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「日本文学Web図書館」を使いこなす!
和歌研究に欠かせなくなった「日本文学Web図書館」の「和歌・連歌ライブラリー」。新編国歌大観、新編私家集大成、歌書集成、連歌大観から、句と単語レベルでの検索を可能にしたハチャメチャに便利なソフトです。(歌合集成も入ってほしい。)
このnoteでは、検索時の注意事項と、便利な機能をまとめました。基本的な使い方は公式の「操作の手引き」があるので割愛します。
歌を調べるなら句検索
入力はひらがな、歴史的仮名遣いで(漢字・ひらがな交じりはNG)。清音・濁音はどちらでもOK。「え」「ゑ」などは分けて検索する。
万葉仮名、漢詩を検索するなら、漢字のみで。
入力欄を右クリックで、[前方一致][部分一致][後方一致][完全一致]が選べる。※漏れがないように[部分一致]がおすすめ。
特定のことばを含む句にどんなものがあるか知りたい時は、入力後[参照]をクリックすると一覧が出る。例:あふさかの○○
![](https://assets.st-note.com/img/1721460720885-yFKlQ2857S.png?width=1200)
詞書、題を調べるなら語彙検索
冊子版の表記通りの検索なので、漢字は漢字、ひらがなはひらがな、カタカナはカタカナで検索しないとヒットしない。漏れがないよう、漢字・ひらがな交じりでも検索すること。
検索内容を保存しておく
句検索・語彙検索で項目を入力した後、[しおり登録]をクリックすると、入力した内容が保存される。再び検索内容をセットする時は、[しおり呼出]→ 選択 →[条件セット]。
歌番号(新・旧)
特定の和歌を示す際は「古今和歌集・恋一・469」のように、必ず歌番号を書く。
『万葉集』は旧番号(左の数字)で引用する。
範囲を特定の作者に絞って検索
国歌大観の場合
① 検索対象を「国歌大観」のみ✓すると、「勅撰集・私撰集作者検索」がONになる。入力は実名、作者表記、官職名どれでもOK。
![](https://assets.st-note.com/img/1721460771019-8iDMUqkLy2.png?width=1200)
②[参照]をクリックすると、その人の歌が採られた勅撰集と私撰集の一覧が表示される。
③ ここから特定の勅撰集/私撰集のみに絞って句検索・語彙検索をしたい時は、選択して[確定]をクリック。
![](https://assets.st-note.com/img/1721460817551-DqurnMzrYG.png?width=1200)
私家集大成の場合
検索対象を「私家集大成」のみ✓して、画面下の「絞り込み」を使う。人名を入力し[参照]をクリック。歌人を選択して[確定]。
絞り込み
検索対象を「国歌大観」のみにすると、歌集名、時代、歌集種別の絞り込み検索が可能。「私家集大成」のみにすると、歌人、作品名、時代別の絞り込み検索が可能。
作品名、時代を選ぶには、[参照]をクリックして選択→[確定]。
![](https://assets.st-note.com/img/1721460903762-Pvx06exqzj.png?width=1200)
図は解説のために引用しています。
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