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第二の人生

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加瀬正樹の第二の人生を集めました。
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第二の人生83

第二の人生83

涼と紗奈美は、昨日の同じ美しい夕日を見ながらゆっくりとカヌーを漕いでコテージに戻った。
シャワーを浴びて、上がったところで、ウェイターがディナーを運んで来てくれた。

今年最後のディナーは、豪華なステーキだった。
赤ワインで乾杯して食事を楽しんだ。
昨年は、綺麗な雪景色の中、素敵な温泉宿でのんびり年越しをして、今年は南国で美しい空と海の中での年越しなんて…自分がこんな幸せな経験ができるなんて、ほん

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第二の人生82

第二の人生82

紗奈美は、すでにアソコからエッチな汁が溢れそうになっているのがわかった。

どうしよう…アソコがキュンキュンする…。
涼がこの水着を着ている紗奈美の姿が見たいと言って、ネットで買ってくれたビキニの水着…。
でも、辛うじて乳首とアソコは隠れているものの、乳首はちょっと動いただけでポロッと溢れそうだ…というか、乳首は隠れているものの、乳輪は少しはみ出している。
普通に立っているとアソコは見えないが、し

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第二の人生81

第二の人生81

年末…丘野が不渡りを出すことが確実となって、丘野真一が、泰三と麗子に土下座して頭を下げてでも渋谷涼と紗奈美に、資金融資をお願いするしか手はないと、説得を試み、それでもこれまで散々自分たちの都合のいいように使って来た紗奈美に頭を下げることなんてプライドが許さないと言って、現実逃避のため、泰三と麗子が酒に溺れていた頃…。

涼は、最終手段として、そのプライドを捨てて、俺と紗奈美のところに金の無心に丘野

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第二の人生80

第二の人生80

涼!親父から連絡があって、岸田さんのところに丘野泰三と真一が2人、雁首揃えて、お前に圧力をかけてくれってお願いしに来たそうだぞ!と、電話でいきなり捲し立てた。

のは、東郷甚八…涼の小学校、中学校の時からの同級生だ。東郷甚八は、東郷兼顕の長男で、今は東郷兼顕の秘書をしている。

涼は、笑って、やっぱそう動いたか?と応えた。

東郷甚八は、幼少の頃から父の後ろ盾もあって、周囲に威張り散らし、自分を特

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第二の人生79

第二の人生79

涼が、そのことを聞かされたのは、丘野泰三が家を訪れに来た3日ほど前だった。
涼にその情報を伝えて来たのは、人事の持永だった。
涼さん…今日、大森市議会議員から涼さんが丘野紗奈美と同棲しているのは、本当のことか?と聞かれました。
大森市議から?ってことは…D市か…。
ハイ…D市の大森部長の絡みかと…。
D市は、紗奈美の実家がある都市だ。

わかった…ありがとう…ちょっと当たって用心しおくよ…と言った

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第二の人生78

第二の人生78

アッ…ンファッ…アァァァァ…ンンンンン…ハァン…アッアッアッ…ダ…ダ…ダメッ…り…涼…あ…あ…あなたぁ…イ…イク…イッちゃう…イキます…アァァァァァァァァ…イクゥゥゥ…

紗奈美は、頭の中が真っ白になって…身体中を甘美な刺激に支配され、この夜、何度目かわからない絶頂に達した。
気を失ったまま眠っていた紗奈美が目を覚ますと、紗奈美は、涼の胸に顔を埋めるようにして寝ていた。見上げると涼が微かな寝息をか

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第二の人生77

第二の人生77

今日も綺麗な黒髪を軽くなびかせて、白い薄手のブラウスから大きく張り出した胸を微かに上下に揺らし、ギュッと引き締まった腰から下、黒のストレッチの効いた膝丈のタイトスカートに包まれた大きく盛り上がった尻を左右に振り、スカートのバックスリットから適度に肉付いた長く伸びた光沢のあるコーヒー色のストッキングに包まれた足を黒の高さ7センチほどのピンヒールでカツカツと音を鳴らしながら颯爽と運ぶ丘野紗奈美の後ろ姿

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第二の人生76

第二の人生76

おい❗️紗奈美‼️といきなり下の名前を呼ばれて、紗奈美はびっくりして、名を呼ばれた方を見ると、兄の丘野真一が紗奈美が所属する総務課の窓口カウンターに立ってこちらを見ていた。

周囲の職員もエッ⁉️という顔で紗奈美とその男性を見ている。

紗奈美は、あっ兄です💦
ちょっと離席させてくださいと、上司に許可をもらい、兄の元へ寄って行った。

紗奈美は、兄と同じ連れ立って、廊下の端にある待合の簡易スペー

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第二の人生75

第二の人生75

お疲れ様です。と言って、紗奈美は執務室内に足を踏み入れた。

内心、ドキドキしている。顔が赤くなり口元が緩むのを必死に堪えながら、室内の奥のデスクへ進んでいく。

渋谷補佐、お疲れ様です。と言って、紗奈美はぺこっと頭を下げた。
パソコンに向かって、資料を作成していた渋谷涼は顔を上げて、丘野紗奈美を見上げて、一瞬、ビックリしたが、すぐに微笑んで…お疲れ様、紗奈美が俺のところに用事があってくるとは珍し

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第二の人生74

第二の人生74

夏のジメジメした湿気が減って、乾いた空気が気持ちよく、秋の気配を感じる9月下旬。

涼の運転するプリウスの助手席に座っている紗奈美は、腰をモゾモゾ動かした。

あ…あなた…もう…もう…無理です…と顔を真っ赤にしてウルウルした瞳を涼に向けた。

涼は、ちょっとニヤッとした…が、ん?と言う顔をしてとぼけた(笑)

ウッ…アッ…ダ…ダメッ…ンッ…ンフッ…アッ…アッアッアッ…イ…イクゥ…イッちゃいます…ア

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第二の人生73

第二の人生73

7月。予定より1ヶ月早く住宅が完成した。
2人は、金曜日の夕方から、土日祝日、有給休暇を使って、少しずつ引越しを行った。
今、住んでいるワンルームだけじゃなく、レンタル倉庫に保管しているキャンプ道具や趣味の漫画本や秋冬物などもあり、少し徐々に引越した。

一緒に、要らない物を処分して、電化製品などは一新した。
ひとまずは、物を運び出して、ワンルームとレンタル倉庫、駐車場の明渡をして、新居の整理に取

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第二の人生72

第二の人生72

市役所総務部総務課秘書室での丘野紗奈美は、入庁して3ヶ月ほどの内に、その存在が庁内に知れ渡っていた。

秘書室の丘野紗奈美って言う会計年度…めっちゃヤバい。クールビューティーってのは、ああいう女のことを言うんだな。

色気ハンパない。
乳めっちゃデカいよ。
いい尻してるよなぁ。
足、めちゃ長いし、綺麗やし。

仕事、めちゃめちゃ出来るらしい。
プログラミングも出来るらしいよ。
ワード、エクセル、ア

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第二の人生71

第二の人生71

海岸沿いのキャンプ場。

2人は、キャンプ場内の浴場施設で風呂に入って、キャンプスタイルに着替えた。

ゴールデンウィークと言うこともあって、多くのキャンピングカーが止まっている。

涼は、家が建ち上がったら、次はキャンピングカーの買い替えをしようと考えている。

次はどんなキャンピングカーにするつもりなの?と紗奈美か聞くと、涼は、ベンツのキャンピングカーを買おうと考えていると話した。

それだと

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第二の人生70

第二の人生70

キャンプ2日目は、テントやキャンプ道具を片付けて、車に載せて移動。

2時間ほどかけて、海沿いのオートキャンプ場に向かう。

途中、ショッピングモールがあったので、立ち寄ってプラプラしてみる。

アッ!…ダッ…ダメ!り…涼!

紗奈美が小声で、叫んで、うらめしい視線を涼に向ける。顔が赤くなっている。

涼は、ニヤニヤして、その恥ずかしいそうな紗奈美の表情を見るのが大好きだからなぁ…俺は(笑)

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