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亀の歩み稽古日記~年内最後のデュオ稽古~

「星の章」
距離感、又は距離の変幻自在、、
舞台上でふたりの遠さを現すのって難しい。
ひとりより、ふたりのほうが難しいと云われてたけど、本当だった。
踊りって難しい。
あぁ…デュオって難しい。

難しいばっかり言ってます。

なんか、変、とか、なんか気持ちが悪い、とか、そんな違和感を感じる大切さ。自分の踊りに関しては、違和感だらけでさすがに滅入る(涙)けど、泣いてる場合ではなく。 違和感が明確になったということは、そうじゃない、そっちじゃない、と感じることは、進むべき、深めるべき道が明確になっていくのだろうな、と思う。落ち込むけど。

今年最後のデュオ稽古では、そんな違和感がたくさん現れた。…ということは、きっと新たな道が現れるはずだ。

新年に向けて、ちょっと煮詰まらず抜けてみようかな。
( 本当に煮詰まっているのは、そして真剣に模索し、生み出そうとしているのは、師匠である由良部さんのほうである。。しかしながら私にかかっている所も大いにあり…)

踊りに思いを寄せていたい。エネルギーが胸にすっと入ってくる感じとか、胴体を流れる豊かさとか、肌の呼吸感とか、出来るようになりたい。癖みたいな動きが先行するんじゃなくて、大事なことをちゃんと大事にする。今の私の課題はこれだ。

デュオ稽古は、自分の踊りとちゃんと向き合う良い機会にもなっている。( 落ち込んでは持ち直す)  久々の特訓は、色んなことを浮き彫りにした。特訓するほうも大変です…

新年を迎えるにあたり、いつものルーティンがごっそり抜けることの怖さ、忘却への不安、煮詰まっているのに稽古できない辛さ。そんなものがたくさん浮かんできてたけど、何故だろう?
全て良い機会にも思われる。

違和感と難しさの前で、それが明らかすぎるゆえ、静かにふっ切れる何か。開かれそうになっているもの。

もうすぐ新年が明けます。粛々と。

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