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『からこといのち通信 』

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コロナの中から新たに始まった活動についてお知らせしています。
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記事一覧

『からこといのち通信 №30』12月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/11/30 発行

『からこといのち通信 №30』12月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/11/30 発行

『からこといのち通信 №30』12月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/11/30 発行

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ーー『東京レッスン』12/3 再会ですーー
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自分とは何か。

自分の声を録音して聞いてみる。
これは自分の声では無いという。
それではどれが自分の声だと問えば、自分がしゃっべっている声だと答える。
どうや

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『からこといのち通信 №29』11月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/10/30 発行

『からこといのち通信 №29』11月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/10/30 発行

『からこといのち通信 №29』11月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/10/30 発行

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速報ーー『東京レッスン』12/3 再会ですーー
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あの人は観念的だというが、ふだん私たちが使っている言葉は、ほとんどが観念です。読んで字のごとく「念」=「頭の中の思い」を「観る」=「見る」のですから、それは

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『からこといのち通信 №28』10月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/9/30 発行

『からこといのち通信 №28』10月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/9/30 発行

『からこといのち通信 №28』10月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/9/30 発行

地続きの発想

詩人の女性とZOOMの体操でお目にかかった。

「からだ」を固めての再会。

自分の「からだ」を開いていると仕事にならない。
会社で色々な人から、いろいろなことを受け止めてしまうので、「からだ」を固めて受け取らないようにしている。
仕事の話題は、自分を傷つける。

ところが、自分

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『からこといのち通信 №27』9月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/8/30 発行

『からこといのち通信 №27』9月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/8/30 発行

『からこといのち通信 №27』9月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/8/30 発行

グラウンディングという。

大地と足の裏の境界が無くなる。樹木が深々と根を下ろし、植物として地面から生えているように、私は立っている。
これがグラウンディングである。地に足を着けるともいう。

地面からから樹液が流れ込み、私たちを立ち上がらせている。立っているのが気持ち良い。
バケツを持って立って

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『からこといのち通信 №26』8月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/7/30 発行

『からこといのち通信 №26』8月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/7/30 発行

からこといのち通信 №26』8月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/7/30 発行

私のレッスンに「ぶら下がりの話しかけ」というのがある。
私が、相手の腰を後ろから持って、「からだ」の中身がいろいろに変化するよう動かしていく。

上手くいくと「からだ」が、波や流れになったように動き出す。まるで実体の無いアメーバーのように良く動く。

二人組になって、みんなでこれをやってみるのだが、

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『からこといのち通信 №25』7月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/6/29 発行

『からこといのち通信 №25』7月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/6/29 発行

『からこといのち通信 №25』7月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/6/29 発行

人生地図、水平面上で現在の位置をプロットしてみる。その点は時間の経過とともに移動する。移動しなければ時間が経過しても同じ位置に留まる。移動が始まればまた時間の経過とともに位置を変える。他の人の位置を加えれば、複雑な動きとなるが、私の位置が他の人と同じ位置を取ることはない。それは人間が体積を持つから

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『からこといのち通信 №24』6月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/5/28 発行

『からこといのち通信 №24』6月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/5/28 発行

『からこといのち通信 №24』6月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/5/28 発行

寝覚めの布団の中で『自己の突破と魂の解放』の言葉が浮かんだ。ここのところレッスンが出来ていない。仕方ないので、毎日のようにカフェに行っては、ノートパソコンを前にああでもないこうでもないと、考えを巡らせている。その一つが、私自身が「何をやっているのか?」一般向けのレッスンの説明である。

レッスン参

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『からこといのち通信 №23』5月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/4/24 発行

『からこといのち通信 №23』5月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/4/24 発行

『からこといのち通信 №23』5月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/4/24 発行

自分にとって特に意味があると思われなかった体験が、あとから振り返ってみると、実はとても大切だったと気づくことがある。

「我見」というが、私たちはモノ(物・者・存在)やコト(出来事・存在)を見るとき、選り好みや贔屓をして見る癖がある。そのせいで私たちは、さまざまなモノ・コトを見るとき、自分(自我)

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『からこといのち通信 №22』4月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/3/30 発行

『からこといのち通信 №22』4月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/3/30 発行

『からこといのち通信 №22』4月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/3/30 発行

空也上人像、口から小さな仏さんを吐き出してるやつ。
あの仏、一つ一つが「言霊」なんです。ナ・ム・ア・ミ・ダ・ブッ(南無阿弥陀仏)と音声が連なって、言葉として口から出てる。
(東京国立博物館 空也上人像 https://kuya-rokuhara.exhibit.jp/

レッスンで相手に話しかけ

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『からこといのち通信 №21』3月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/2/28 発行

『からこといのち通信 №21』3月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/2/28 発行

『からこといのち通信 №21』3月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/2/28 発行

「ちからを抜く」とは、「ダラッ」とすること。これが一般的な理解のようだ。
日々の生活や仕事では、よほど緊張を強いられているのだろう。家に帰って、その緊張を取っ払って「ダラダラ」する。ふつうには、これが力を抜く、力が抜けるということなのだろう。

本日はもう、キリキリと神経を使って努力しなくても良い

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『からこといのち通信 №20』2月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/1/26 発行

『からこといのち通信 №20』2月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/1/26 発行

『からこといのち通信 №20』2月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2022/1/26 発行

「あっ?これだ!」ギターに合わせて歌っていたらいつもと違う「こえ」が出た。声が焦点を結ぶというか、落ち着きどころに落ち着くというか。これまでの自分の声が、本物ではないと言うことが、はっきりする。

いつもの声は、ぼんやりとして纏まりがない。茫洋とした、それでいて見通しの利かない外皮に包まれたような

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『からこといのち通信 №19』新年1月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2021/12/31 発行

『からこといのち通信 №19』新年1月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2021/12/31 発行



『からこといのち通信 №19』新年1月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2021/12/31 発行

もう5、6年になるかな?「ゆるゆる体操」の名称で、自立支援施設の利用者対象に『野口体操』の講座を続けている。1時間半の講座を月に2回、精神に障がいを負った人たちが、自立した社会生活を送るための各種サポート講座、その一つだ。

昨日も午前中、7名ほどの受講生と「ゆるゆる体操」をして来た。か

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『からこといのち通信 №18』12月号 2021/11/20 発行

『からこといのち通信 №18』12月号 2021/11/20 発行



『からこといのち通信 №18』12月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2021/11/20 発行

束縛からの自由。仕事などしないで、遊んで暮らしたい。そこまでは思わないでも、現在の仕事を束縛と感じていて、束縛のない自由な生活を望む。そして仕事を辞めて、例えばダンサーを目指す。

ダンサーは食べていけない。バイトをする。給与などの待遇は以前より悪くなる。夢の実現のためと自らを励ますが、貴

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『からこといのち通信 №17』11月号 2021/10/24 発行

『からこといのち通信 №17』11月号 2021/10/24 発行

『からこといのち通信 №17』11月号(人間と演劇研究所 瀬戸嶋 充 ばん)2021/10/24 発行

合宿は『航海』に似ている。日常という大洋に浮かべた船に、皆で乗り込み旅に出る。『物語』という紙上の海図を頼りに、普段私たちが住み込んでいる有限の世界から、無窮の天地へと船を進める。いのちの風を全身全霊で真っ向から受けながら、やがて日常の大海をはなれ、海上を眼下に見ながら、天の海へと航海は進んで

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