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【連載#1】ChatGPTしか知らなかった文系の私が、生成AI関連スタートアップ企業のインターンに!?

はじめまして、カサナレ株式会社でビズデブ(BizDev)としてインターンをしている廣瀬遥人と申します。
大学では商学部に所属し、マーケティングを専攻しています。特にゼミでは、日本とアメリカの映画広告(ポスター)の違いを文化的な視点から分析しています。
今回からこの公式noteで連載を始めさせていただきます!

社内では"ひろはる"と呼ばれています!

文系なのに生成AI企業のインターン!?

そんな声が聞こえてきそうですが、実は私もインターンを始める前は同じ気持ちでした。
ChatGPTを少し触ったことがあるだけの文系大学生だった私が、生成AI分野に特化したスタートアップ企業『カサナレ株式会社』のインターンに飛び込んだのは、「AI話題だし、珍しい経験できるかも」という軽い気持ちからでした。 しかし、初日から想像以上の壁に直面することになりました。

『RAG』『ファインチューニング』などの初めて聞く専門用語のオンパレードに頭の中は「???」で埋め尽くされました。
それだけでなく、知っているつもりだった基本的な言葉の意味すら満足に答えられない自分の無知さを痛感しました。

さらに、スタートアップならではのスピード感と生成AIという最先端分野の情報量の多さに、圧倒される日々が続きました。
記事やウェビナーを通じて学ぼうとしても、情報が日々更新されていく中で、次々と新しい言葉や概念が登場し、ついていくことすらままならない状態。まるで、情報負債を抱えながら走り続けるマラソン選手のような気分でした。

そんな私ですが、カサナレでの日々を通して、今少しずつですが成長を感じてきています。
知識ゼロ、むしろマイナスからのスタートだった私が、どのような機会から変化しているのか、連載形式でお伝えします!

カサナレの組織体制

卵が特徴的なカサナレロゴ🥚

まず、『カサナレ』という会社についてですが、 カサナレは2022年に創業して2024年7月から3期目を迎える、生成AI分野に特化したスタートアップ企業です。
メンバーは現在16名で、完全フルリモート体制のため全国、そして世界各地で様々な働き方をしています。

主力サービスである『Kasanare』は、お客様が抱えるビジネス課題に合わせてオーダーメイドでRAG(Retrieval Augmented Generation)を構築して、高い精度を実現させる生成AIプラットフォームです。RAGとは、大規模言語モデルと独自の検索システムを組み合わせることで、高い回答精度と柔軟性を両立させる技術です。

Kasanareは、お客様の環境、データに合わせて柔軟に運用できるSaaS形式で提供しており、まるで人間のように推論し、誰が使っても簡単に必要な情報に辿り着ける生成AI体験を実現しています。

大学の友人は、まさかのスーパーインターン生

沖縄に単身出張してピッチする友人

カサナレでのインターンは、大学の友人である中川君からの紹介でした。
彼は、普段いつも明るくおちゃらけていて、お世辞にも真面目とは言えないキャラクターをしていました。正直、どんなふうに働いているのか想像もつきませんでした。

ところが、カサナレに入社してから業務で接する彼は、まるで別人でした。
学生でも関係なく、「自ら仕事を生み出し実行する」ことが求められるカサナレ、「どんどん仕事を任せてもらえる」環境、それらと彼の持っていた「強い好奇心と自分の成長のためにとことん努力する」性格は合っていたのか、入社から半年で他企業の社長たちに混じってピッチイベントに登壇するほどのスーパーインターン生としての地位を確立していました。

実際、沖縄で開催されたイベントに一緒に行った時の、彼の仕事ぶりには本当に驚かされました。社長たちに混じって行うピッチでも堂々と振る舞い、意見交換でも様々な質問にスラスラ答えていました。

(↓中川君のインタビュー記事です。気になった方はぜひ!)

半年ちょっとのインターンでここまで成長できるのかと、驚きや期待だけでなく、正直自分への不安も覚えました。今、足元にも及んでいない自分に焦りを感じずにはいられません。しかし、彼の働きぶりを間近で見た時間は、自分がダメになりそうなときに少しでも追いつきたいと歯を食いしばることの出来る良い刺激になっています。

変化を受け入れる価値観:成長の鍵は「自発的に学び続けること」

生成AIの世界は常に進化しており、代表の安田さんから「1,2週間前までの常識が今日には通用しないことがザラにある」とよく言われていました。

そんな変化の激しい世界で生き残るためには、自発的に学びを続け、新しい知識や技術を吸収していくことが求められます。
しかし、私にとって「自発的に学びを続けること」は、簡単なことではありませんでした。

最初の頃、AIについて何から学ぶべきなのか、どの情報がカサナレに関係する分野なのかわからず、聞いてみたのですが返ってきたのは 「自分で良いと思ったサイトを選んで、勉強してみて!自分から勉強する癖が大事だから。」
という言葉でした。

「え、おすすめサイトくらい教えてくれた方が絶対効率的じゃん」
正直、心の中ではそう感じていました。
そんなモヤモヤを抱えながら、色々なサイトを周回するだけで学びという学びは得られないままでいました。

そんな中、「学ぶことと教わることは意味がまるで違う。自分から勉強できる人は社会人でも意外と少なくて、その時の自分に何が必要か考えて学ぶことができる人は、より成長が出来るんだよ」という話を聞いて、自分が楽に学ぼうとしていることに気づき恥ずかしくなりました。

もし、オススメを教えてもらっていたら、私はその情報を鵜呑みにして、自分で考えることを放棄していたと思います。しかし、カサナレでは、一人一人がどうすれば自分の価値を発揮することが出来るかを考えて働くことが求められています。
「自分で学ぶ」ということは、カサナレで求められる力だけでなく、長期的にキャリアを築いていく中で役立つ力を身につけるために与えてくれた課題だということに気づきました。
そう気づいた瞬間、私の心の中にあったモヤモヤは、やる気に変わりました。

実際に、カサナレのSlack内の『情報共有』という気になる情報や記事を共有する為のチャンネルは、多くのメンバーが毎日活発に動かしています。 私はそのスピード感に圧倒されながらも、変化の激しい環境で学び働いている方々の存在を間近で見ることで、その重要性を再び感じました。

そんな環境で働くうちに、私の中には「変化に負けず、自発的に学びを続ける」という価値観が生まれてきました。その影響か、これまであまり読まなかった本やSNSなどの記事から役立ちそうなものを探して読む習慣が根付いてきています。

福利厚生として、本代はカサナレが負担してくれます

最初の業務は『内定先への仮想提案資料作り』

私の最初の研修は、生成AIやカサナレについて教えていただいた知識を活用して、より理解を深めるために、私の内定先の企業を例に具体的な提案を考え、資料にまとめるというものでした。

例えば採用関連の業務を行う場合、自社にマッチした登録者にスカウトを送るために、履歴書や職務経歴書から特定のキーワードで検索することはできます。しかし、意味が近くても異なる単語を使っている場合は検索に引っかからないという課題があると考えました。

ChatGPTなどでも、個別の情報になってくると検索精度が低く、間違った回答が出てくる可能性あります。そこで、データベースの読みこみのタイミングにLLMを活用し、意味の近い単語まで高精度で検出できるシステムを構築することで、企業に合う人材をより広範囲に探せるような提案を考えました。

3時間という時間制限の中で、人生初の提案書作成。なんとか14ページ分つくりました。

最初の研修で、知識をインプットするだけでなく、限られた時間内でアウトプットを求められたこと、そのスピード感にも驚きを覚えました。 また、限られた時間の中で、知識を整理し、具体的な提案に落とし込む一連の流れを通じて、「学ぶ」だけでなく「活用する」ことの難しさも体感しました。

成長のきっかけは「変化」の中に

わからないことや悩み考えることは多いですが、カサナレでの日々は、私にとって大きな成長の機会となっています。
知識ゼロからスタートした私でも、積極的に情報収集を行い、周囲のサポートを受けて考え方を学ぶことで、少しずつ成長を感じ出しています。
そして、この経験を通して、私は「変化」こそが成長のきっかけであることを実感しました。
これからも、常に新しいことを学び、カサナレで自分の価値をしっかりと発揮できるよう、挑戦を続けていきます。

今後も私がインターン生として奮闘する中で感じたこと、学んだこと、そして成長の軌跡などを、このNoteで発信していきます。
生成AIに興味がある方、スタートアップに興味がある方、是非現場のリアルをご覧ください!

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