「あなたはそう思うんですね」と言えるようになりたい
私はうまく人に怒れない
嫌なことを言われたとき、不快に感じたとき、それをうまく言葉や表情に乗せて表現することができない
「我慢せずもっと自己表現していいのに」
先日も知人から言われたばかりの言葉が耳から離れない
でも本当は違うのだ
私だって不満を爆発させたり愚痴を吐露することはある
その程度が異常なほど大きいのが問題なのだ
普段言いたいことやマイナスの感情を伏せている分、確実にその負の感情はバケツの中に溜まっていて、そのバケツから水が溢れた途端、津波のように大きな感情が心の中で色んな感情を巻き込んでいく
結果、必要以上に鋭利な言葉が人の心をつんざくように、まるで針の雨のように絶えず人を傷つけてしまうのだ
「アンガーコントロールの本でも読んでみたら」
また別の友人にそう言われたが、そういう問題かと言われたらすこし違う気がしている
怒りをコントロールできていないというのは結果論であって、原因は怒りを常に押さえつけていることにある
この数週間、アンガーマネジメントについて自分と向き合って、運動をしたり自然と触れ合ったり、休日に普段しないことに挑戦してみたり、人とたくさん会って自分を包み隠さず表現することを試みてみたが、ストレス発散してもストレスを溜め込む癖が直らない限りキリがないということが分かった
どうして感情をうまく表現できないのか?
それは、人に嫌われたくないからである
アドラー心理学の「嫌われる勇気」はずいぶんと前に本屋で立ち読みしたが、あまり実になるような情報はなかった
人の機嫌を常にとろうとしてしまう、人の機嫌が悪くなると不安になるというのは幼い頃から親や友人の顔色を伺って過ごしてきた私にとってはごく当たり前のことだ
ただ一方で「こんなことを言ったら嫌われてしまうかもしれない」というのは私だけの思い込みである可能性が高いとも思う
「あなたはそう思うんですね、でも私はこう思います」と臆せず言えるようになりたい
きっと人の話をきちんと聞いて受けとめれば、違った意見を持っていることを伝えても相手の機嫌をそこまで損なうことはないのではないか、と思う
この文章を打ちながらも手が震えるのは、自他の境界がまだうまく測れていない証拠である
自分と他人の意見や感情が違って当たり前だ、ということは自分よりもきっと周りのほうがよく理解していることと思うし、そんなに怖がる必要はないはずだ、と自分に言い聞かせる
今年読んだ本の中で本当に助けられた本「自己カウンセリングとアサーションのすすめ」はまさにそのことについて語られている
自分を見つめ直したい人、アサーティブな人間関係を求めている人には読みやすく為になる良書のため、とてもおすすめである
コミュニケーションについての本は気になっている本がたくさんあるのでまたポイントが貯まったら購入して読んでいきたいと思う
▽気になっている本リスト
他におすすめの本があれば教えてください
最後までお読みいただきありがとうございます
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