かたばみ

薬局の薬剤師を長いことしています。 3匹の猫と一緒に暮らしています。人間の娘が一人いま…

かたばみ

薬局の薬剤師を長いことしています。 3匹の猫と一緒に暮らしています。人間の娘が一人います。 着物を着てお出かけすることがこのところの流行りです。 薬局薬剤師の奮闘記。娘ちゃんの受験や不登校を通しての記録や、思うところを書いていきます。私の経験がお役に立てれば嬉しいです。

最近の記事

ママのことが大好きなぼくのお役目~ルルちゃんの1日~

こんばんは。ルルです。自己紹介のあと、全然ママはぼくをnoteに登場させてくれないから、どういうことかと心配していました。 今日は、ぼくがママのことをどれだけ好きかということをお話しします。 3匹の中でもいちばん! ぼくのおうちにはあと2匹の先輩ねこさんがいるのだけど、ぼくがいちばんママのことを好きなんだよね。 だから、ママがお仕事から帰ってくると、玄関の靴をぬぐところまで一番乗りではしっていって、ママに「おかえり」するんだ。 なぜかママはおこるよ。 「ここは靴を脱ぐと

    • 小学校受験の思い出⑥~東京女学館小学校AO受験当日~

      東京の小学校受験解禁日に試験がありました。一般受験の方は別日になります。 AO受験するということは、第一志望で合格したら絶対入学しますよということです。絶対入りたいという意志を表すために一般受験も出願しました。 なので、この当日までにAO受験の面接と、一般受験の面接を終えているわけです。 合格あめ 連日の神奈川の試験が終了したものの、第一志望の試験が一番最後となりました。お教室の先生からは、事前に個別で励ましの授業をしていただき、最後に「合格あめ」をいくつか持たせてくれ

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      • 小学校受験の思い出⑤~東京女学館小学校AO受験(面接の実況と受験番号の謎)~

        出願が完了すると、とたんに何をしたらいいのかわからなくなった。 試験解禁日までなにする? いくつかの小学校を受験しましたが、本番で何が出るかなんてわからず、今までやってきたことをつづければいいのか? 急に気が抜けたようになりました。

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        • 薬局業務改善プロジェクト②~従業員たちのクセが強い。強すぎる~

          配属になった初日から、大変だなこりゃと実感。 業務改善以前の問題、山積み。 帯状疱疹の痛みはいつまで私に付きまとうのか?心も体もボロボロですわ。 従業員たちの抵抗 業務改善を命じられて、その薬局に配属されたが最初から誰も親切ではなかった。そりゃまあ、自分たちのやりかたにダメ出ししに来たやつなんかに優しくなんてしたくないだろうけど。 まず、仕事をおしえてもらえない。薬局ごとに作業の流れや、そこのルールがあるだろうに。後からわかったことだが「教えてほしいと言ってこなかった

        ママのことが大好きなぼくのお役目~ルルちゃんの1日~

        • 小学校受験の思い出⑥~東京女学館小学校AO受験当日~

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        • 小学校受験の思い出⑤~東京女学館小学校AO受験(面接の実況と受験番号の謎)~

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        • 薬局業務改善プロジェクト②~従業員たちのクセが強い。強すぎる~

          薬局業務改善プロジェクト①~帯状疱疹の原因はここにあった~

          そもそも、今回の仕事のストレスはかなりのものだった。この25年近い薬剤師の仕事のなかでも、モンスター級。 わが子のような薬局 5年前、新しい薬局を立ち上げるという、今の会社に転職した。最初のメンバーは、薬剤師としてほとんど働いたことのない高齢の女性薬剤師、管理薬剤師でもないのに命令ばかりで動かないおじいさん薬剤師。そして経営側の薬剤師。 お先真っ暗だと思った。全員今回の立ち上げでこの会社に入ってきたとのこと。女性の方は錠剤のピックもままならず、それを輪ゴムで束ねることす

          薬局業務改善プロジェクト①~帯状疱疹の原因はここにあった~

          小学校受験の思い出④~受験服の謎~

          今でも思い出すと不思議。 小学校受験の親子の服装!自分もやっていたけど、なんか面白いなと思ってました。 お母さまたちの紺一色 最初、私は本当にびっくりしました。みんな制服のように同じ形の同じ色のワンピースとジャケットのセットをお召になっています。紺色は、まあわかります。地味だし、目立つこともなくなんとなく賢い母に見えるから。 しかし、衿の詰まった、袖も息苦しい感じの半そでのワンピースと、ジャケット。よーく見ると、それぞれちょっとだけデザインは違うみたいですが。 それを

          小学校受験の思い出④~受験服の謎~

          帯状疱疹になった薬剤師

          かつて、帯状疱疹にはなったことがある。その時は30代で、顔の眉の中。ちょっとしたできものかと思ったら、その後大惨事に! 今回は50代。もっと大惨事……。 それは頭痛から始まった 台風が近づくと、よく頭痛になる。今回もそうだと思って、ロキソプロフェン錠を服用。なんとか回復。仕事してても気にならない。 しかし、痛みが左側だけだと気づき、片頭痛!?と思う。しかし、片頭痛って、三叉神経だよな、なんか耳周りが痛い。 また、ロキソプロフェン錠でごまかす。 なんか痛み止め飲んでも

          帯状疱疹になった薬剤師

          薬局薬剤師という仕事~接客力と患者力~

          薬局の薬剤師になろうと思ってなったわけではない。 国家資格を持っていれば、喰いっぱぐれがないかと思っていたから。 思っていたのと全然ちがう 薬局の薬剤師は、薬をそろえて患者さんにわたして「お大事に」っていうなんだか楽そうな仕事なんじゃないかと思っていました。 実際、薬局に処方箋を持って行って、調剤してもらったことが人生で1回もなかったのに、志してしまったのでした。 就職したころは、医薬分業が少しずつ増えている頃で、医師も患者も理解が追い付いていない状態としか思えなかった

          薬局薬剤師という仕事~接客力と患者力~

          小学校受験の思い出③~出願でやらかした。ご縁のある学校って?~

          夏も終わりごろになったとき、早いもので志望校を絞って出願の準備も本腰を入れていたと思います。 やらねばならないことが多すぎて、ここでも私はやらかしました。 そんな思い出です。 ご縁のある学校、ない学校 入学試験に関する説明会で願書をいただけるところがほとんどだったと思います。購入ですね。誤字脱字は絶対にできないので、複数部購入したのでそれぞれの学校の願書でかなりの出費になった記憶があります。今はオンライン出願だったりするのかな。なにしろ15年前のことなので。 学校によ

          小学校受験の思い出③~出願でやらかした。ご縁のある学校って?~

          学校に行かないという選択(五)~その後のこと~

          色々あって、高校生にまでなった娘ちゃん。 元いた学校の「あの子たち」がどうなったのか。ちょっとしたアクションもありました。 退学した学校の子たち 今考えれば、ものすごく入学したいと思って受験した小学校でしたが、その系列の中学校と高校にはあまり魅力を感じていませんでした。 なぜなら、中学校から受験して入ってくる子が多くて、学校自体のカラーがだいぶ小学校とは変わってしまうのが見えていたので。 正直私は、娘ちゃんに合う学校があったら、高校からは別の学校に出てもいいかもと密

          学校に行かないという選択(五)~その後のこと~

          学校に行かないという選択(四)~最終章~

          児童相談所のカウンセリングも卒業し、地元の中学校に転校した娘ちゃん。 どうなることかとハラハラでした。 中学校がどこにあるかわからない 転校する中学校は、我が家は学区の端っこのようで、かなり距離がありました。 最初にご挨拶に伺った時は、自宅からは行かなかったので、通学ルートが不明なまま。みんなどうやって近所の子たちは学校に行っているんだろう。 娘ちゃん守り隊 幼稚園の時のお友達が、何人か近所にいました。かろうじてママたちの連絡先がわかったので、事情をお話して転校す

          学校に行かないという選択(四)~最終章~

          学校に行かないという選択(三)~児童相談所で癒される~

          母一人子一人の我が家。娘ちゃんの不登校スタートと、警察にまでお世話になる事態に、母の私はもう手に負えず。 次なる頼みの綱は「児童相談所」でした。 児童相談所ってどんなところ 児童相談所というところは、漠然としか知りませんでした。しばらく親から離れて暮らす子どもたちが生活してる。のかな?くらい。 以前配属になっていた薬局では、児童相談所の子どもたちに一斉に処方が出て、まとめてお届けした記憶があるかな。インフルエンザが流行ってしまったみたいで。 そんな特殊機関としか思っ

          学校に行かないという選択(三)~児童相談所で癒される~

          学校に行かないという選択(二)~警察⁉に助けてもらう~

          学校に行かないことにした我が家の娘ちゃん。 そんなに簡単に割り切って、その選択ができたわけではありませんでした。 多くの方たちの助言や手助けによって、明るい方に向かって行けたと思います。 今回はその過程のお話です。 もがいても出口が見えないから 学校に行こうとはするけど、頭痛で行かれなくなっていた時期。毎日毎日学校に、朝電話をするわけです。 「今日は頭が痛いというのでお休みします」 しまいには学校の事務さん(電話を毎日撮ってくださる方)に「いつまで休むのか先生と相談し

          学校に行かないという選択(二)~警察⁉に助けてもらう~

          学校に行かないという選択(一)~ここから始まった~

          「不登校」なんて簡単な言葉で片付けてほしくないんです。 学校に行かない。行けない。行く意味を見いだせない。それぞれの事情があるんです。 我が家にも、ドラマで見るみたいなこと、起きました。 その日は突然やってきた 我が家の娘ちゃん。小学校受験も乗り切った、順風満帆で進んでいきそうな感じだったのです。 お友達とのトラブルも大きなものもなく、部活も楽しく、まあ、忘れ物は多い子でしたけど先生からのご注意も時々あるくらい。 小学校から一緒のお友達は、お母さまも本人もよく知る方た

          学校に行かないという選択(一)~ここから始まった~

          ニコの通院。あたし病気なの?ママとおでかけしてるだけでしょ。

          我が家の大切な女の子。猫のニコちゃんの病院受診でした。 とても落ち着いている良い子なので、我が家の男の子たちのように暴れたりしません。 病院は嫌いじゃないのよ ニコはそろそろよいお年頃なので、定期的なワクチン接種以外にもよく病院に行きます。もちろん、涼しい顔をしておとなしく病院に行く用のリュックに入ってくれます。ちょっと不満そうな声は出すけど。 ストルバイトという結石が膀胱にできやすいので、それ用の療養食を普段は食べています。男の子たちは、おいしそうなおやつをもらってい

          ニコの通院。あたし病気なの?ママとおでかけしてるだけでしょ。

          睡眠薬の呪縛

          私が初めて配属された薬局は、大規模薬局チェーンの店舗の中でも大きな薬局で、総合病院の処方を主に受けていました。 大変勉強になるので、新人はとくにそういう店舗には、人数多めに配属になりました。25年以上も前ですが。 そこで、最初に思ったのは「世の中にはこんなにたくさん病気の人がいるんだ」と。そして。「安易に薬を処方して、バカスカ服薬してる」という印象でした。 睡眠導入剤?安定剤? 新人薬剤師でも、ある程度修行を積んで訓練されると、患者さんにお薬をお渡しする服薬指導の任務を

          睡眠薬の呪縛