megumi.

墜落紀行

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最近の記事

気持ちなんて6秒あれば変わるから期待すんな信じるな歪んだままを愛せ

    • 都合のいい

      「あ〜なんかなぁ、もう皆んな幸せになって欲しいなあ」 叔母に言われた。すぐにはピンとこなくて返事をしなかった。 だけどそのあと色々話を聞いていたら「あ、確かにそうだ。」と納得した。 「考えてみればさ、元夫くんは前の奥さんとの間に3人の女の子がいたんでしょ?で、そのあと離婚して子どもは3人とも奥さんが引き取って、ひとりになって歳もどんどんとっていって寂しいなって気持ちで過ごしてたところにメグちゃんていう子と出会って、結婚して子ども、男の子だよ?が産まれて暮らしてたのに、メグち

      • 宇宙船

        さようなら、もう会うことはないね。ニコッと笑いながら冗談を言ってみた。 君もニコッと笑いかえしてくれた。 嘘、ほんとは会いたいよ離れたくもないよ。でもお仕事だもんね。 宇宙は一体全体どういう空間なんだろう。真っ暗かな?いろんな沢山の惑星が浮かんでるのかな?重力はやっぱりなくなる? つかの間、君とは同じ星にいれなくなるね。 どれだけ離れていてもわたし達同じ空の下、同じ星にいるから、っていう台詞も使えなくなるね。 きっとわたしの知らない世界が広がってるんでしょう。君と

        • 価値

          無意味という価値。 わたしにとって無意味な事ほど価値を感じるものはない。 似た感じだと、無駄。 無意味、無駄、これらに価値を見い出せる自分を私は素敵だと思う。笑われても結構。 無意味な暇つぶしの延長線上に、とんでもなく素晴らしいものが生まれると思っている。 何に対しても果たしてこれに意味はあるのかどうかとわざわざ考えることが自分にとっては良くないことだと気づいてからかな。 空白期間だってわたしにとっては価値あるもの。 どう生かすかどう感じるかそれは自分次第。

        気持ちなんて6秒あれば変わるから期待すんな信じるな歪んだままを愛せ

          どうしたものか

          自分の性格について、また新たに発見したことがある。 わたしが好きだと感じる人の、好きなものとか好きな色とか好きな場所とか、そういうのが私と違かった時、自分を否定された気持ちになる。勝手に。 簡単に説明すると、たとえば私は白が好きで、服も少しずつ白味を増やしてきている。それがもし私の好きな人が黒や紺が好きで服装も黒ばかり、となると好きな人と違うわたしをわたしが否定する、みたいな。簡単とか言ったのに難しくなっちゃった。 そもそも誰も私のことなんて否定してもいないし、好みなんて

          どうしたものか

          ほのかに

          透き通った飴色のティーカップとソーサー ティーカップに注がれた紅茶から ほのかな檸檬の香りが漂う 雨降りの午後は 部屋の中で雨音を聴きながら ぼんやりとひとりお茶会 てるてる坊主なんかをつくるのも良いな ただぼんやり過ごすもの悪くない パタパタと窓にあたって弾ける雨粒を見て そんなことを考える 無事に今日がおわりそうでホッとした

          ほのかに

          添う

          頼りたい、というのは 寄りかかりたい、とは違うだろうか 寄り添ってくれる何かがあれば心強い あいにくそれは自分自身で 己が頼もしく安心して身を任せられる時もあれば スカッと空振る時もある 一番信頼すべきは自分だし、 一番信用ならないのも自分。 山あり谷あり、五歩進んで三歩下がる そんな毎日

          むせかえる

          誰かの声に 背骨のほうから手を突っ込まれて グチャリとかき回され 冷や汗はじっとり ギコギコとブリキの玩具みたいに動く 頭はツンとしている 体積分も自分の身体があるように思えない ドロドロ溶けていく 液体 これがフラットな状態だなんて たしかに頭も空っぽで身体も軽い 心音だけがとくとく聴こえる

          むせかえる

          うむ

          さっき書いたもの、私が一方的に思いを吐き出す形になってしまっていたな。 結局のところ医者と患者も人間と人間なんだからお互い分かり合えるはずもなくそれを踏まえた上で関わらないと、と思った。 なんにせよ生きやすい方法を自分なりに模索しないとこれからどんな壁にぶち当たるか分からないし。 明日はもっと強くなって一日一日生まれ変わり続けたい。

          精神科

          やっぱりなかなか外に出れずまた精神科にお世話になるしかないと思い、予約を入れてもらい相談員さんと共に本日精神科に舞い戻りました。なのですが、前の主治医に診てもらうことになってしまい案の定診察終わりの待合室でグズグズに泣きました。結論から言うと、けちょんけちょんに言われました。 まず一言目に「今日はなんで診てもらいたいと思ったの?」から始まり、自分の今の精神的な状況やこんな事で悩んでいる等細かく伝えたつもりが「えーでも薬飲まなくて大丈夫じゃない?今日だって相談員さんに送迎お願い

          憂うつ

          春はたまに憂鬱。自分の人生は私には荷が重い。 要らないものを手放していたら必要なものまで全部捨ててしまったので頼るものがない。そうしたのは自分。 これからどうしよう、なんとでもなるしなんでも出来るのに何も出来ない。頼りない自分。 書くことが唯一。精一杯の気力でこれしか出来ないなんて。 いつもどんな時も前向きとはいかない面倒な性格なのが本当に面倒。気力さえ出れば料理なり散歩なり出来るのに。 少し暖かくなって過ごしやすくなったおかげで、寒いから〜という理由も付けれなくなって

          晴れて風が強い。あの時見た早咲きの桜を思い出して、この強風で散ってしまわないか考える。とても綺麗に満開の花を咲かせていた桜は散る時もきっと綺麗なんだろう。散り際も見たかったなと贅沢な悩み。 この部屋で静かに飾られている花たちもいずれ散る、風になびくことなく真下に落ちる花びら。咲く場所によって散り方も違うのでそこも花の魅力かなと思う。何にせよ花はどれも美しい。 この風は誰かにとってはありがたいのか考えてみたけど、たんぽぽぐらいしか浮かばなかった。綿毛になって風に乗る種が地に落ち

          もし

          誰かが書いた長い文章の羅列の一節として生まれてきてたら、他の誰かが書いた心惹かれる文章に恋に落ち文字同士で白い紙の上で恋仲になれたのに。 たまにこんな有り得ないことを考える。自分でも小っ恥ずかしい話だなぁと思う。 だけど人がいるから文字が生まれるわけで、私は文字にとってなくてはならない存在。そう考えると嬉しいと同時に背筋が伸びる。 もしも、なんて野暮な事だけどたまに考えてみるのも悪くないよね。

          アナログ人間

          自分はアナログ人間で、ネットにもかなり疎い。 もちろん便利だと感じる部分もあるにせよ先ずついて行けない。本当は文字も手書きが1番良い。noteを使っているのはそれこそ思いついた時ぱっと書けて、なにより自分と同じ文章が好きな人たちが私の書いたものを見つけて読んでくれるからである。それは良いのだけど、やはりスマホでの文面のやりとりが普及すると、文通をしなくなる。想いを寄せる人へ恋文を書かなくなる。代わりに今はLINEがあるからそれで事足りるわけだ。ちょっと前まで有線イヤホンしかな

          アナログ人間

          切なさ纏う風

          夜風はまだすこし冷たく、ひんやりしている。なんとなく切さなを纏うような風が私を包んではすり抜け消えていく。心地が良い。その風に影響を受けながら私も切ない気持ちになる。夜の良さが私の心を掴んで離さない。毎日天気に気分を左右されているけれど、昼間晴れた日の夜に吹く風が1番好きかもしれない。どうしたって心地が良いのだ。たとえそれが切なく哀しげな風でも。気持ちが揺れ動くことを嫌っていた私ももう気づけばどこか遠くへ姿を消していた。心地良いと思えればそれだけで良い、とても素敵なことじゃな

          切なさ纏う風

          研ぎ澄ます

          人の目を見るのが怖くなってから、反対に耳を研ぎ澄ます様になった。外を歩いてて後ろから人の足音と共にチャカチャカ聞こえる時は「あ、犬の散歩だな」と分かるようになった。あとエアコンの暖房が霜取りで止まる時の音も分かるようになった。前まで散々寝る時もイヤホンで音楽を垂れ流しながら横になって音楽に逃げていた。だけど最近やらなくなった。邪魔な音がなくとも自然の音と自分の会話だけで満足するようになった。 けれど良くない点もある。音に敏感になりすぎて静かな夜は些細な音が気になって寝れなくな

          研ぎ澄ます