【TOP5】2023年をともに闘った音楽達と忘年会をしよう!
こんにちは。Karen Feldです。
もうすぐ新年ですね。今年はもう片手で数えられるほどになりました。世間は忘年会シーズンも終わりかけです。
しかし、私はまだ忘年していません。なぜなら、サークルに所属していなければバイトもしていないからです。寂しいですね。
そんな私でも忘年したい!!!!絶対に!!!
なぜなら「2023年」は熱中症、風邪、喘息のフルコンボでぼんやりネガティブなイメージが付いてしまったからです。一応、20歳になったのになあ。喜びが相殺されている気がします。
ということで、1人で忘年会を開くため、2023年に私を大きく支えてくれた音楽達を5曲呼びました!
早速忘年会を始めてテンションをぶち上げ、今年の「病気」や「落単」、そして「己の怠惰が招いた因果に苦しんで過去の自分を恨みまくった日々」と「それを最後まで改善できなかった自分の意志薄弱さに自己嫌悪していた時間」を全て忘れましょう♪
Let's 忘年会!
1曲目:『Allegro Ventigo』- Dan Balan, Matteo
今年はまさに「この曲の年」でした。そのイメージに違わず、2023年にSpotifyでもっとも多く聴いた曲は『Allegro Ventigo』だそうです。
この曲はザ・ラテン系の曲調で、聴いたらたちまち脳内の衝動スイッチが燃え上がります。そのため、夏は毎日毎日狂ったように聴いていました(熱中症になったときもね)。逆に寒くなってからはあまり聴いていません。とにかく気分を上げたり何かを始めたりしたいなら、これを流しておけば間違いないという雰囲気が自分の中にあります。
この曲の一番の魅力は、架空の言語で書かれた歌詞です。私にはさっぱりですが、巷ではルーマニア語(Danの母語)、スペイン語、イタリア語などのいくつかのロマンス諸語を混ぜて書かれたのではないかと言われております(なお、Danは冗談で「Old Moldavian」と説明している)。
CメロのMatteoによるラップも魅力的で、そのリズミカルさが後に続くラスサビ前の減速パートを際立たせています。
2曲目:『Tô Solto na Night』- Gusttavo Lima
『Tô Solto na Night』はブラジルのシンガー、Gusttavo Limaによって書かれたポルトガル語の歌です。今年の初めに見つけてから一年中大ハマりしていました。誰かに聞かせる予定もないのにヒトカラでずっと練習していたくらいです。
日常生活では、歩く時の気分を上げるためによく聞いていました。自分の中でつくば市全体のイメージ曲になっているレベルです。課題が辛くて平砂宿舎で発狂しそうになった夜も、これを聴いて口ずさんで乗り越えたものです。
この曲は『Allegro Ventigo』とはまた違った独特なラテン的リズムがあり、非常に癖になります。また、ポルトガル語の語感というか韻の踏みやすさは羨ましいですね。どうしてもこの曲のように歌ってみたくて、一度日本語をポルトガル語風に変形した言語を作って歌詞を書いていた時期がありました。
3曲目:『MOTHER』- 平沢進
救済オブ救済。イントロから全てを包みこんでくれる『MOTHER』は疲れた人類に寛容です。平沢進さんの曲の中で一番好きかも。
この曲はつくばでの寮生活でホームシックになった時や漠然と孤独を感じた時に何度も聴いていました。特に日が落ちていると効果が倍になります。真っ暗な部屋で『MOTHER』を流すと平砂宿舎が宇宙になるという豆知識。
曲調はメンタルのひび割れに浸透する神聖さに満ちています。それに乗る平沢進さんの歌声は力強く、聴いた後ただしんみりするだけにならないのがこの曲の魅力です。しっとりした気分で元気になれる不思議な曲。
歌詞のせいか、春が待ち遠しくなる曲でもあります。
4曲目:『Amor』- MOZGI, Michelle Andrade
これは今年一番見つけて嬉しかった曲です。というのも、長年『Amor』のようなスペイン語とロシア語が混ざった曲を探していたからです。
私は曲から「新しい刺激」を得るのが好きで、普段から様々な言語の曲を聴いています。特に、言語が混ざっている曲はより「新しい刺激」を感じるので、暇があればあらゆる組み合わせで探しています(直訳)。
この曲は半EDMというかサビがキャッチーでアップテンポなインストになっており、ストレス下で気分を無理やり上昇させるために聴いていました。(例:電車に乗る時や課題を始める時、大学まで徒歩る時など)
〜それでも過敏性腸症候群は続く〜
この曲の魅力は、歌詞の言語がスペイン語、ロシア語、英語と目まぐるしく変わっていくところです。その度に曲の雰囲気がガラッと変わります。押韻も非常に心地よいです。
さらに言えば、曲の最後が「サビ前までやってプツッと終わり」なのも良いです。耳馴染みが良いサビな分、ブリッジがあると「え、まだサビあるの……!?」とつい期待してしまうんですね。それが見事に透かされてしまう意外性と快感。
5曲目:『Bad Bitch 美学』- Awich, NENE, LANA, MaRI, AI, YURIYAN RETRIEVER
最後の曲は『Bad Bitch 美学』。2023年に最も私をぶん殴ってくれた曲です。こんなに真正面から「かっこよさ」を浴びたのは、生まれて初めて博物館で恐竜の骨を見た時以来でしょう。
元々は「ゆりやんがラップしているらしい」という話題に乗るために聴いていたのですが、いつの間にか彼女達の言葉・美学・振る舞いにどんどん引き込まれている自分がいました。
この曲は特に「この場面で聴く!」というこだわりがなく、気が向いた時に聴きたい分だけ聴いていました。強いて言うなら、寝坊や落単などで気分がやさぐれた時に聴いていたと思います。こんなこと、パターン化できるほど何度もあってはいけないんですけれど。
この曲の魅力は歌詞のREAL度にあります。私が飛び抜けて好きな箇所を載せておきますね。
『Bad Bitch 美学』は、言うなれば「美学大全」だと思います。彼女らが自身の経験から形成してきた美学の集合体。そして、それはそれぞれの色があり、REALさがあり、説得力があります。本当にかっこいい。
宴の終わり
ここまでお読みいただきありがとうございました。音楽についてしっかり語るのは初めてでしたが、意外と楽しくていい感じに忘年ができました。最近やっと風邪や喘息が治ってきたので、なんとか穏やかな年越しを迎えられそうです。咳 is over. それでは、良いお年を。
(おわり)
p.s. 今年はnoteで試行錯誤しまくってた希ガス。来年はそれを活かしてもっと更新頻度を上げられたら嬉しいです。さようなら、卯年……
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