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生き延びる準備はできているか

日記を書くことを習慣づけるのは予想通り難しかった。熱を出して連続投稿が途切れた途端に継続力がなくなる。まぁそんなものだ私は。気長にやっていこう。

今日は移動しながらポッドキャストを聴いていた。ランニング系YouTuber「ガチオ」さんのチャンネルだ。沖縄のトレイルで遭遇する可能性のある野生動物について話している。襲われたらどうしようか。聴きながら、いつの間にやら私の頭は空想の世界へ。猪、野犬や猿の群れ、狼、熊、数々の獣たちと死闘をくりひろげた。

蹴りや拳は全く当たらないし当たったところで効かない。大きめの石で頭を殴りたいがおとなしく頭を差し出してくれるわけもない。太めの木を振り回しても当たらないか、弾かれる。枝で目を突こうにもこれも当たらない。運よく当たれば多少の効果があったのは、小石や土をとにかくたくさん握って顔面に全力投球する散弾銃式の目潰しくらいだ。それでも結局怒らせるだけだ。彼らの爪が、牙が、理不尽な筋力が、私に向けられる。何回死んだだろうか。一人でも死んだし、妻を木の上に逃しながら犠牲になるパターンでも死んだ。そうだ、野生動物と闘ってはいけないのだ。武井壮レベルでないと勝負にならないのだ。

大自然のなかでは人間は圧倒的に弱者である。都会に住んでいるとついつい忘れてしまうが、地球は人間だけのものではないし、道具や兵器がなければ人は簡単に死んでしまう脆い生き物だ。なぜか人間だけが他の動物とは違った知能の発達を遂げてはいるが、地球を支配した気になるのは間違いだ。自然と対峙すること、ただそれを想像するだけでも生かされていることを強く感じる。

心の持ちようも同じだと思った。弱さを知ることから始まる。弱さを知り、強くありたいと思う。強くなりたいではなく、強くありたいと思う。確か天下無双の宮本武蔵もそんなことを言っていたな。では、また。

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