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私の過去について〜小学校高学年から発病まで〜

4年生になった。
相変わらず行き渋りはあったが、家からランドセルごと放り出されたり、怒鳴られたりして不登校にはならずにいた。

4年になるとクラブ活動が始まった。
私は親しい子がいなかったので「何となく」バスケ部に入った。バスケをしたことはなかった。

私は発達障害の特性で、運動が苦手だ。
だが、当時は自分が発達障害だということも、運動が人より出来ないことも分からなかった。
まだこの頃は体育も嫌いじゃなかった。
喘息持ちだったので見学が多かったのもあるが、「人よりできていない」ことをバスケ部の担当教師から、皆の前ではっきりと告げられた。
この時初めて、私おかしいのかな?と思った。
他にも、低学年の頃の運動会では両親に「走り方が身体障害者のようだ」と言われたこともあった。


そして、進学塾の勉強が難しくなり、テストの結果でクラス分けされるようになる。偏差値も出るし、成績が壁に貼り出された。
3年の頃から成績が落ちてきており、4年になって何度目かのテストで私はクラスが落ちた。
案の定、母にはボコボコにされ罵られた。
この頃から自傷行為が始まり、希死念慮が出て、深夜まで勉強を強要されていたためか、不眠になった。なぜか眠れないのだ。

成績が落ちると、1つずつ自由を奪われた。
テレビやゲームや漫画を禁じられ、同級生の会話には全くついていけなかった。
お菓子も食べさせてもらえない家だった。

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