資産があれば、愛だけで男が選べる

昔、FRaUという雑誌が好きだった時代があって、その時の表紙のコピーがいつも秀逸だった。
特に、『マンションがあれば、愛だけで男が選べる』というコピーが一番響いた。私がうっすら思っていた事を強く言語化してくれた気がした。
自立した女性は、相手の収入や資産に依存せず、純粋に好きな人としかパートナーにならない。

私の兄は小さい頃から漫画家を目指していた。
それを子どもながらに見守ってきた中で、もし私がものすごく大好きになった人が売れない漫画家だったらどうしよう、と考えていた。
出した結論は、そんな人でも一緒にいれるように、自分が稼げば良い、ということだ。
そこから私の将来の夢はずっと「キャリアウーマン」だった。職業というより、稼げる仕事が他によくわからなかったのだ。

上記の考えは偏っていたが、結果的にこだわりを持たずに就活ができ、才能が無くても高収入が狙える営業という職に最初についたのは良かったと思う。

雑誌が発売された当時は今よりもマンションが女性の資産価値として高かったと思うが、今の時代はマンションを持つ事が良いのかどうかという議論もあるので、この時代に合わせたコピーとして、『資産があれば、愛だけで男が選べる』という言葉に変えてみる。

夫婦喧嘩のほとんどはお金で解決できることだと言われている。
お金が全てではないが、資産があるおかげで思いやりを持つ事ができる場面も多い。

だからFIREは幸せな夫婦・家庭生活のためにも目指すべき事なのだろうと思う。