サクラ

心のままにつづります。

サクラ

心のままにつづります。

最近の記事

桜の雨

私の夢には 知っている人が出てくることが多く、 そのほとんどがもう会うこともない 昔の友人や知人。 知らない人が出てきたり 未来や予知夢を見たりする ことは本当に稀で、 基本的には 昔の友人と仲良くできたり できなかったりしている。 今朝は本当にめずらしく 知らないひとがでてきて、 私はその人の隣にいるだけで とても幸福で少し切なく、 体が芯からあたたまってきて 手に触れずにはいられなかった。 どれだけ記憶の糸を手繰りよせても もう顔も声も思いだせないその人の、 少

    • ここにあること

      人や場所のもつ 空気、温度、においに 敏感になって いつからか 人の心の温度が 上がったり下がったりするのが なんとなくわかるようになった 目に見える表情や言葉が 素直な感情とは限らない でも心が動いた感覚は そのまま伝わってくる こどもの頃 自分のことに精一杯で 挙動不審になりやすく 周りを見渡し誰かを慮る 余裕がなかった 母や周りの人に それを咎められ 言われなくても いろんなことに 気がつかなくてはと思っていたら 感性の殻が破れたような気がする 目の前の

      • 四季

        今日、はく息の白いのを見ました。 🐕も外へ出ると少し震えています。 息子も🐕も落ち葉の上を ガサガサしながら 走りまわるのが好きです🍂 たんぽぽが落ち葉から 顔を出していました。 わたげも この日も寒くて、 たんぽぽを見つめながら 春を追いかけたくなる私 こういうとき 「四季の歌」を思い出してしまう。 根雪のゆっくりとけてゆく、 ーそこにいるときも いなくなってからも そのすべてをうけとめる 大地こそが母性であり 僕の母親、でしょうか。 あらためて歌詞をみつめ

        • 夢の中へ

          9月 たくさんの方にセラピーを うけていただく機会を頂き 学びを深めたいと 考えていたときだったので 空いた時間は勉強と準備をする そんな時間を過ごしていました。 日常と体調を保ちながら がんばれるラインを探り やれるだけのことをやる。 方向性は合っているのか 喜んでもらえるのかなど 自分のしていることを信じて 切り替えと自問自答のくり返し。 眠ければ、疲れていれば むりしないを選択してきた 数年間でしたが 眠くても、疲れていても とりあえずやってみよう の1

          夏空

          体が欲しているものに耳を澄ます。 暑さに負けずいつもの自分で 立っていられるよう注意をはらう。 何を摂ろうか。 横になりたい。 頭を空っぽにして動きまわりたい。 なるべくいつでも フラットな状態を 保てるようにする。 わいてきた感情を自分の中に 留めすぎない練習をしている。 何事もなかったかのように 無視したりするのではなく 自分なりに考え 納得したうえで 消化される感覚。 記憶に刻まれた上で もて余すことなく そこから手をはなす。 苦手で避けてきたこと。 少し

          ドライフラワー

          以前にも書かせていただいた お世話になっている美容室へ ドライフラワーをお作りしました。 湿度と日差しが苦手なドライフラワーに とってはきびしい季節となってきました。 少しでも良い状態が 保たれるといいなと思いつつ。 オーナー様がボリュームたっぷりの 花束よりもこぶりのものがお好みで 今回もこういう雰囲気です。 このサイズ感、いいですよね。 ささやかな1本、いっぽんが 束のなかで大切な役割を担っている 感じがして好きです。 それぞれの色とかたち、咲きかたが 束のなか

          ドライフラワー

          真夜中にハッと目が覚めて 瞬きをすると、 涙がぼたぼたとこぼれおちた 夢を見ていた。 集団のなかで 私は受けいれられなかった ここにいてごめんなさい 存在しててごめんなさい かばってくれたひと ほんとにありがとう でも かんちがいして 迷惑かけたりしないから その勇気と優しさに 甘えたりしないから どうか安心してほしい 感情が生まれても すぐ消されていく 嬉しくても 悲しくても なかったことになる なかったことにして 笑うのが精一杯だから 私がここにいて

          花のこと

          花のこと

          遅ればせながら、桜の写真です。 早いもので桜の木は緑色になり、 ハナミズキが咲いています。 ヒトツバタゴも可愛い。 桜が終わってからも 春の花たちに癒やされます。 冬をこえて、今 いのちを咲かせているんですね。 たくさんの植物を 春の暖かさが包んでいる。 薄着のまま家を出られることも 窓を開けたまま過ごせることも とてもしあわせ。 地元は桜の町で、 実家の前にわりと長い 桜並木道がありました。 桜が終わってから 楽しみにする花が とくに思いつかなくて、 散りゆく

          ドライフラワー

          3月 長くお世話になっている 美容室の店内装飾を お手伝いさせて頂きました。 オーナー様との打ち合わせで 雰囲気やお色味などを ヒアリングし、お作りします。 納品し、 装飾していきます。 さすがは美容師さん、 花瓶やリボンで可愛くしてくださり とても嬉しかったです。 フラワーセラピストの資格と フローリストとしての経験を 活かして人や社会と繋がりたい 自分がセラピストを名乗るなんて。 花屋の経験もそんなにないくせに。 そういう否定的な声より “やりたい”が上回っ

          ドライフラワー

          夜がすきだった。 こどもの頃から。 皆が寝静まって まちのあかりも消えたころ。 やっと私の時間がはじまる。 何にも邪魔されない、 自分だけの時間。 心をわくわくだけで 満たせる時間が ほかにあるだろうか。 学校は 楽しいことや好きなことも あったと思うけれど 同等かそれ以上に いやなことや気になること、 緊張することもあったと思う。 実家のこども部屋は鍵がなく 母はノックせずいつでも突然 部屋へ入ってきて、 勉強していないと 小言を言われた。 私は漫画家にな

          春隣

          1月 大寒のころ 風邪がはやったり、 雪が降ったり 受験生に試練が多すぎやしないかと 思いながら忍ぶような気持ちで日々 すごしていた。 香りが記憶をよびおこすように、 深く刻まれた季節のにおいが 今なお蘇ってくることがある。 この時期は 自分を守らなくてはいけないこと が多すぎた記憶が強いらしく 閉塞的な気持ちが 無条件にやってくる。 寒い。 この季節はからだを維持するだけで エネルギーを使うのだから仕方ない。 ミモザの優しい黄色に 春の訪れと希望を感じて 心をあ

          花束

          クリスマスちかく、 会えることになった方たちに 花束を贈ることにしました。 花屋には、2年半ほどですが 勤めていたことがあります。 もう3年半くらい前。 久々に誰かを想ってつくります。 束ねているとき、 “あんまりゆっくりつくると 花に負担をかけるよ。” “もっと空気をいれて。 花たちがくるしそうだよ。” など当時 教わっていたことが 頭をかけめぐっていきます。 目立つ場所ではないけれど、 奥行きをだすのに欠かせない ところへ快く行ってくれる花 ちょっと、 私を

          雪の日

          イブの朝、カーテンを開けると 真っ白な銀世界でした❄⛄ 私の住む地域では8年ぶりの 10cmを超える積雪で、 予想だにしない景色にびっくり。 はしゃいで家をとびだす 主人と息子に少し遅れて、 私も雪を踏みしめに。 むかいのお家に住む かわいい姉妹が 息子と一緒に遊んでくれていました。 むかいのパパさんが作ってくれた かまくらに入ったり、 小さな台車をソリにして 雪の上をしゅーっと滑ったり。 (↑主人が全力で押しています) びしょ濡れになるのもかまわず 水たまりの中

          雪の日

          今日は珍しく 先生のアドバイスで 左下の胡蝶蘭を 足すことになりました。 「確立した“自分”を  この胡蝶蘭の存在が  引き立ててくれるんだよ。」 ひとがうけとりやすいように、 私という個性を意志をもって 輝かせること。 大好きな“思いのまま”の、 ひとつむこう側です。

          今日は珍しく 先生のアドバイスで 左下の胡蝶蘭を 足すことになりました。 「確立した“自分”を  この胡蝶蘭の存在が  引き立ててくれるんだよ。」 ひとがうけとりやすいように、 私という個性を意志をもって 輝かせること。 大好きな“思いのまま”の、 ひとつむこう側です。

          秋のこと

          あんまり気持ちのいい 秋晴れが続くので、 秋が好きになってしまいました。 木々や植物に光がさしこんで キラキラしている様子が本当にきれいで、 運転中とくに「いまこの瞬間を撮りたい!」 という衝動にかられてしまいます。 ゆれる刹那がほんとうに美しい。 秋の晴れは、どの季節ともちがう。 さわやかで気持ちがいいのは勿論 どこか地に足がついた落ちつきも あわせもっているような。 うまく形容できないけれど、 木々や植物も安心して 光や風になでられているようにみえる。 今年は4

          秋のこと