9月25日 読書会報告
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
9月25日の午後に開催した「東亰讀書倶樂部」読書会の報告です!
今回は新規の方が7名での合計8名で神保町散策と読書会。なんと中国と韓国の方がいらっしゃったグローバルな読書会。東京読書倶楽部に新しい風が吹く。
日本の作品は詳しくないので…と前置きしてからの、紹介する本が”与謝野晶子”で全員驚愕(笑)。文化に国境はないのだと、改めて実感する会でございました。
・紹介して頂いた本
寺島修司「花嫁化鳥」KADOKAWA
民俗学に触れたいならば、入門としておすすめの作品。著者の寺島が日本各地の祭りや伝承、現地の人の話を聞いた話などを記す。紹介者曰く、民俗学を学んでいくと、沖縄の文化に繋がっていくらしい。
与謝野晶子「みだれ髪」
時は春、京都の荘厳なお坊さんと女性の恋愛を描く。様々な女性の変化を表現し、素直に人間関係について語る。与謝野さん自身が10人くらい子供を育てた波乱の人生を送っているが、こんなにも素晴らしい表現ができることに感動する。日本の作品を、中国語で読むと、どう表現されるのだろうか。
ヴィクトル・ユーゴー「レ・ミゼラブル」KADOKAWA
主人公ジャン・ヴァルジャンはパンを盗んだ罪で懲役19年の刑に処される。出所しても囚人としてしか生きられない主人公の前に現れたミリエル司祭。「彼は盗んだのではなく、私があげたのです」と言う司祭の、主人公の人生を変えた生き方に憧れを持った作品。
チョン・ソンラン「千個の青」早川書房
韓国で有名なSF作品。時は近未来、様々な分野でAIロボットが人々の生活に役立っていた。競馬場の近くでレストランを営む家族は、ゴミ捨て場にロボットが捨てられているのを見つける。まだ走りたい老馬と、なんとしてでも走らせたいロボット。家族と馬、そしてロボットの成長物語。
次回の読書会は、10月22日(土)のBOOK&BOOZE 飲み有り読書会と、23日の散策×読書会でございます。
ご興味ございましたら、Peatixまたはコメントにてお待ちしております。
皆沢に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)
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