて間違えて覚えていたこと、記憶が薄れて勝手な脚色を自分の中でしていたことなどが思ったよりあった。 結果、何が起きたかというと、私は自分のことを長らく勘違いしていたかもしれない、ということに気づいてしまった。 自分は、誰それの血をひいている、〜な環境で育った、といったことがアイデンティティの一つの柱になっていたように

          家族に学ぶ

          ほんとうのこと、自分の言葉、責任

          15年ほど前のことである。シンガーソングライターを数年間やっていた。と、胸を張って言う気にはなれないのだが、一人でギターの弾き語りをしてライブハウスやストリートで歌っていた時期がある。十数曲だけだが、曲も歌詞も自分で書いてみた。その頃、歌詞を書いているときに毎回思うことがあった。ほんとうのことを書けているだろうか、自分の言葉で書けているだろうか、と。もうひとつ、友達から言われてずっと心に残っていることがある。自分の言葉に責任をもっているか、と。 こうしてブログを書くようにな

          ほんとうのこと、自分の言葉、責任

          銭湯ラン

          銭湯、温泉、サウナが大好きである。昨日は東京1010クーポンの恩恵にあずかろうと、妻とともに走って銭湯へ。 最短ルートを検索すると、遠方になるほど幹線道路多めの道順が推奨される。うるさいのも、排気ガスも、人・車・信号が多いのも嫌いである。都会暮らしには不向きな性質である。なんとなく方角を意識しながら、時折現在地を地図で確認しつつ、住宅のあいだを縫うように走るのが好きである。分岐があるたびにキョロキョロとあたりを見回し、おいでおいでと呼んでいる気がする方へと進んでいく。起伏を

          銭湯ラン

          喪失感

          本日、バイクを手放した。約7年の付き合いであった。乗った距離は一般的な基準でいうと短いほうなのだが、それでも振り返ってみると思い出がたくさんある。 バイクは左右のバランスを取る必要があったり、生身で外界と接していることもあり、車に比べて感覚をたくさん使う乗り物である。風圧、路面状況、エンジン音、いろんなことを常に感じ取りながら操るのが楽しい。しかし、乗るのに適した季節や天候は限られており、移動手段としてはなんとも不便なものだ。最高のバイク日和に乗ったことよりも、真夏、真冬、

          生き延びる準備はできているか

          日記を書くことを習慣づけるのは予想通り難しかった。熱を出して連続投稿が途切れた途端に継続力がなくなる。まぁそんなものだ私は。気長にやっていこう。 今日は移動しながらポッドキャストを聴いていた。ランニング系YouTuber「ガチオ」さんのチャンネルだ。沖縄のトレイルで遭遇する可能性のある野生動物について話している。襲われたらどうしようか。聴きながら、いつの間にやら私の頭は空想の世界へ。猪、野犬や猿の群れ、狼、熊、数々の獣たちと死闘をくりひろげた。 蹴りや拳は全く当たらないし

          生き延びる準備はできているか

          2022 FIFAワールドカップ カタール | 日本×クロアチア

          書く練習、13日目で連続投稿が途絶えてしまった。突然の高熱に一晩うなされたのだった。同じころ日本代表も激闘を繰り広げていた。その闘いを1日遅れで今観ている。 最後まで走り続ける彼らの姿に目頭が熱くなった。延長・PK戦の末に敗れてしまったが、試合翌日のTwitterを見ていて大きな変化を感じた。過去、日本代表が敗れた際に再三聞かれたような「得点力不足」といった声はひとつも見られない。ついにフィールドプレーの内容ではなく、批判の対象が「PK練習不足」まで来たのだ。4年間の集大成

          2022 FIFAワールドカップ カタール | 日本×クロアチア

          入荷と開催

          最近TwitterやInstagramを見ていて気になることがある。 「新商品が入荷しました。」 「セールが開催しています。」 こういう表現を目にする機会が多い。 正しくは、「新商品が入荷されました。」「新商品を入荷しました。」「セールが開催されています。」「セールを開催しています。」である。 見かけるたびに心がもやもやするのである。 言葉は生き物である。誤りも多くの人が使い続けることで誤りではなくなってゆく。例えば「破天荒」や「確信犯」といった言葉は、現在多くの人が

          入荷と開催

          映画『THE FIRST SLAM DUNK』

          画像引用元:映画『THE FIRST SLAM DUNK』公式Webページ 本日は映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公開日。私はまだ観ていない。観たいのだが、観るのはちょっとこわい。 1996年に「第一部完」となって、はや四半世紀以上経っている。 2004年に旧神奈川県立三崎高校の黒板にチョークで描かれ、3日間だけ公開された『あれから10日後-』があったものの、文字通り時間は10日しか過ぎておらず、私の中の彼らはまだあの夏にいる。 中学時代バスケ部だった

          映画『THE FIRST SLAM DUNK』

          2022 FIFAワールドカップ カタール | 日本×スペイン

          やってしまったのである。寝坊を。 深夜2時5分に突然目覚め、時計を見てなぜか慌ててベッドから飛び起き、テレビをつけた。そして突然我に返り再び一瞬で眠りについた。(試合は4時からだ。) 目覚まし時計は一切聞こえなかった。止めた記憶もない。 次に見た時計はすでに6時を回っていた。少し血の気がひいた感じがした。今大会お決まりの超ロングアディショナルタイムに淡い期待を寄せつつ、布団の中でスマホのABEMAアプリを起動した。 にーいち? 私の細い目が人生で一番開いたかもしれな

          2022 FIFAワールドカップ カタール | 日本×スペイン

          いつもと違う道

          最近意識していることがある。少し遠回りになったとしても、なるべく通ったことのない道を行くようにしているのだ。 初めての街にわざわざ行かなくても、日常生活の中で新しい刺激が脳に入り新鮮な気持ちになれる。知らない道は思った以上に多い。 斜めの道や曲がりくねった道に入ると、行きたい方向に進めなくなることがよくある。知っている道に出てどこにいるのかわかったときには、目指していた方角とは90度ずれているなんてことがよくある。方角がわからなくなったということは認識できていて、道中は子

          いつもと違う道

          デジタルとアナログ

          昨日の日記の中にあったキーワードを題材に今日の日記を書く、ということをやってみる。 デジタルとアナログ、この話題になったときに口に出すかどうかは別として、私の頭に毎度必ず浮かんでいる思い出がある。学生時代の思い出だ。 友達の家で、CDとレコードの聴き比べを初めてした時のことである。この時聴いたのは、ライヴ盤としては名盤中の名盤と言っても過言ではないDonny Hathawayの「LIVE」。同じアルバムをデジタルとアナログの両方で友だちが持っていたのだ。先にCDを聴き、そ

          デジタルとアナログ

          ほんとうに大切なものはいくつあるんだ

          昨日は日付変更の30秒前に慌てて投稿し、なんとか7日連続note投稿を達成した。10分でさっと書けるほどの力はまだ当然なく、300文字程度の短い日記となった。「走りながら考える」と題したものの、考えたことについては全く書くことなく終了してしまった。続きを書いてみよう。 この日友人と走りながら色々と話し、自分の中に色濃く残ったものを書き記しておく。端的に言うと、ほんとうに大切なものはそれほど多くはないはずだ、という至って聞き慣れた話である。もはや当たり前と言っても良さそうな話

          ほんとうに大切なものはいくつあるんだ