汐見かわ
2,000字〜4,000字程の読み物。 ふと思い付いた設定や、決められたお題で考えた小説。表現を練習した書き物。言葉遊びだったり、ふざけていたり、いろいろ。
練習帳の中から特に自分が気に入っている小説たち。 設定や人物をしっかり考えれば面白い話になるんじゃないかなぁと思ったりしたもの。ネタ帳的な感じ。マガジン内は消えたり増えたり入れ替わる可能性有り。
日記という名の雑記。ブログともいう。 好き勝手にあれやこれやを綴っている。人となりが分かるかもしれないし、わからないかもしれない。
1,000文字程かそれ以下の超ショート。気休めに書いた物。
note仕様の連載物。どこから読んでも一話完結。お好きなように読んで下されば嬉しいです。 【あらすじ】 髙岡誠一郎という青年がその日に起きた出来事を普通に感じて、ごくごく普通なことを思ったり、普通なことを言ったり考えたりする平凡で普通な短編集。
私は隙間時間に小説を書いている人です。 物語を考えて文字にしている時は俗世を忘れられるのです。そして自分でにやにやしています。なんと贅沢な時間の使い方。幸せー そんな私の記事が少しずつ増えてきたのでマガジンのご紹介です。 【メイン】 全て2,000字程の短いお話。 男主人公だったり、女主人公だったり、恋愛、ホラー風、グルメ、阿呆、不思議…いろいろあってちょっとよくわかりません。作風は定まっていないと思います。お好みの話が見つかれば幸いです。 練習帳の中から自分が特に気
noteさんに あんた今月記事書いたら継続18ヶ月だから記事公開しときや と、ご連絡が! じゃあお言葉に甘えて… 今日は雨です!寒い。 以上。 (秋からめちゃくちゃ生活が忙しいのでした) \( ˆoˆ )/わー
前回のお話↓ その時、波打つ液体の一部が大きく跳ねてこちらに向かって来た。 「え、やだ! 何?」 咄嗟に目をつぶり顔に手を当てると、冷たくてどろりとした感触が手の甲にぶつかった。 「うわ……」 吉田が引きつった声を上げた。 うわって何? 何でそんな風に言うの? 傷付くんだけど。そんな声を出さなくても良いじゃん。そこは「大丈夫か?」じゃないの? スライムが私に飛びかかってきたの? 何が起きたの? あと、やっぱり吉田って本当に嫌い。 「え、何? 何? 意味わ
とろりとした液体をプラスチックのコップに入れ、吉田は別に用意していた水をその中に混ぜた。 「ここでよーく混ぜる。色をつける時はここで入れるんだって」 「何色にしよう」 「水色で。その方がスライムっぽい」 「絵の具を入れるの?」 「食用色素がある。粉のやつ」 私の所属する科学部は文化祭で出す出し物を何にするか決めている最中だった。 何名かの部員がチームを作り、班になって班ごとに発表をする。 私は同じ学年の吉田とペアを組み、スライムを作って文化祭に来る人たちに配ろうと
前の話↓ 怪しいじゃがいもは出てくるのだろうか。出てきたとして、捕まえた方が良いのだろうか。噛んだり毒を出したりしないだろうか。どんな生き物だろう。見た目はじゃがいもだけれど。 いや、待て。 そもそも何かと見間違えたのではないだろうか。そんなものは最初から存在していない。育児ノイローゼによる幻覚だろう。 私は酷く疲れている。 「おーい、チャラポテ。カッコいいオープンカーだよ。いつもウェーイって言ってるヤツ」 「マジか。フル? セミ?」 「よくわかんない。けど赤いよ
畳んでいない洗濯物の山。見るだけでげんなりする。 いや、タオルは何枚か畳んだが、それ以外は取り込んでから床に放置してそのままだった。 その畳んだタオルの上に頭を乗せて、おもちゃの車で遊んでいる息子。 「けいちゃん……洗濯物の上に頭を乗せないで」 「ぶーん」 「けいちゃん……」 「どうんっ! ぶふー!」 息子はこの前見せたアニメ番組に感化され、ずっと車のおもちゃでレースごっこをしているらしい。彼の頭の中ではアニメの中のポップで愉快な世界がそのままに広がっているのだろ
…とのことです。ありがとうございます。 noteを開くとこんな風にお祝いをしてもらえる時があるのですが、いっっっっつも忘れるのです。 今回はちゃんとスクショできましたよ。良かった。良かった。 お話はこちらから↓ 私は面白そうだなと思った言葉や、人から聞いたエピソードをネタとして使えるかもーと、よくスマホのメモ帳でとっさにメモるのですけれど、そのメモ帳に 「ちゃらポテ」 とひと言だけ謎の言葉が残されていました。 何のこっちゃさっぱりわからず、どういった内容を構想してい
麗かな午後のひと時。 小鳥がさえずり、手入れのされた薔薇のアーチを眺めながら紅茶を飲む。 優雅で満たされた美しい時間。 もう最高。 「フレイラ様、お菓子を焼きました。いかがですか?」 「ありがとう。頂くわ」 使用人のロザリーが焼き立てのマドレーヌを持ってきた。バターの芳醇な香りがふわりと鼻をかすめ、これは食べなくても美味しいものだっていうのが分かる。 5個くらい一気に食べたい。誰も見てなかったら全部余裕で食べられる。 いかんいかん、そこは我慢しなければ。な
ポケットモンスター略してポケモン。 知ってますよね?なので説明は省略します。 最近、Nintendo Switchのゲーム。ポケモンシールドをプレイしております。 こちらはシールドとソードという2パターンが販売されており、内容は同じで出現するポケモンの種類がそれぞれ違うのです。 で、私はシールドの方を持っているというわけです。 発売は2019年と、3年も前で現在はアルセウスという新しいポケモンゲームが出ているそうで、この冬にはさらに新しいポケモンゲームも出るそう。 何かも
前回の話↓ 駅で降りた二人は商店街とは反対側の通りを進み、いくつかの細い道を曲がると目的の物件「山吹荘」に到着した。 一階の扉は傾いて開き、廊下に面した窓は割れている部屋もあった。 空き家なのは一目瞭然だった。 山吹荘の向かいには比較的真新しいアパートや一軒家が建ち、山吹荘だけが辺りとは別の次元に存在しているように朽ちている。 「山吹荘」と書かれている木札は地面に落ちていた。建物の周りには雑草が生い茂り、二階へと続く階段には人が立ち入らないようにとロープが張られて
暗く急な階段を上り、薄暗い廊下をつきあたりまで進んだ扉に書かれていた。 『坂ノ上不動産』 他の部屋は使われていないのか建物内は死んだように静かで、廊下の蛍光灯はちかちかと点いたり消えたりを繰り返している。 薄暗くどこか陰気でじめじめとした匂いのこもる建物だった。 「ごめんください……」 恐る恐る扉を開けると扉はぎいと甲高い音を立てた。蝶つがいの部分が錆びているのだろう。廊下に大きく響き渡る音が気恥ずかしく、女は居心地の悪さを感じた。 部屋の中を見ると、中には
明日、杏佳の結婚式があるって。 明日? 明日の土曜日? 嘘でしょ? 何でまたそんな急に……用意が何にも出来ないよ。 「明日だって。どうしよう」 「何着て行こう」 「すごい急だね」 「どうしようどうしよう」 「先生に聞いてみよう」 「先生に聞いたら黒いスーツで良いって」 「わかった、黒のスーツなら持ってる。しょうがないそれで行くしかないね」 「明日だからね」 「わかった」 私、パーティードレス持ってる。家に置いてある。わざわざ買ったやつ家にあるんだけど。 みんなに合
週連続が途切れてしまった… やっぱり10日間空くのはダメみたいです 日付けが変わる前の日曜日だったらたぶん大丈夫だったんじゃないかなと 残念ー! でもまぁ、あまり無理して続けるものでもないですしー でも悔しい (;ω;)
あまりにもショッキングでしばらくいろいろな情報から距離を置いていました。 ちょうどその日の午後に会社に来た営業さんが 「気持ちがぞわぞわするので、誰かに言いたくて…」 と言っていて、『気持ちがぞわぞわする』という表現がまったくその通りだなと思いました。 少し前の、その場に立っていた映像が繰り返し繰り返し放送され、倒れた直後や爆発音のような音、その場にいた人のインタビューなど、私には刺激が強過ぎました。 そしてお亡くなりなったのがとてもショックでした。 月曜日の朝から
7月○日 曇り時々雨 しばらく居間の棚の上に飾ってあった 誠一郎はかく語りき 帳場の上に母の作ったくす玉がいくつか置いてある。趣味で時々顔を出している集まりで作って来たものらしい。 何枚かの折り紙を組み合わせて作るそうで、色の組み合わせでいろいろな雰囲気のくす玉ができるのが気に入ったそうだ。明るい色のもの、落ち着いた色のもの、可愛らしい色のもの。 木製のいかにも古めかしい帳場の上は華やぎ、手のひら大のくす玉が誇らしげに鎮座している。 「ごめんくださぁい」 走り
わざわざ人に言う話でもないし、けっこう普通にあることなんじゃないかな?とも思ってたりもするので、その辺のことはよくわからないのですけども… 私、たぶん赤ん坊の頃の記憶があるっぽいです。 1歳未満くらい? ただ、かなりぼんやりとしているのでもしかしたら夢で見た内容を記憶と思っているだけかもしれません。 こんな記憶です。 私は畳の部屋にいて、座卓の足が見えています。座布団の上に寝かせられています。 おむつの取り替えです。 母が紙おむつを履かせてくれています。 紙おむつのビニ