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一重コンプレックス、政治への興味...自分のテーマで探究学習を進める高校生に、きっかけを聞きました

今年の4月から、全国の高校で「総合的な探究の時間」が始まりました。

これから日本中の高校生が自分なりの”探究”と向き合っていくようになる中で、そもそも 自分は何のテーマで探究したらいいんだろう? と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

全国でのスタートに先立っていち早く探究学習に取り組んできた高校生たちは、いったいどんなきっかけで自分の興味関心を見つけ、探究のテーマを決めたんだろう。

それを知るべく、いま実際に探究に取り組んでいる高校生たちにインタビューをしてみました!


■テーマ 「政治」 ―SHIROMIさん、高2

Q:「政治」に興味を持ち始めたきっかけは何ですか?
中学生の時に「14歳からの政治」という本を読んだことがきっかけです。実は当時同じ中学生の子が書いた本で、中学生が8人の政治家に取材するという内容でした。「同い年の子がこんなことに興味あるんだ!」「こんなことができるんだ!」と感銘を受けたのですが、そこから政治家ってこんな人たちなんだ、もっと話を聞いてみたいと思ったのが最初でした。
その後、河野太郎さんのTwitterが面白くて、エンタメ的に楽しんでいたのですが、そこで政治の印象が変わったことも大きかったです。政治家ってTwitterでも硬い話をしているイメージでしたが、内容が面白く、一般の方のツイート内容を尋常ではない早さでリツイートしたり、こんな政治家がいるんだ!と思い、さらに興味を持っていきました。

インタビュー「政治から学べることって何だろう?」より抜粋

幼い頃に読んだ本や、SNSを通して印象が変わった経験をきっかけに興味をもっていた「政治」を探究テーマに選んだSHIROMIさん。政治に対しての"怖い"、"堅苦しい"といったマイナスなイメージを持たれていることを課題ととらえ、今後は探究活動を通して校内でのワークショップ開催に挑戦する予定とのこと。

▼インタビューつづき:SHIROMIさんの活動詳細や今後の展望、メッセージなど詳細はこちらから



■テーマ「一重コンプレックスの解消」―MIYUUさん、高1

Q:「一重コンプレックス」に興味を持ち始めたきっかけは何ですか?
自分自身が一重であることで悩んでいたことがきっかけです。小4から自分の一重まぶたが嫌いで、アイプチなどで二重にしようとしていました。でも、K-POPアイドルなど一重まぶたを活かして活躍する方を見て、一重って悪くないなと気づきました。
今まで二重にするためにいろんなグッズにお金をかけてきたのですが、それよりも一重を活かすアイシャドウや洋服にお金をかけた方がいいと思ったんです。知り合いにも高校へ入学する前に50万かけて二重に整形した子がいますが、個性を潰していますしお金も勿体無いと感じます。整形する/しないは個人の自由ですし否定はしませんが、持って生まれた個性を大切にしてほしいし、好きになってほしいからこの活動を始めました。

インタビュー「コンプレックスを好きになるために必要なことは?」より抜粋

自らの容姿に対するコンプレックスをきっかけに、探究のテーマを決めたMIYUUさん。将来自分でコスメブランドを立ち上げるために、専門家へのヒアリングや他ブランドの立ち上げサポートなど、事業家として必要なスキル磨きに取り組んでいます。

▼インタビューつづき:MIYUUさんの活動詳細や今後の展望、メッセージなど詳細はこちらから


いかがでしたか?

今回はふたりの高校生を紹介しましたが、探究学習のテーマ選びについて、ふたりとも自分らしい「好き」や「興味」から出発していましたね。

このnoteマガジン「探究高校生エピソード集」では、様々な角度から探究学習に取り組む高校生のインタビュー記事を紹介しています。

探究テーマ探しに悩んでいる高校生のみなさん、生徒たちのテーマ選びに伴走している先生方、ぜひ他の記事もみてみてくださいね!


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