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1-month ハワイ留学
はじめに
2016年(白鳥,2回生の春),絶対に海外留学したかった白鳥.
同時期に応募したインド留学プログラムは当落があったため,別で「多少お金がかかっても確実に参加できる長期休暇中の留学プログラム」を探していた.
そこで見つけたプログラムが,1ヶ月間もハワイへ留学できる「Study Abroad Program at the University of Hawai'i」である.
現地での観光費や食費を含めると参加費用は50万円以上.
バリバリJASSOの奨学金を借りて学費を工面している白鳥にとって高額であったが,両親に負担していただいた.感謝である.
こうして,2回目の海外留学にしてアメリカ,ハワイへの留学が実現した.
異文化交流プログラム
ハワイの文化や自然にまつわる講座を受講し,ハワイ大学マノア校の学生との交流を通して英語に慣れ親しむ異文化交流プログラムである.
大学の留学プログラムとして,ハワイに関係する個人テーマ学習を行い,最終プレゼンをする必要があった.
宿泊場所は大学寮「Hale Manoa」で,1人1部屋(オートロック付き)でバスルーム共用であった.
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白鳥はオートロックをミスりすぎて,肌身離さず持っていろと輪ゴムをいただいた.3回目以降は罰金$5であった.
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インドから帰国即ハワイ
白鳥は2017年2月11日にインドから帰国し,翌日12日21時のフライトでハワイへ.実は,事務の人と相談して,特別に白鳥だけ1日フライトを遅くしてもらっていた.
帰国後に即洗濯,即パッキングで,まさに「日本でワンバウンド」するような多忙な渡航スケジュールであった.
インドではさほど時差を感じなかったが,ハワイに着いたのは12日昼で「時間を遡ってしまった」.
本来なら,航空機で寝ておくべきところを「スタートレックシリーズ」を一気見してしまったため,一睡もせずに白鳥史上最大級の時差ボケを味わったのであった.
白鳥が直前に参加していたインド留学についての記事はこちら.
米カフェテリアの巧妙な罠
ハワイ大学留学プログラムに参加している日本人学生は,基本的に大学のカフェテリアで毎日3食とることになっている.
日本の大学と違って,アメリカの大学はビュッフェ形式であるため,つい食べ過ぎてしまうことが多かった.
朝食はカスタムメイドのオムレツにベーコン,トーストと食べ放題.夕食はピザにハンバーガー,ポテトとアメリカンフードのオンパレード.本当に巧妙な罠である.
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人生で初めてのアメリカのカフェテリア.「肥満」は他人事ではないと確信した.事実,この1ヶ月で見違えるほど太ってしまった.
また,変な日本語を喋るカフェテリアのピンクおばさんとの会話が毎日の楽しみであった.
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ハワイ飯は期待を裏切らない
カフェテリアのご飯は悪くはないが,世界的な観光地ハワイには美味しいものが本当にたくさんある.
暇があれば外食していた白鳥のお気に入りのお店を紹介したい.
日本にもいくつか店舗がある「Kua Aina Sandwich Shop」.
North Shoreエリアに位置しており少し遠いが,おいしかったので,2度も食べに行ってしまった.
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さらに,その近くにある「Matsumoto's Shaved Ice」でかき氷をいただくまでが一連の流れである.常夏のハワイにぴったりのデザートだ.
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そして,ホノルル市街地にある「Eggs'n Things Saratoga」のPancakesは何度も行く価値がある.
「バベルの塔」を思わせるクリーム,いちごの上にマカダミアナッツが散りばめられた様子は,食べ物でありながら絶景だ.
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日本人学生のジレンマ
本プログラムは同じ日本人参加者と講義を受けたり,フィールドワークしたりすることが多い.
英語学習(特に話すこと)を意識するなら,できるだけ日本人と距離をおき,日本語をできるだけ使わないようにすることが懸命であるが,距離をおきすぎると,最悪一人で観光せざるを得なくなるかもしれないというジレンマがあった.
白鳥がとった作戦は,事前にいきたい観光地から予定を立てて,他の日本人を誘っておき,それ以外の時間で外国人集団の中に切り込んでいくことであった.
例えば,講義をしてくれた教授の研究室に出入りしたり,HPV(Human Powered Vehicle)を製作する学生団体に潜入したりしていた.
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また,知り合ったハワイ大学の友達と人生初のUberを使ってワイキキビーチに行って,サーフィンしたり,夕食に行ったりした.
その友達がふと喫煙し始めたのが(2017年当時は違法だったはずの)マリファナで,アメリカの悪いところもしっかりと知ることができた(すぐに退散した).
観光は徹底的に!
オアフ島での移動は「The BUS」が便利.一律2.5ドルと安く,中でもトランジット(一回降りてもう一度のれる)機能が強い.
独特な車内放送を真似して,「プーン,(言いたいこと)」で会話をするのが流行った.
男子数名で事前に観光地を調べて,プランを作り,レンタカーやバスでオアフ島を徹底的に観光した.
オアフ島に行くなら
Koko Crater Railway Trailhead
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遠くから見たら,ただの小山かとナメていたが,死ぬほど疲れた.ただ,頂上はダイアモンドヘッドを超える絶景.また登りたい.
Waikiki Beach
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ワイキキビーチまでほぼ毎朝ランニングという贅沢(だが太った).一日中いても楽しめる.ワイキキビーチではじめ,ワイキキビーチでしめることが多かった.
Diamond Head
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日の出がとても綺麗.オアフ島の海岸線が一気に見渡せる.ワイキキビーチからみてちょうど太陽がいい感じの場所にくるとリアルダイアモンドヘッドになるんだろうな.
Kualoa Ranch
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ジュラシックパーク等のロケ地で有名で,そびえ立つ山々と青空のコントラストが最高.バギーやジープに乗って大いなる自然を満喫した.
Ka’ena Point
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オアフ島の最西端にあって,歩かないと到達できない.左に海,右に山という壮大なトレイルであった.
野生のウミガメon the beach
North Shoreのビーチに行くと結構高い確率で野生のウミガメと遭遇することができる.
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人生ではじめてのGUN
アメリカは銃社会である.観光の一部としてGun Clubが存在し,観光客でも銃を撃つことができる.
鉄格子に鎖と厳重な管理の下,白鳥はハンドガンを撃った.
普通のハンドガンでこの反動に轟音,途中全部打ち切れるか不安になった.
ゲームではよく使う銃だが,現実では面白さより恐怖が勝った.
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以下のGoogle My Mapで訪問した場所をまとめている.
2022年12月に第50回ホノルルマラソンついでに行ったハワイ島の情報も含んでいる.
真珠湾を忘れるな
1941年12月7日の日本の真珠湾攻撃による惨禍を今に伝える記念博物館Pearl Harbor National Memorialは日本人として訪問しておきたい.
「真珠湾攻撃がアメリカを第二次世界大戦に参戦させ,日本の敗戦に繋がっていく」という歴史の教科書的記述が現実味を帯び,当たり前だけど,今現在の世界と本当に繋がっていることを思い知らされた.
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このように実際に訪問して歴史を知ることの大切さや面白さを実感した
体験であった.
後に,日本の原爆ドームやベトナムのベトナム戦争証跡博物館にも行った.ベトナム留学についての記事は加筆修正中である.
ホームレスが多すぎる件
ハワイは一年を通して温暖であり,世界中から観光客がくるため,ホームレスが比較的生活しやすく,アメリカ本土から片道切符でやってくるものもいるという.
ハワイの華やかさとのギャップのために,つい彼らの行動パターンを観察をしてしまった.不謹慎ではあるが,特徴的な行動パターンを持ったホームレスには識別ニックネームをつけていた.
例えば,バスでNorth Shoreまで向かう時にしばしば見かけたホームレスには「小旅行系ホームレス」.ダウンタウンでバットを振り回しているホームレスには「バット持ちのバッドなホームレス」などである.
うまく視線を合わせずに一定の距離を保つ技術はこの滞在で身につけたと思う.
ホームレス問題はアメリカの多くの都市に共通した解決し難い深刻な社会問題である.
安全第一である大学の留学プログラムにおいて,アメリカの社会問題である麻薬,銃,ホームレスなどについて実際に目にする機会があり,安全管理の意識が上がった.
ビジコンと勘違いした発表
ハワイ留学プログラム最終発表会が1ヶ月の滞在の最終予定であった.テーマはハワイに関連したものであればなんでもよかった.
他の参加者たちが「クジラの習性」や「ハワイの車」について発表しているなか,白鳥はスケートボードやキックボードをシェアする「Boards’ Sharing」を広大なハワイ大学内で運用するビジネスプランを発表.
このプランをブラッシュアップするという名目で,ハワイ大学MBAの学生や理工学部長などのいろいろな人とお話しできたのでよかった.
このように,自分が属さない集団へガンガン切り込んでいく当時の度胸は今後も大切にしていきたい.
おわりに
世界で最も有名な観光地の一つハワイにいた1ヶ月は本当に充実していた.
一緒にいった仲間は良い意味でも悪い意味でも「やばいやつ」ばっかりで,笑いに絶えなかった.
また,ハワイ滞在中に撮影してもらった自分の写真が現在のGoogleアカウントのプロフィール画像である.
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アメリカの大学内に満ちるオープンな雰囲気やフロンティア精神に何か惹かれるものがあった.
いつかまた,アメリカの大学に行きたいと思い始めたのはこの時であったかもしれない.
To Be Continued.
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