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人生100年時代、人生三毛作。現在、人生二毛作目の14歳。

『LIFE SHIFT』の書評の一つとして以下があります。

これからを生きる私たちは、長寿化の進行により、100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすこととなる。新しい人生の節目と転機が出現し、「教育→仕事→引退」という人生から、「マルチステージ」の人生へと様変わりする。それに伴い、引退後の資金問題にとどまらず、スキル、健康、人間関係といった「見えない資産」をどう育んでいくかという問題に直面するというのが著者の見方だ。ロールモデルもほとんど存在しない中で、新しい生き方の実験が活発になることは間違いない。また、生涯を通じて「変身」を続ける覚悟が問われると言ってもよい。
これまでの成長至上主義から脱却し、自分らしい人生の道筋を描くための羅針盤として、何度もお読みいただきたい。
https://www.flierinc.com/summary/925


ケータイ(ガラケー)の商品企画・商品戦略・マーケティングを担当していた2000年代、常にヒット商品を企画し続けていたこともあり、ずっと勝ち組のままでいられると勘違いしていました。その幻想を打ち砕くことになったのは当時「黒船」と呼ばれたiPhoneの上陸でした。2008年7月11日、日本でのiPhone発売日、始発電車に乗って表参道のソフトバンクショップを訪れた時に目の前の光景を疑いました。人、人、人、・・・。表参道から渋谷まで続く行列。凄まじい熱気の中、これまでの価値観が変わる予感がしました。

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イノベーター層によって発売日には盛り上がったものの、その後、iPhone騒ぎは一段落。一段落しているものの、iPhone騒動と同時期にリーマン・ショックも起きて生活者の価値観の変化は胎動していると確信しながらマーケティング活動を続け、辿り着いた一つの仮説が「SHARE」(共有・共生・共感・共創)でした。2010年の初春に初夢のごとく感じたことを鮮明に覚えています。

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当時、『SHARE』(日本語版:2010年12月18日発売)は発売されておらず、インターネットで調べても情報が少ないため、自ら、ワールドカフェなどの共創の場に飛び込んでいきました。飛び込んだ先で出会った人たちと一緒に活動して新しい価値を生み出すと共に、新しい自分に出会うことになりました。

1972年生まれの僕。当時、37歳。人生100年時代、人生三毛作とするならば、一毛作=33年。37歳の僕は二毛作目の4歳。「越境」と「共創」による人生二毛作目がスタートした瞬間でした。

そして、今は2020年。人生二毛作目の14歳。思春期、真っ只中。このnoteでは人生二毛作目のエピソードを紹介していきます。今後もご覧いただけると幸いです。

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