学校に行かないという選択(二)~警察⁉に助けてもらう~
学校に行かないことにした我が家の娘ちゃん。
そんなに簡単に割り切って、その選択ができたわけではありませんでした。
多くの方たちの助言や手助けによって、明るい方に向かって行けたと思います。
今回はその過程のお話です。
もがいても出口が見えないから
学校に行こうとはするけど、頭痛で行かれなくなっていた時期。毎日毎日学校に、朝電話をするわけです。
「今日は頭が痛いというのでお休みします」
しまいには学校の事務さん(電話を毎日取ってくださる方)に「いつまで休むのか先生と相談したら。毎日電話してこなくてすみますよ」と言われました。
そのときは、お休みするときのルールに従ってそうしていただけなのに、なんだか面倒くさい保護者だと思われてるんだなと、悲しくなりました。
そんな日が何日も続いていたので、朝寝ている娘ちゃんの布団を引っぺがして、「どうして学校に行かないのか、はっきりしなさい」「毎日頭痛なんておかしい」と私が強く言いました。
そのときはまだ、複数の友人から無視されているのは知っていましたが、ちょっと嫌なことがあるくらいで学校を休ませるのはどうなんだ?と思っていた時期だったので。
そしたら、やってくれました。
キッチンから包丁もってきましたね。私に向けてました。
「お~。これは、なんだか大変なことになりそうだ。私一人ではきっと対処できない」
早朝5時の110番
スマホだけ持って、私は家から出ました。
娘ちゃんが、その刃を私でも自分でもどっちに向けても、大事件だよ!
そして110番しました。
事情を説明して、警察官の方々がすぐに駆けつけてくれました。
おそらく、そういう年頃の子の対処ができる専門の方や、包丁で向かってきてしまったときの防御ができる方など、複数で。
幸い、誰も怪我をすることなく済みました。
優しい女性の警察官が、娘ちゃんと落ち着いて話をしてくれているのが少しだけ見えました。
私は別の部屋にいるように言われていたので。
この子いりません
娘ちゃんとは別に私の話を聞いてくれる警察官の方もいました。事情をお話して、私もまだ興奮冷めやらず。
「あんなことする子、もういりません。児童相談所とか、どこかわかりませんが連れてっちゃってください」と言いました。
きっと、「ああ、このお母さん、何を聞いてもだめだな」って思われたんだと思います。
その方からは「児童相談所に、そう簡単に入れませんよ。もっと大変な子たちがたくさんいますからね」って。
その方がどこかに電話で状況報告していました。
「あー。ただの親子喧嘩ですねー」って。
そうだったのか。プロの皆さんから見たら、こんなこと大したことないんです。
しばらくさよなら
その日からしばらく、娘ちゃんは私の実家に行くことになりました。
娘ちゃんは警察官の方々と一緒に一旦警察署に行きました。「寒くないようにね。漫画持って行っていいよ」なんて言われていて、おでかけの装備で。
警察署から、私の実家に連絡していただき、父が迎えに行ってくれました。
娘のことをいらない、なんて言っている母親のところに置いておくわけにもいきませんよ。
警察の方たちには本当に良くしていただいて、今ではあの時助けていただいたことを感謝しています。
次は児童相談所
もはや、問題点は「学校に行かないこと」ではなくて、「親子の不仲」になってきたのです。
この時はもう、私はどこから手をつけたらいいのかわからず、警察から児童相談所に繋いでもらうことが最後の糸口だと思い、がつがつお願いしました。
「児童相談所の相談は、予約でいっぱいでいつになるかわかりませんよ」
「担当者が空いてないかも」
なんて警察から言われても、あきらめません。
だって、どうしたらいいのか、誰に相談したらいいのか全然わからないんだから‼
冷却期間中、児童相談所とも相談できることになり、また一歩ずつ進んでいけるようになりました。
長いので次回の投稿で書きます。
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