Miwako Inagaki

2013年より舞踏家由良部正美さんに師事。 HP https://miwako-in…

Miwako Inagaki

2013年より舞踏家由良部正美さんに師事。 HP https://miwako-inagaki.jimdosite.com/ 稽古照今 https://www.youtube.com/channel/UCtbZ0rsrXtdH-jIs1BX-LiQ/featured

マガジン

  • 亀の歩み稽古日記

    舞踏家 由良部正美さんのもとで、踊りの稽古をしています。その中で思ったこと感じたことを、溢れるままに日々綴っています。良かったら、ふらりと覗いてみて下さい。

  • 舞踏家 由良部正美の稽古照今

    師匠である舞踏家、由良部正美の連続舞踏動画集。研ぎ澄まされた踊り、舞踏のスピリットが、詩的に語られ、又映し出されています。永久保存版。ぜひご視聴下さい。

最近の記事

亀の歩み〜舞台稽古日記〜

4/16(火)UrBANGUILDのFOuR DANCERSで踊らせて頂くことになりました。作品タイトルは「Room 」。 舞台までの時間、、、近づくにつれ、、絶っ対に嵐がくる。とても贅沢な時間のはずだが、それを感じる余裕が無い。気持ちの浮き沈みがジェットコースターのよう、、まずい。、、とほほ。自分のあまりのヤバさに、ようやくスイッチが入る。ありがとうございます師匠。 「私はいつも、私という部屋にいる。 包まれ、籠もり、癒し、眠り、夢をみる。1日の終わりには、その日あった

    • 亀の歩み稽古日記 2024 · 2/15 - 18

      “胴体だった…!!” (…前にも胴体や!と書いたっけ…💧まぁいい) 身体の表情にあらわれる美しさ その豊かさ それは例えば指を動かそうと思って 動かすのではない 現れる、のだ 胴体から  胴体で生まれたものが 細部へ、指先へ伝わっていく そうすると、自分自身にとって とても説得力があるというか、、 無限の深み、豊かさが現れる カラダが 豊かに歌い上げる しかしこの 身体の部位 胴体、 てサラッと言ったけど、、 何も判ってないよなぁ、、 そこはどういう所? 何がある? 何

      • 亀の歩み稽古日記〜12/28.29.30ひとりごと〜

        12/28 年内最後の自主練にて 水の練習 床からも、、流れを 足と足の間からも、、 深く感じること トルソー すぐ片手が置き去りになる それはきっとひと方向の運動にのみ 振り回されているからだろう カラダ全体で込める 愛を込めるのだ 指先まで 回転の動き、思い出して 手首 肘 肩 肩甲骨 水は 一部だけ独立して動くことはないよ 連なっている 天と地を結ぶエネルギーを感じて カラダが喜ぶよ 視点 限定しないで まなざしを感じて  遍在するまなざしで踊る …あぁ…課

        • 亀の歩み稽古日記〜2023.12.27〜

          声の変容 声を響かせる この世に 水、空気、植物…etc.…エレメント 水は…流れと共にある声 うちにもそとにも流れゆく 抜け感 流れの向こうに広がる無限 無限 それは常にある 創造の源 カラダ全体で、、 ということを思っていた 流れ、、ということも カラダ全体で流れを感じるって どういう事だろう  色んな流れを感じるって どういう、、、 流れのエネルギーに抵抗していることを ずっと感じていたから どういうのが流れと共にあるんだろうって考えてそして見いだせないでいた

        亀の歩み〜舞台稽古日記〜

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        • 亀の歩み稽古日記
          52本
        • 舞踏家 由良部正美の稽古照今
          8本

        記事

          〜亀の歩み稽古日記〜2023.12.19

          エネルギーの動き、その必然性 そこに自然に乗ること すると、凄いことになる 癖、死角、見ていないこと なんと多いことか、、 それにより、自分の動きに気づかない エネルギーがわからない、乗れない、 という現象がおこる 自分でも、実感が得られない なんか変だ、不自然だ、違和感がある いつも同じところをぐるぐるしているような、気持ち悪さ、新鮮さがない 閉じ込められている感じがあって、窮屈だし、がっかりもする エネルギーに乗れないな、、自分でエネルギーを塞き止めてることを感じてい

          〜亀の歩み稽古日記〜2023.12.19

          亀の歩み稽古日記~年内最後のデュオ稽古~

          「星の章」 距離感、又は距離の変幻自在、、 舞台上でふたりの遠さを現すのって難しい。 ひとりより、ふたりのほうが難しいと云われてたけど、本当だった。 踊りって難しい。 あぁ…デュオって難しい。 難しいばっかり言ってます。 なんか、変、とか、なんか気持ちが悪い、とか、そんな違和感を感じる大切さ。自分の踊りに関しては、違和感だらけでさすがに滅入る(涙)けど、泣いてる場合ではなく。 違和感が明確になったということは、そうじゃない、そっちじゃない、と感じることは、進むべき、深める

          亀の歩み稽古日記~年内最後のデュオ稽古~

          亀の歩み稽古日記~デュオによせて~

          舞踏におけるデュオ。 どんな世界観で、何を大切にするのか。 (物凄く楽しみにしていた 。ひとつの夢だこれは、師匠と踊るというのは。…だがそんな気分を吹き飛ばすがごとくの厳しい特訓…) 由良部さんから告げられたデュオのタイトルは、「星の章」。 まるで星と星が出会うような。。。私達は星々のような遠さをもちながら、何処かで繋がっている。そんな距離感、在り方が現せたら。そして出会うということ、その偶然性、不思議さ。他者を感じること、実際に触れること。 「我々は偶然界に生まれてき

          亀の歩み稽古日記~デュオによせて~

          亀の歩み稽古日記~我と汝・私とあなた~

          私 と “ それ ” ではなく 私 と “ あなた ” という 世界 それは一体 どんな風なことだと 言えるのだろうか 例えば…こうじゃない? と師は話す 「 私が月を みているのではなく 月が 私を通して 月をみているのだ 」 ある種の直感を インスピレーションを 言葉にすると 詩のようになるのだな そう思った 月はもはや 対象物としての ” それ ” ではない “ あなた ” になる その感覚 私はあなたであり あなたは私である …というような 繋が

          亀の歩み稽古日記~我と汝・私とあなた~

          亀の歩み稽古日記~肝な話~

          いつも稽古で踊っていることの、肝(キモ)の話だと思った。肝心なところ。 「今あること」の創造性を感じる大切さ。 今 あることの 創造性を みていく 例えば 重さ軽さ 知覚 表象と意志 私とあなた 「それ」じゃない 「あなた」として 感じる 対象物としてではなく 個人のあなたでもなく あなたという感覚 このカラダも そうすると 創造的になる 創造的であることは 個別ではない 私とあなたの 対話 を 深める 呼吸を深める 個別である部分もあるけれど 個別

          亀の歩み稽古日記~肝な話~

          亀の歩み稽古日記~踊りと日常~

          ・「情動」「眼差し」 私達を取り巻く様々な問題たち。 稽古で取り組んでいる事と、それらは無縁ではないはず。踊りで探求している核心へと繋がっていく。実際どのように繋げて日々生きていくのか。それは大きな課題でもある。 日々の尽きない悩み、葛藤…。相変わらず困っている自分。 どこから手をつけよう。 まず、踊っている時はどういう状態になっているか?という問いかけから。 恐れながら、ワタシ的には… 。ひとつには、「情動に深く入る」という感覚がある。内側に情動を深く感じながら、外

          亀の歩み稽古日記~踊りと日常~

          亀の歩み稽古日記~10月の覚え書き~

          ・行き切る 例えば上にいく時 すうっといく時 手を上げていたのでは遅い時がある 肉体は意識より遅いから そんな時、手は途中まででも 意識だけがすうっといったらいい 手を上げるにしても行き切って 植物 供儀の思い 実際どんな感じ?やってみる 私はというと、何かはわからないけど、大きなものに捧げたい気持ちがあった。 不思議だった。 何かわからないものに、捧げることが出来る心。そんなものがあったなんて。私は何かを確信的信じているのだ。でもそれは何だろう? 言葉にできるだろうか?

          亀の歩み稽古日記~10月の覚え書き~

          亀の歩み稽古日記~9月の覚え書き~

          やっぱり稽古は有難い。対話のタネがてんこ盛り。追いつけないけど、少しずつ。 今は、誰かに伝える為に書くというより、自分との対話の為に書いている。だから、読みにくいと思います。。。 9/16 内側を讃えるのだ 胸を胴体を充満させる 腕足勝手に動きすぎ 上に抜ける時後ろ重心なりすぎ 色んな方向にも抜ける パターンになっちゃう 全体で動く 共に動く 手のひら 手のひらまで研ぎ澄ませて柔らかく すると胴体と繋がりやすくなり 指先まで通る感覚 バランスにも余裕が生まれる 9/2

          亀の歩み稽古日記~9月の覚え書き~

          亀の歩み稽古日記~自主練編9/1-9/13~

          9月に入った。 ずっと水をやっている。水になりきれない不自由さを見つめて。 8月の自主練で気付いたことは、 腰と胸を使っていなかったということ。そしてそれら間接や筋肉を柔らかく動かすには、情動を感じるということの大切さ。おもにハートで!そうハート、、、自分の中で、この「ハート」というワードが一番わかりやすいから使ってる…。 情動と動きとの対話なんだろうなぁ。カラダが情動に開かれるというのか。その両者に対話が生まれるということ。 9月に入って、どんな感じかというと、、。

          亀の歩み稽古日記~自主練編9/1-9/13~

          亀の歩み稽古日記~自主練編8/14-8/31~

          ・ずっと気になってる不自由さがあった。水の動きの中で。そして今日、当たり前のことに気がついた。それは、、このカラダには腰や胸があるんや…!!ということ。 …驚いた…何故なら腰と胸を殆ど使ってなかっ たから。水は “情動と共に” なんだけど、どうも不自由を感じていた。私の場合、それは腰や胸や関節の多くが眠っていたことが大きいんじゃないか。意識が通ってないということ。対話をスルーしていた。 カラダだったのだ、、!!これ。色んな動きが眠ってる。不自由さの謎のひとつ。 なんて不器

          亀の歩み稽古日記~自主練編8/14-8/31~

          亀の歩み稽古日記~7/29~8/7

          7/29 宿題が出た…。情動からどうやって闇に、感情になるのか。 8/4 宿題。…以下自分の考え。 …抜けることとの関係は?流れから居つきになるには。闇に間はない?…情動は常に対話があって動きと共にある。遍在する眼差しを感じる。それが闇に入るということは、、見るということが変わる?全てを見ていた眼差しから、思考のみを見ることへ。思考に止まる。間(ま)とは似ても似つかない。思考に止まると感情が肥大する。居付くから。情動、間と共にあったカラダは、思考、感情一色に染まる。感情の

          亀の歩み稽古日記~7/29~8/7

          亀の歩み稽古日記 7/8~7/31

          7/8 慌てないで。勝手に動いているから。ゆっくりという意味ではなくて無意識に勝手に先に動かないようにという意味。間。眼差し。内も外も見ている。動きも情動も。 7/10 動きが先走っている。勝手に動いている。情動とずれている。わかる? 7/11 どんどんもっと深く対話していく。ここまで、という限界はない。 7/11 味わって余韻みたいなもの。間に繋がる 。 情動と動きとの対話を深めて。 間は広がり。石になる、石の踊り。見ることで空間が変わっていく。重力にカラダは委ねてい

          亀の歩み稽古日記 7/8~7/31