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志低くとも「やり抜く」こと

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今働いている会社がベンチャー気質なところがあり、日々新規獲得のための商談やヒアリングで忙しなさそうだ。目の前のデスクで、パソコン越しに繰り広げられているであろう攻防戦がいつも目に入る。

そんな社風ということもあり、会社の図書スペースでおすすめされている本は、大抵営業マンや未来の経営者向けの本が多い。たまに物好きな方が小説などを申請しているようだが、基本はビジネス関係の本である。

最近手に取ったのが、アソビューCEOの山野智久さんの「弱者の戦術」ダイヤモンド社 (2021)。流行病により人々に外出自粛を強いられた中、遊び予約サイトの運営会社がいかに生き残ったかを記す。

本著の最終章にて、起業家に向いているのは「やり抜ける人」という節がある。

起業すると、まったく想定していなかった無理難題の状況下に置かれます。前例も正解もない。それでもやらなきゃいけない。だから「やり抜ける人」が起業家に向いています。

同著 221頁より抜粋

たかだか読書会を主催しているだけの自称読書家が、ビジネスで大成した経営者と同じように語るのは大変おこがましいですが、こういう気概は非常に重要だと思う。

所詮は読書会の運営、参加者が集められなかったとしてもレンタルスペース代のみで済む。むしろ一人で自由に使えるから好都合なときもある。

とは言え、一人で続けるのはやはり大変である。今の所体調不良で中止にしたことはないものの、何かを続けるのは根気とモチベーションがいる。

知り合いからも「毎週読書会を開催して、流石に今日はやりたくないなって思うことないの?」とよく訊かれる。

そりゃ私だって今日は面倒臭いなと思う日もある。でもそれを理由にやめてしまったら、私の読書会を楽しみにしていた人に申し訳ない。お金を頂いている以上、その分のベネフィットを提供する使命がある。

別に、私に崇高な目的意識があるわけではない。神保町で最も有名な読書会になろうとか、より神保町の知名度を高めようとか、大それたビジョンがあるわけでもない。

ただ続ける。続けることに意味があると思うから、やり続ける。

やり抜けるってのが、一体どこまで行けば"やり抜いた"と言えるのか、正直よく分かっていない。

だからこそ、やり続けること自体が称賛に値するのかもしれない。

でも本当に、私が読書会を続けた先に、一体何が待ち受けているのだろうか。

哀れなり、弱き者よ。それではまた次回!

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