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読んだ本のレビュー「ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~」ホークスが強いわけだ、、

読んだ本のタイトル

ホークス3軍はなぜ成功したのか?~才能を見抜き、開花させる育成力~
著者: 喜瀬 雅則 氏

あらすじ・内容

21世紀の新たなる覇者・ソフトバンク。その「強さの原動力」として注目されたのは「3軍育ち」。育成選手としてプロ入りした、たたき上げのプレーヤーたちだった。千賀滉大、甲斐拓也、牧原大成、石川柊太、周東佑京、大竹耕太郎――3軍制を取る球団は数あれど、なぜホークスだけが大成功を収めたのか? 王会長をはじめ、多くの選手・関係者への取材を元に解き明かす。その源流は、やはり“あの男”へと行き着いた。
(以上、Amazonより引用)

感想

日本シリーズが終わって、何故ソフトバンクホークスが強いのか?
交流戦でもセ・リーグとパ・リーグとの成績が何故これほど離れてしまったのか疑問に思っていたのだが、、

その一端が垣間見えた気がする。

いつも不思議だったんだよね。
独立リーグとプロ野球の各球団が提携をしない事が、、
選手をレンタル移籍させて試合にガンガン出せて様子を見るとかやれば良いのにと思ってた。


その原因がチラッと本文に書いてあった。

2007年(平成19年)6月18日、バレンタインは突如、自らの「独立リーグ・マイナー化計画」をぶち上げた。

四国ILの代表だった鍵山誠は、四国ILのオフィシャルメディアパートナーを結んでいる読売新聞から「すぐに会見しろ」とせっつかれ、即座に否定せざるを得なくなった。

読売新聞は、言わずと知れた巨人の親会社。巨人が知らないということは、球界への根回しなど、進んでいるはずもない。鍵山も、困惑するしかなかったという。 「リーグも、徳島の経営難に困っていたんで、渡りに船だったんです。バレンタインさんはやりたかったんだろうと思います。でも、日本の球界的には熟していなかった。ただ、こんな話、根回ししないで進んでいた方がびっくりでしたけど」  仮定の話とはいえ、このロッテの計画が首尾よく進んでいれば、日本の育成システムは画期的に飛躍していたかもしれないのだ。

(本文より抜粋)

メディアパートナーって書いてあるけど「会見しろ」ってまるで上から目線だね。。

そうか、四国ILは読売新聞社の利権だったんだ。

そして、巨人とは育成を提携する気配がない。

そう考えると、何のために四国ILを作ったのか疑問しか思い浮かばない。

飼い殺しにするための鎖なのか?

そもそも、メディアがスポーツのメインスポンサーだったりするのがおかしいんだよね。

報じる連中が金儲けのために投資して利権を得る事自体が疑問。
そんな利権を持った状態で公平な報道とか出来るの?

そして、そんな目を瞑っていても金が転がり込んで来る状態で惰性的にチーム運営をしてる連中と、選手を育成するためになるべく多くの試合を組もうするチーム。
どっちが強くなるかなんて語るまでもない。

これって、高校野球などの部活にも言えると思う。
一年生はボール拾いと声出しのみとか、成長できる貴重な機会を奪ってどうすんだよ。


まぁとにかく機会を与えないでどうすんだって事。
昔は機会が少なかったから、今もそれで良いではダメ。
それが、今のソフトバンクホークスと読売ジャイアンツとの差でハッキリ出た。

昔はジャイアンツも育成してたじゃないか、、
何で止めちゃったって清武の乱だわな。。

その差が今か、、、

そして、そんなチームと数多く当たるパ・リーグも四苦八苦して今の状態にあるんだと思う。

そして、西武ライオンズのあの重量級打線が産まれたんだろう。
日ハムファイターズは少数精鋭での育成で、ダルビッシュ、中田、大谷等で結果をし出してる。
ロッテマリーンズも最近は若手を試合で起用し始めたし、、
それ以外はパッとしないけど。。
楽天イーグルスも石井GMが面白い動きをしてる。
オリックスは、、、
何かしてたっけ?

それが順位に影響してるし、それがパ・リーグを面白くしてるとも思ってる。

それに比べてセ・リーグは、、
メディアがスポンサーだとだめだな。
もう充分成長したんだから手放せよ。。
カッコ悪い。

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