ビジネス書は役に立っただろうか
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
先日の読書会にて、川口さんってビジネス書とか読むんですかと聞かれた。
最近は小説ばかりだけど、読まないことはないよと答えたところ、さらに何か役に立ったことはありますかと聞かれた。
結論、読んだからこそ、今の仕事観や人生観を作り上げたとは思うけれども、即効性のある実用的な技術を得たかと問われたら、あまりない気がする。
後者はただ単純に、書いてあることを実際にやらないという、本を読んでもアウトプットしなかったからというのもある。
第一、読んだ内容を試そうという機会がない。コミュニケーションの本とか読んでも、そもそも人に会わないし、わざわざ実践しようという気にもならない。
だからだろうか。個人的にはカーネギーは「人を動かす」よりも「道は開ける」の方が好き。だって「人を動かす」気がないもの。
結局、本を読むだけで行動が変わらなければ、何も変わらないのも事実。金持ちになりたいならば、金持ちと同じ行動や思考を真似するのが最短ルートではある。
一時期はそういう、いかにも「自力で稼ぐぞ!」「億り人になるぞ!」って感じの本を読んでいたけれども、最近はめっきりである。そんな熱量を持って仕事はできない。
それこそ逆に、クルベウの「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」やハ・ワンの「あやうく一生懸命生きるところだった」の方が印象に残っている。
米澤穂信さんの「氷菓」の主人公 折木奉太郎の言葉を借りれば、
だが、今でさえビジネス書は役に立ったかと疑問に思うことはあっても、色々試してみたからこそ、今の仕事をしているのも事実。
困ったことに、今はWebライターとして働いていて、困ったことがない。
まだまだライターとして働いていて1年ほどしか経っておらず、多少成果は上げられているとは言え、まだまだ至らないことばかりである。
それでも、昔に比べたら確実成長しているし、リライト作業も苦手ではなくなった。
「好き」なことを仕事にしているためか、何をしても成長を実感しているし、無駄なことなんて何もないんだと思える。
私の場合、ビジネス書や自己啓発系の本を読んできたからこそ、ある種の遠回りをしてきたからこそ、今の仕事に就いている。
自力で稼ぐ仕事は向いていなかったし、かといって、毎日同じような仕事ばかりの事務職にも耐えられなかった。
でもそれも、自己啓発系の本を読んで実際にやってみようと、行動に動き出せたからだ。例えそれが、当初の想定からして上手くいかなかったとしてもだ。
そう思うと、今となっては、やっぱりビジネス書や自己啓発本というのは、私の人生の役に立ったと言える。
ある意味、自己投資は成功だったのかな?回収している感覚はあんまりないけど。それではまた次回!
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