見出し画像

旅する小学校の旅の軸は4つ 「自分で決める」まずはここから!

 先日、旅する小学校の旅があった。
そして、また次の旅に向けて動いている。
旅小の旅は、
「自分で決めること」
「自分と仲間の旅であること」
「旅の準備と計画を立てること」
この4つを軸に進めている。

「自分で決めること」
まずはここから。
行くか?行かないか? 
行きたいのか?行きたく無いのか?
これを自分で決める。当たり前。

これがあって、初めて親に「行きたい!だから行かせてもらいたい」と言う交渉が始まる。逆も然り。

だけど、純粋に「自分だけの気持ち」で決めることは、子どもたちの様子から見ると、なかなか難しいようだ。


と言うのも、子どもたちは日々の何気ない言葉などからも、ちゃーんと親の意向や気持ちをしっかりと受け止めている。

だから、交渉を始める前に、最初からいろんなことを加味してしまう。
「自分で決める」これに慣れていない子どもたちは、まず「パパが行けって言うかもな〜」「ママがダメっていうかもな〜」とかから始まる。
シンプルに純粋に、、、ではなく、加味した上で、自分で決める!に向かう。これが悪いことだと言っているわけでは無い。

しかし、まずは本人がどうしたいのか??ここから出発しなければ本末転倒の結末になりかねないと思うのだ。

旅小で思う「自分で決める」のスタートはシンプルにそこから。

スタートは「自分の気持ち」から。

そして、次に行かせてもらうには、しっかりと親と話し合って交渉。

子どもが行きたい!と言ったら、親は「行かせない!」と言う場面は少ないとは思うが、簡単に行かせて欲しくもない。
行きたいと言ったら行ける。そんな単純なことじゃ無いはずだから。
子どもたちにもしっかりと、行くと言うことは「お金」「時間」を生み出す努力を一緒にしてくれる家族がいることを理解してもらいたい。

逆も然り。
行きたく無いと言う自分の気持ちに反して、行ったらいいのに!と思う親の気持ちをぶつけられる場合もある。そこも、軸に「自分の気持ち」があれば、交渉出来る。
親はというか、大人は「せっかくだから」が得意だし(私も含めて!)、子どもに関しては欲張りになりがち。笑
そ・れ・で・も!
行きたくない気持ちをブレずに持つことも大切。


要するに、子ども自身が「行く」と決めた気持ち、「行かない」と決めた気持ちに大人もしっかりと向き合った上で、対話をして欲しい。

そして、親や大人の前のめりな気持ち(笑)に動かされても、または逆でも、対話の上で、また最終的に自分で「決める」のだ。

こう言うことを重ねておくと、誰のせいにもしない。
せっかくだから〜を連発する大人に流された??笑 としても、
最終的に決めたのは「自分」だから。

こうやって決めた「行く」「行かない」を「参加表明」として、自分のサインと保護者のサインを入れて提出する。

このことによって、「参加する」と決めた子どもたちは、旅の途中で予想外に起きる色々な出来事に対して、全責任を自分ごととして向き合える子どもたちになっている。

そして、やっぱり来なければよかったぜ!!と言う場面に直面しても、来るって決めたの自分だからどうにかしなきゃならんのも自分。。。

だから、どうにかする。猛烈に考えて、どうにかする。

結果、どうにか出来る。

そして、過ぎてしまえばやっぱり楽しかった!と言う思いの方が残る。
なんなら、大人にも経験あると思うけど、トラブルあった方が、なぜか!旅の充実感は増している。笑

と言うわけで、毎度、旅は楽しかった〜となる。

「行かない」と決めた子どもたちは、行かない間に何をするか?を自分で考える。時間は平等にあるのだから、自分のために有意義に使おう!

行かなかった子どもの時間にも、平等に色々なことが起きていて、何も損したりしていない。

お互いに過ごしたそれぞれの時間の中身を本当の意味で知ることは出来ない。
だから、比べる必要もない。

それでいいじゃない!
だって、本当は人生そのものが旅のようなものなんだから。
人の旅(人生)と比較しても意味がないじゃん!

そして、次は「自分と仲間の旅であること」へ続く。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?