見出し画像

多言語が当たり前の環境に思うこと

#01 自己紹介とこれまでの経緯はこちらから

完全に3日坊主になってしまいました、、、。反省。
インター学校レポを気合い入れて書こうとすると、もっと間が空いてしまいそうなので、今日はライトな備忘録を書こうと思います。

最近の娘のお迎え事情

夏休み直前に広州市内で引っ越しまして、新しいマンションに移りました。

マンションの前にスクールバスが発着してくれるのは以前のマンションも今回も同じなのですが、毎日のお見送りとお迎えの様子は前回と大分違います。

そんな中でも、特に個人的に面白い出来事をご紹介です。

娘の友達(Mちゃん)で、マレーシア人パパと中国人ママの姉妹がいまして、その家族は中国人ママのご両親と同居しています。
ご両親がお仕事をしているので、主におじいちゃんがバス停までお迎えに来ます。 ご家族は以前日本に住んでいて、ご両親、おじいちゃん、子供たち皆日本語を話せることもあって、娘同士も仲良くしてもらっています。
お子さんたちは、母国語は中国語だけど、日本語もかなり流暢で、学校では英語を使っている。つまりトリリンガル。。。すごすぎる。

また、別のお友達で、日本人パパとブルネイ人ママのご家族が最近タイから引っ越してきました。
ブルネイ人ママ(Aさん)は中国語、マレー語、英語が話せますが、日本語は話せません。
ママがとってもフレンドリーで明るい方で、私はすっかり仲良しに。
ちなみに、お子さんたちはバイリンガルだけど、母国語は英語とのこと。英語の方が流暢に話してます。(タイ語や中国語も少しできるみたい。すごい。)

そんな、Mちゃんのおじいちゃん(中国語、日本語)と、Aさん(英語、中国語)と、私(日本語、英語)の3人で、子供たちのスクールバスを待っている時の会話のカオスなこと。笑
3人の共通言語がないので、3言語が入り乱れ、常に誰かがぽかんとして、その度に誰かが通訳する、という状況に。
誰か一人でももう1言語できれば、その1言語で会話が成立するのに。笑

そんな会話、生まれて初めてで、個人的にすごく新鮮です。
そして、会話の内容も、世代も国籍も言語も異なる3人だけど意外と絶えなくて、子供たちのことよりもむしろそれ以外の話題の方が多い。
広州の生活の話や、こっちではまだ半袖で30度あるのに中国の北の方では雪が降ったらしいよ(!)とか、日本の話とか、、、。
二人とも日本にゆかりがあるので、日本の話をして下さるんだけど、二人の共通言語が中国語なので、二人が日本の話をしているところに私は入れないという。。笑
そして、二人が私に話しかけてくれる時や、私が二人に話しかける時は、英語 / 日本語なので、2人に同時に話しかけることができない。。。。
かなり不思議です。

これまで日本で生活していては見ることのできなかった景色を、夫と娘のおかげで私も味わっております。

子供たちの言語習得

そんな多国籍環境ですが、Mちゃん(マレーシア中国ハーフ)と、Aさんの息子さんSくん(日本人ブルネイ人ハーフ)と娘は日本語でコミュニケーションを取っています。

最初は、自分だけ日本語しかできないということでどうも引け目を感じていた様子の娘だけど、最近は、英語も少しずつ理解できるようになってきて自信がついてきた様子です。
また、日本で日本人両親に育てられて日本人に囲まれて、1言語だけにこれまで専念(?)してきたので、当然ながら日本語の語彙力や表現力を含めた流暢さは自分の方が上だということにも気づいたよう。

言葉って、できるできないの二元論じゃなくて、当然ながらグラデーションがある。そして、習得は年齢に応じて変わってくる。

最近、エレベーターで2歳くらいの男の子がおばあちゃんに連れられてて、”我要妈妈”(ウォーヤオママー ママがいい)ってずっと泣き叫んでたんだけど(笑)、この言語力で大人だったら中国語話せます、とは当然ならないわけで。笑 でもその子は中国語ネイティブで、その年に応じた中国語を習得している。

娘の友達も、こちらで会う”日本語ができる子”たちも、いままで日本100%な日本語の友達しかいなかったところからすると、それぞれグラデーションがあって。
100%日本語だった娘も、日経新聞が読めるわけではないし、会社の会議の内容が理解できるわけでもない。国語の授業で勉強中だし、必死に漢字テストの勉強をしている。
娘の英語に関しても、仮に例えば "8歳のネイティブの英語" を100%と考えるならば、その100%が年齢とともに上がっていくわけで、そこに対してどこまで追いついていっているか、という感覚というか。

なんだかとりとめもなくなってしまいましたが、子供たちの言語習得を間近で見ていてとても興味深いです。

娘の最近の英語の習得状況にも言及しようかと思いましたが、長くなったのでまた改めて。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は、日本の公立小と中国インターに9ヶ月ずつ通った娘に聞いた、両方の学校の違いや好みについて書きたいと思います。

高身長アパレル ATEYAKA , MIHARU  Director
Kanako
リンク profu.link/u/kanako180

#インターナショナルスクール #インタースクール #駐在妻 #中国広州 #IB
#英語教育 #教育環境 #海外駐在 #駐在生活 #海外留学中の母国語教育 #日本語教育 #母国語教育


この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?