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#刀鑑賞会

日刀保横浜支部(2023年6月)入札鑑定振り返り

日刀保横浜支部(2023年6月)入札鑑定振り返り

本日横浜支部の刀鑑賞会がありました。
日刀保から刀を借用しての会です。
いつもながら入札鑑定の振り返りを行います。
尚、今回は講師の方が来られず解説が無かったので、個人的な所感を述べるだけのブログです。

・入札鑑定振り返り以下が入札用紙で結果なのですが、本日講師の方が不在で支部の別の方が代わりに採点をして下さったのですがその方も慣れていないと仰っておりました。
私もその場では気が付かなかったので

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横浜支部刀鑑賞会(2023.5)

横浜支部刀鑑賞会(2023.5)

長らくコロナの影響で日刀保横浜支部は活動が中止していたのですが、確か3か月ほど前から活動を再開しており、今日ようやく都合が合ったので約2年半振に刀鑑賞会に参加してきました。

この期間中に辞められた方も多かったようで、今日の参加者は8名位だったでしょうか。コロナ前は倍位はいた気がするのでちょっと人数的にも寂しいものがありますが、その分刀はじっくり鑑賞できるので、鑑定刀を約2時間半じっくり見る事が出

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東京都支部刀鑑賞会(2023/4/15)

東京都支部刀鑑賞会(2023/4/15)

昨日は東京都支部の刀鑑賞会でした。
なんと無鑑査刀匠の吉原義人さんが実演されるとの事で楽しみにしていました。

・吉原さんの土置き実演実演は土置きでした。

焼刃土は粘土と砥石と墨を混ぜたものとの事。
土置きする際はライトを当てる必要があるとの事で、コンマ何ミリの厚さを調整する為に必要不可欠とのこと。
また皆「直刃ほど難しい」と良く言うが、そんな事はなく非常に簡単、というお話はとても面白かったです

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刀鑑賞をするのに良さそうな場所

刀鑑賞をするのに良さそうな場所

刀購入後の楽しみの一つとして、同じ趣味を持つ者同士で集まって鑑賞会を行う方もいるかもしれません。
自宅が広ければ家に招いたり、招かれたりして行えば良いかと思いますが、それがなかなか出来ない人もいると思います。
そのような場合は「場所を借りる」という方法があるので、今回は刀鑑賞をするのに適した場所を2つ紹介します。

①茶室1つ目は茶室です。
「茶室 レンタル」などで検索すると沢山出て来るのですが、

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【第3回】フォロワーさん達と楽しむ刀鑑賞会レポ

【第3回】フォロワーさん達と楽しむ刀鑑賞会レポ

本日は約2年ぶりにフォロワーさん達と刀鑑賞会を行いました。
参加者は全員で10名、刀、脇差、短刀が計12振、刀装具17、拵2(うち重要や特重の刀、刀装具が7)と参加者の皆様のお陰で沢山集まりました。
本当にありがとうございます。

場所は神田駅周辺にある時間貸スペースにて実施。
鑑賞刀が多かったため前半後半で刀の入れ替えを行いました。
刀や刀装具も所有者からの特徴説明などをして頂けた事で、着眼出

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自分の眼を信じるか、人の眼を信じるか【日本刀の話】

自分の眼を信じるか、人の眼を信じるか【日本刀の話】

鑑賞会や鑑定会でたまたま見ていた刀の銘が当たったりすると嬉しくなる。
それがたまたま2回続くと更に嬉しく、3回目4回目と続くと少し刀が視えるようになってきたのでは?!と更に更に嬉しくなる。

が、実際はそんな事は全くない。
大抵その後に5回位連続で外したりする。
そこでやはり全然視えていなかった…となるわけですが。

良いんだ。時代だけ合っていれば…。
目標は低く、だ。
特徴のよく出た比較的当てや

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鑑定会は刀を公平に観れる場だから好き

鑑定会は刀を公平に観れる場だから好き

刀には鑑定会というものがあります。
刀の茎を隠して刀身のみを見て作者を当てるというゲームのようなものです。姿から時代を、刃文や地鉄の特徴から刀工を推定するので刀の勉強をするにあたり効率的な勉強法という事で定着した勉強法のようです。
一方で現代は鑑定会は緊張する、入札するのが怖い、どうせ当たらないから入札したくない、という人も増えているようで、初めから茎を出して鑑賞する形式を好む方もいらっしゃいます

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全部を教わらない方が良いのかもしれない

全部を教わらない方が良いのかもしれない

刀屋さんで刀を見せて頂く時。
例えば茎を隠した長光を見せて頂いたとして、誰に見える?みたいな遊びをしながら色々教えてくれるわけですが、「乱れ映りがあるから備前だよ」とか「帽子が三作帽子になってるから長光だよ」というようなアドバイスはされた事が無い気がします。
しかし暫く見せて頂いた後に無言で次の刀、例えば景光や兼光など同派のものを時代をずらして見せて頂ける。
時には「匂口を見てみて」ぐらいのアドバ

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刀の鑑定会、こんな人も多いらしい

刀の鑑定会、こんな人も多いらしい

刀の鑑定会では茎を隠して作者が見えない状態で姿や刃文、地鉄を見て作者を当てるゲームのような鑑定会というものがあります。
私含め最近は若い人も参加してる人も多いですが、今でも鑑定会となると比較的平均年齢は上がり高齢な方の参加が目立ちます。
実はその鑑定会の場でこんな人が多くいるらしい。

それが「刀以外を見て記憶する人」。
言っている意味が分からないと思うかもしれないが、例えばハバキを見てこのハバキ

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仲良くなった方と刀鑑賞会をしました

仲良くなった方と刀鑑賞会をしました

今日は刀剣店で知り合い仲良くなった方と一緒にプライベート刀鑑賞会を行いました。刀展示ケースにも刀を飾ってみたいという要望を頂いたのでケースも持ち込むことに。
お互いの刀を鑑賞し合いながら刀剣話が出来るとかもう、最高の一言で3時間がまさにあっという間、拝見させて頂いた刀はどれもとても美しく心休まる格別な時間でした。
そして今回拝見させて頂いた2振目と3振目、偶然にも私もお店で拝見しており良いななぁ欲

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刀の名品を見たくなったら「日刀保 東京都支部」

刀の名品を見たくなったら「日刀保 東京都支部」

特別重要刀剣や重要美術品といったいわゆる美術館に展示されているような刀の名品を手に取れる機会は私達一般人にはそうありません。
しかし、それでも見てみたい…。
そんな時一つの方法は日本美術刀剣保存協会本部が毎月第二土曜に開催している「本部定例鑑賞会」に参加する事です。
詳しくは以下をご覧ください。

来年1/9より再開されるとの事です。(但し初回参加は事前予約のマナー講座受講が必須)
上記に参加する

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刀を人に見せて良かった事

刀を人に見せて良かった事

前回以下の記事を書きました。
以下の記事はマイナス面ですが、それ以上に人に見せる事で良かった点もあるので、今回はそれについて書きます。

因みに上記記事を書いたところ同じような経験をされている方が思いのほか多く驚きました。

周知されればその分事故も減ると思いますので、是非多くの方に見て頂けると嬉しく思います。
刀を持った事が無い人は知らないのが当然です。
所有者の方もそれを重々承知していますが、

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