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慣れ親しんだ自分を手放す

望む現実を手にしている人はごくわずか


あなたは「望む未来に近づき、現状を変えたい」と思ったことがあると思います。

ほとんどの人が持ったことがある願いでしょう。


それなのに望む現実を手にしている人は少ない。

望んでいるのに達成できない、このギャップはなぜ起きるのでしょうか?

今回は、このギャップの正体について考察します。


現状維持が基本

生物の生存戦略として「現状維持」は基本的なものとなっています。

安全な巣穴を見つけたら、ずっとそこにいようとします。

生存が脅かされるくらいの大きなきっかけがないと、変化しようとは思いません。
ずっとそこにいれば死なないからです。
脅威がないのに安全な場所から出て、危険に身をさらす個体は生き残れなかったのでしょう。

私たちの祖先は、このような生活を数万年繰り返してきました。
より慎重な個体が生き残って今に至るわけです。

命の危険が少なくなった現代でも、この性質は色濃く残っています。

現状を打開して、望む現実を手にしたいと思ったとき、「現状を維持する機能」は障害になるように思えます。

どれだけ意識的に望んでも、無意識レベルで現状を望まれたら変わることはできないのではないか。というわけです。

実際これはほとんどの人に当てはまっている事実で、望む現実を得ている人はごくわずかです。

しかし、現状維持機能も単なる道具ですので使い方次第で、
あなたも望む現実を得ることができます。

次に、その「現状維持機能という道具」について解説していきます。

コンフォートゾーンとホメオスタシス


まずは、現状維持機能という道具とは具体的にどんなものか解説します。

現状維持が無意識で選択されることを理解するには

コンフォートゾーン
ホメオスタシス

という概念を知ることが助けになります。


「コンフォートゾーン」「ホメオスタシス」は、Wikipediaによると、

コンフォートゾーン=「快適な空間」を意味する語である。心理学などでは、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指す。

ホメオスタシス=恒常性(こうじょうせい)ないしはホメオスターシス(希: ὅμοιοστάσις、英: homeostasis)とは、生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。


コンフォートゾーンは物理的な空間だけでなく、情報空間にも当てはまります。

例えば、内向的で無口な人が、いきなり知らない人に声をかけるというのはコンフォートゾーンの外の行いです。
反対に、一人で本を読む、ゲームをするなどはコンフォートゾーンの中にいる状態です。

それに対して外交的な人は、一人で過ごすことは耐えられず、すぐに友達と遊びにってしまいます。
これはコンフォートゾーンに引き寄せられているのです。

このように人それぞれ「コンフォートゾーン」という「巣穴」をもっていて、あえて変わろうとしない限り、または変えざる得ない環境にならない限り、この範囲で生きようとします。

次に、
ホメオスタシスは、コンフォートゾーンに居続けるためのはたらきのことです。
wikiの定義での「内部環境」をコンフォートゾーンと読み替えてもらうと分かりやすいです。

先の例で挙げた外交的な人は、ホメオスタシスの働きによって、
支度をして遊びに行ったのです。

違う例を出すと、エアコンで温度を設定すると、その温度に合わせて冷房や暖房の出力が変わりますね。
そして、設定温度に近づいたら出力が下がり、また温度が変わったら出力が変わるといったことを繰り返して温度を一定に維持します。

この設定温度が「コンフォートゾーン」、
コンフォートゾーンを維持する働きが「ホメオスタシス」、

ホメオスタシスは、エアコンの暖房で言うなら、
「設定温度に対して室温が低いほど、より暖かい風を出す。
設定温度に近づいたら温風を弱める。
気温が下がったらまた温風を強くする。」というプログラムのことです。

このプログラムはメーカーが設定したものですから、意識することはありませんが確かに存在します。でないとエアコンとして用をなしません。

さて、コンフォートゾーンとホメオスタシスについてザックリ理解していただけたでしょうか?

次は現状維持機能を道具として利用し、
望む現実を引き寄せるための応用方法について解説します。


コンフォートゾーンの設定


望む未来に近づくにはどうしたらよいか?

結論から言うとコンフォートゾーンの設定を変えることさえできれば、ホメオスタシスの働きによって、望む未来に近づくことができます。

現状維持機能が働く際、エアコンで例えましたが、
人の場合、
コンフォートゾーンが設定され、ホメオスタシスがはたらき現状が維持されるような行動を無意識下で選択させられるということです。

コンフォートゾーンなって設定した覚えはないと思われたかもしれませんが、あなたは確かに設定しています。

それは「経験」です。
経験によってコンフォートゾーンが設定されていきます。

例えば、引っ越しをして家が変わるとうれしい反面、落ち着かない気がすると思います。
しばらく住んでいると、引っ越した時のことも忘れてしまうくらい慣れていきます。
もし、あなたが学校や職場でストレスを感じたなら、その快適な空間(家)に帰りたいと思うはずです。

これは、引っ越してからその家に住む中で、日々安全に生きるという経験によってコンフォートゾーンが設定されたのです。

他の例でいうと、
内気で人見知りな人は、
幼少期に誰かに嫌なことを言われて、話すこと=ストレスのかかることとなり、
話すことがコンフォートゾーンから外れ、
黙っていること=コンフォートゾーンに設定されたのかもしれません。

このようにコンフォートゾーンは感情を伴う経験で設定されます。
これは無意識下で起きるので設定していないと思われるのも当然のことです。

次は設定の変え方を解説していきます。

設定の変え方


感情を伴う経験によってコンフォートゾーンの設定が変わると言いました。


であれば「望む未来にふさわしい」感情を伴う経験をすれば、コンフォートゾーンの設定は変わることになります。

感情を伴う経験はどのようにすればよいか。
結論、アファメーションやイメージングが有効です。

アファメーションは、理想の未来を言葉にして(書く、話す)感情を感じます。
その時、その場にいるかのようにリアルに感情を感じると効果が高まります。

例えば、
「私は理想のパートナーに恵まれ幸せを感じています。」
などです。

イメージングは、アファメーションのように言い聞かせず、未来を想像して感情をリアルに感じることです。

寝る前、起きた後などリラックスできるときにアファメーションを意図的に行い、日中仕事や学校などで、思い出したときにイメージングを行うのがよいでしょう。
慣れてくるといつも望む未来をイメージしているようになり、そのための行動を選択できるようになります。

アファメーションやイメージングでは、望む未来にふさわしい感情を感じることで、コンフォートゾーンをずらすということを行っています。

過去の記憶から、今の現実ができていることと比較すると、
アファメーションなどでは未来の記憶を作っているイメージです。

今回は深入りしませんが、過去も未来もあいまいなものです。

であれば理想的なものに書き換えてしまい、コンフォートゾーンも意図的に設定していきましょう。

アファメーションで理想の記憶を作ることで、そこから生まれる思い込みが定着していきます。

例えば、「理想のパートナーを得て幸せ」という人なら、
その人はすでにパートナーがいる(もしくはできる)状態ですから、
それなりのふるまいをするようになります。
外見に自信を持っていたり、コミュニケーションを積極的にとったりするでしょう。

自分に対しての思い込みが変化して、行動が変わっていきます。

これがコンフォートゾーンが書き換わったということです。
そうすればあとは結果として理想の現実がついてます。


ぜひあなたも、
慣れ親しんだ「自分らしくない自分」を手放し、
本当に望む「自分らしい自分」になりましょう!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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