見出し画像

#保育園落ちた の季節

自治体により多少の前後があるものの、毎年1月中旬〜下旬にかけては、保育園の内定通知が送られてくる季節。

毎日ポストに通って、いざ、通知の茶封筒が届いた日にはドキドキハラハラしながら夫とせーのっで開いた。この紙に書いてあることで、私の人生は変わってしまう。夫には言わなかったけれど、私には大学の合格発表並みの緊張感が走っていた。

母になり、生後5ヶ月の子どもを育てながら今年2020年4月からの社会復帰を目指す立場になってやっと具体的に想像できるようになった。

4年前、あの悲痛の叫びのような文章がうまれた背景を。

「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログを。

「なんなんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ。どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか」「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ? 何が少子化だよクソ。子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからって言ってて子供産むやつなんかいねーよ」
「不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増せよ。オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。ふざけんな日本」

そうだよね、そうだよね、その通りですよねって女性として、いつか母親になりたいという希望のあった私は、全面的に共感しながらこの文章を読んだことを思い出す。


ここで、現在の私の状況を少し。

2019年3月 前職の契約任期満了に伴い退職 

2019年4月 ・(肩書きとしては?)専業主婦になる。・すぐに働きたくなり転職活動するものの、①出産を控えている妊婦という理由で全落ち(ここまではっきりとは言われないけれど。)

2019年8月 第一子出産 里帰りなし(実家、義実家共に遠方)・夫が産後8週間の育休を取得 夫婦で育児に奮闘

2019年11月 産後100日を経過する頃になり、やっと体調も万全と言えるくらいまでに回復(出産が痛みや苦しさのピークかと思いきや、産んで終わりなんかじゃないです。涙)

2019年12月 転職活動再開

2020年1月上旬 転職活動本格化 面接を数社受け始める。②書類選考通過し、面接の日時まで確約した後に、娘の保育園が内定していないという理由で突然の面接キャンセル

2020年1月下旬 有難いことに、保育園無事に内定

③なんとか面接まで進むことができても、(夫に仕事を休んでもらったり、娘を往復約3時間抱っこして電車に乗ったりしながら)最終的には、小さいお子さんを育てながらのママは前例がないという理由で不採用(私にそれほどの魅力がなかったと言われればそれまでですが)

※ちなみに、20年近く続いているこの会社でなぜ前例がないか。

過去出産した女性は全員仕事を辞めてきた。

だそうです。(色々と想像してしまいます。)


実際、当事者となる今日この日まで何も知りませんでした。いや、分かっていませんでした。


妊娠、出産、そして小さい子どもを育てながら仕事を続けることの大変さ。

(以下、共感と応援の気持ちを込めてシェアさせていただきます。)


再出発することのハードルの高さ。


シングルマザーさんが書かれたこのような記事も見つけました。

子どもを育てながら働いていくためにどうしても得たい理解、協力。一筋縄では得られない理解、協力。       

上記の方や、私に限らず、Twitter上には働きたいママ達の心の叫びがこれでもかいうほどに溢れかえっています。

結婚していても、していなくても。子どもがいても、いなくても。知っていることできっと見え方、感じ方、何気ないいつもの選択が変わってくるかもしれない。知らないことは選べない。でも、知っていれば選ぶことができる。それは自分にとって、相手にとって、もっと言えば未来の新しい命、この社会全体にとっての広くあたたかい幸せにつながることなのかもしれない。

前回の記事に書いたこんな気持ちで、私の状況をシェアさせていただきました。

まず、ずっと望んでいた待望の我が子の誕生、そして健やかな成長に心から感謝しています。

我が子が教えてくれた、何にも代えがたい喜び、愛おしさ、そして今まで見えていなかった社会の壁、その全てを、また必ず社会に復帰し、仕事を通してこの社会によりよいかたちで還元していきます。

前例がないなら、私が前例になるまでだ!

引き続き、夫と娘の力を借りて、家族3人団体戦で頑張ります!


このnote書きながら流れてきて、なんだかしみました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?