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男女平等への道のり

男女平等に扱ってよ!私を弱いものだと思わないで!なんて思っていた時期があった。今でもそれは男女問わず他人に対して感じることはあるけれど、最近、周りはただただ親切で、私がそれを弱いものとして扱われていると感じているだけなんだろうなと思うようになった。


女の子に重いものを持たせないとか、よくある話だ。今の職場でも重いものを取り扱わなくてはいけないときがあるけど、そこは基本的に男性が任されるようになっている。

え?女はやらせてもらえないんだ〜ってほんのり思っていたけれど、たまたまその仕事を少しやらせてもらった時実感した。

「こりゃ、無理だわ」と。

重すぎて持ち上がらないし、精密機械でもあるし商売道具でもあるので、私が無理して持ち上げられなくて怪我したり、ましてやそれを壊したりなんてしたら、と、脳裏を横切ったのはそんな不安だった。

怖くなってすぐ隣にいた男性社員に「無理そうです」と小声で言う。彼はすぐにその仕事を代わってくれて、その物を軽々持ち上げ軽々仕事を終わらせた。


私がその仕事をやれなかったことに対して男性社員は嫌な顔ひとつしなかったし、怪我ないように、女性にはあんまりやってもらわない仕事なんだよねと明るい口調で教えてくれた。


男女平等にしろと言ってみたって、男女はそもそも違う物だからここまで差が出ているのだと感じた。

男性が得意なこと、女性が得意なこと、脳みその構造や体つきによって傾向があるのは当然なんだろう。


ここの線引きは難しいだろうから、あえてこれ以上語ったりしない。


男性が、女性である私が苦手とすることを代わりにやってくれることは親切でしかないと思うようにした。

私が重い物を持ち上げるところを見たらみんな集まって大丈夫かと声をかけるのは、「お前にはどうせできないだろ」でもなく「女はこれだから」でもない。純粋な優しさなんだろう。もちろん個人差はあるが。

受け取り方って大切だよなあ、って話がしたい。伝わるだろうか??


男女の違いっていうものは、互いを支え合うことに使うべきなんだと思う。

それを少し目線を変えてしまって、どっちが上とか、どっちが下とか、敵対視したりしてる人たちがいる。

過去に何か嫌なことがあったとか、みんなそれぞれわだかまりを抱えているんだろうとは思うが、少し相手の立場になってみたら、もしかしたらそこには「優しくしてあげたい」という、無垢な気持ちだけがあるのかもしれない。

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