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亀の歩み稽古日記~我と汝・私とあなた~

私  と “ それ ”  ではなく
私  と “ あなた ” という
世界

それは一体
どんな風なことだと
言えるのだろうか

例えば…こうじゃない?
と師は話す

「 私が月を
みているのではなく
月が
私を通して
月をみているのだ 」

ある種の直感を
インスピレーションを
言葉にすると
詩のようになるのだな

そう思った

月はもはや
対象物としての
” それ ” ではない
“ あなた ” になる

その感覚

私はあなたであり
あなたは私である
…というような
繋がり
一体感が
そこには有る

みる
これは勿論
視覚的なことではない

遍在する眼差しが
現れている

私と月は
別個ではなくなる

眼差しで
深く繋がっているのだ

踊りは
舞踏は
そのような眼差しの現れ

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