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【超簡単!】食品業界について話そう

こんばんは、☺️(かお)です。
先日、製造業について書きました。
どうせならもう少し踏み込んだことを書きたいなと思い、今回は食品業界について深堀してみたいと思います。
※私は食品業界の人間ではありません。
 私の仕事については、コチラを読んでみてね!

↓↓↓ほんで、先に読んでね!↓↓↓


チョコレートメーカーの場合

チョコレートで有名なメーカさんって、どこが思いつきますか?
明治さん・ロッテさん・グリコさん
個人的には北海道の
ロイズさん・ルタオさんも大好きです。
あの小さな一粒に、
たくさんの職人さんの熱意が込められているんです。

チョコレートを大量生産するとなると、簡単にまとめると、下記の工程を機械で(一部人力で)こなす必要があります。
・カカオ受入、選定
・焙煎、分離、混合など前処理
・テンパリング(温度調節)
・充填
・冷却
・型から取り出し
・検査、梱包、出荷

太文字にした2つの工程についてピックアップしましょう。

【テンパリングについて】


明治さんが、ご自宅でチョコレートを扱うときに、どのようにテンパリングするべきかをまとめてくださっています。

まとめると、厳密な温度調節と、水分への心配をしてはじめておいしいチョコレートができるということです。

そんなこと、機械でできるんか~?と思ってしまいますが、可能です。人様が完璧におこなうテンパリングにはかなわないかもしれませんが、各装置メーカが知恵を絞り、機構を考え、設計している装置でかなり高精度で温度調節ができているはずです。

↓↓↓ホームページを読んでも、正直何言ってんの?って思いますが、テンパリング装置を作っているメーカーがあり、そこから購入して大きなメーカーさんはチョコレートの温度調節をしている、というわけです。

ミルクなのかダークなのか。油分が多いのか少ないのか。一度に作る量が多いのか少ないのか。そういった要素で装置が変わったり、制御の頭の部分をいじったり、かなり繊細なお仕事をされています。

具体的に大変だろうな~という点を言うと、
チョコレートって液体なので、いきなり温まりません(温度は上がりません)では、温める力を最大限にして、温度を上げようとしすぎると、今度は温度が上がりすぎてしまう可能性があります。そうすると、細胞だか繊維だか知りませんが、とにかく品質にかかわります。
逆に、冷えてしまうと、装置の中で固まってしまい、詰まって、故障の原因になりかねません。

でも、温めるのに慎重になって、時間がかかりすぎてしまうと、生産能力が落ちて、皆さんのお手元に届くチョコレートが減ってしまいます。
メーカーとしては機会損失になりますので、当然、高い品質を保ったうえで、高い生産能力が求められるのです!

そういった要求を受けるのは、装置メーカさんですので、
どこまではできます。それ以上はできません!ってしながら、装置の数を増やしてもらうのか、装置の性能を見直すのか、お仕事されています。

【冷却について】

チョコレートの形が出来上がったら(充填が終了したら)冷却して、固めないといけません。
冷却するって、簡単に考えたら冷蔵庫に入れれば?って思うんですが、急激な冷えは品質にかなり影響を与えてしまうそうです。
なので、ゆっくり冷やすために、冷風を当てたり、もはや当てるより雰囲気温度(周囲温度)を徐々に冷やしたり?して、高品質のチョコレートを生産可能にしています。

冷却がうまくいかず、品質検査でNGが出てしまうと、もちろんおじゃんになります。一つの工程も手を抜けません。そしてそれを一手に担うこともある装置メーカさんは、きっといつもヒヤヒヤしながら製造ラインをチェックしているはずです…

他の食品に関しても書きたかったですが、文字数モリモリになるのでまたの機会にさせていただきます…

高い品質を保つために

上記の話では、どちらかというと大手メーカというより、工場の中に入っている装置を作っている装置メーカにフォーカスが当たっていましたが、ここからはどちらかというと大手メーカさんのお仕事です。

なんで品質保てないの?

食品となると、人の口に入るものです。
たまに問題になりますが、異物混入があったりすると大問題です。
そのため、かなり厳しい食品製造の規定があります。

原則HACCPを導入しましょう、となっているので、大手メーカだけでなく、中小メーカも対応が必要ですが、なかなか対応しきれていないのが現状です。(認証取得は取得義務なし、あくまでも任意)


そうした認証取得や、原則に沿った衛生管理をしていても、何か問題があった場合は、自主回収や、賠償問題になります。

消費者側としては、
「お金払ってモノ買ってんだ!なんで私の購入品に異物混入しているんだ!」となるのは当然のことです。もしもけがをしたとか、体調不良になったとかがあると、なおさらです。

ですが、たいていの企業ではきちんと決まりを守って生産をしており、ごくたまに、防ぎきれなかった不具合品が出回ってしまうことを理解してもらえると、もう少し寛容になれるかもしれません。

値上げももうやめてよ…

加えて、最近は物価上昇甚だしいですよね。いつも100円で購入していたお気に入りのチョコレートが130円になっていた時は二度見しました。
この値上げも、仕方ないことではあります。

よく言われる、原材料価格の高騰は、単純なカカオの高騰だけを含んでいるわけではありません。(と思っています)
・装置自体の価格高騰(鋼材の高騰、電子部品の高騰、電気代の高騰、石油の高騰など)
・装置メーカ人材の価格高騰(最低賃金の上昇、春闘などの影響)
・輸送価格の高騰(ガソリン代、人件費の高騰)
などなど。複雑に絡み合った事情があって、値上げラッシュになっています。

自分の給料が上がらないまま物価上昇すると本当に苦しいですが、メーカの存在のため、その下にいるサプライチェーンの適正な価格決定のためにも致し方ないことです…


許容し、大きな心を持つことが産業活発化の一助に。

製造方法の一部から始まり、各メーカの苦労も書きましたが、一消費者としては、できることは少ないです。

ただただ、許容すること。
いつも通り、好きなものを食べ、好きなものを購入すること。
それが産業の維持に不可欠です。

そうでなくとも働く人口が減り、
税金の使う先が増えているところで、日本の産業が生き残っていくためには消費者の協力が必要なんだろうな、と感じています。

私も、上手に節約しながらも、消費の大切さを感じているので、適度に散財しながら生きています。

この記事が皆さんにとって少しでも学びになりますように、そして許容する心が大きくなり、日本の産業が少しでも守られますように…

最後まで読んでいただいた方~

ありがとうございました♡
またまた工場見学のご案内です、
あ、何度も言うようですが、食品メーカのもの(まわしもん)ではありません💦(笑)

大好きなロイズさんの工場見学!行ってみたい~~~!いつかはわかりませんが、これで北海道旅行が決まりました(笑)

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