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企業(会社)の意味を漢字を通じて改めて考える。現在、人生二毛作目の14歳。

黒船と言われたiPhone上陸して断崖絶壁に追い込まれて越境や共創に取り組みはじめた結果、多くの新しい体験をしました。その一つがワールドカフェ。そして、ワールドカフェで模造紙に落書きすることで漢字にも引き込まれるようになりました。

ワールドカフェと漢字

ワールドカフェでは模造紙を囲んで4〜5名と一緒に対話をし、その内容や気づきなどを落書きします。普段メモする時の走り書きとは違って、相手の思いを文字に込めることもあり、書いた文字、特に漢字を意識するようになりました。

例えば、よく例示される「幸」と「辛」の違い。横棒一本を加えると幸せになるという内容。確かにそうなのですが、ワールドカフェを通じて気づいたのは横棒一本の有無に加えて、一画目の違いでした。

自分の考えが正しいと押し通す前に、一旦止まって俯瞰すること。止の上に横棒。視点を上げて、360度見渡す一筆がないと「正」の漢字には至らない。最初の横棒が「正」と「止」の違いを生む。
同様に「幸」と「辛」も横棒の有無の一筆違い。最初に見渡す余裕があると幸せになれる。

漢字を通じて考えた「企業」の意味

会社から越境して共創していたこともあり、会社の意味を考える機会が増えました。会社(企業)という存在とは何なのか?

企業の屋根の下に止まっていては、イノベーションを創出できない。企業は「企む」ことが生業なのだからイノベーションを創出するために「Thinking out of the box.」という姿勢が大切。一方で、屋根の下に止まって、屋根を支えることも大切。つまり、ブランディング。イノベーションとブランディングの両方を気づかせてくれた「企」という漢字。


そして、2020年に今一度考える「企業」の意味

企業の2つの意味「イノベーションとブランディング」に辿り着いたのは、人生二毛作目の9歳だった2014年でした。マーケティングを専攻している大学生による「関東学生マーケティング大会」の最終発表会に審査員として参加した際、講評時に紹介したのが最初だと記憶しています。

そして、今、2020年に改めて「企業」の意味を考えています。2013年の時には「会社(の社員)」を主語にしていました。昨今はプロジェクト単位で集まる活動が増加しており、志を同じにした個人が集まる場が重要になってきました。つまり、主語は「個人」に変わりつつあります。

「企」という漢字を再定義する

会社の中(屋根)に止まり、屋根を支えることを意味する「企」に対して、個人を主語にした時の漢字はどうなるんだろう?と考えました。

●「止」の反対は「動」。

●会社を表す屋根(人)でなく、個人を主語にする。なので人偏。

「企」を再定義すると「働」になりました!(驚)
さらに、屋根(人)の部首は「ひとやね・ひとがしら」ということを知りました。人が止まると「企」(会社)に、人が動くと「働」になるということ。

企業(会社)の意味を考え直す。
企業の屋根の下に止まる従来の働き方を表現する「企」。企業の社員としての働き方。主語は企業(会社)。
一方、個人を主語にする新しい働き方。止まるの反対の動く。会社を表す屋根(人)でなく、個人を主語にする。なので人偏。人が動くと「働」になる。

「企」と「働」の関係性

人は常に動き続けることはできません。時には休むことも必要ですし、サードプレイスのように居場所も必要です。このように考えると会社(企)と個人(働)は共生関係で、片方だけではアンバランスなんでしょうね。

企業(会社)の意味を漢字を通じて改めて考えて学んだこと

これまでは「会社(企)と個人(働)」という順番でしたが、今後は「個人(働)と会社(企)」の順番で考えるのが大切なんだと気づいた人生二毛作目の14歳の夜でした。会社はCompanyよりCommunityという意味合いが強くなるんでしょうね。そして、来月には人生二毛作目の15歳に突入します...。

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