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私も、自分のやってきたことにふさわしい人になりたい。『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』を読んで。

とあるオンライン読書会にて。
「私、将来起業したいんです。社長になるために読んでおきたい本とか、起業したいひとにオススメの本ってありますか?」
私のざっくりとした質問に、読書会の発起人であるMさんはちょっと困って、ん〜と言いながら頭の中の本棚をずらりと展開しているようだった。
ちょっと時間が経ってから「せや!この本が胸に刺さったなら、鹿糠さんは社長になれるよ!」とおすすめしてくれたのは『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』だった。

『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』は端的に言うと、進路も将来もなにもぱっとしない高校3年生の主人公が、秘密結社Ladybirdという格好いい大人たちに衝撃を受け、生き方を改める、というお話である。

そしてこの感想ノートを書いているということは、私の胸にバチコンと刺さったということだ。

ネタバレはあまりしたくないので、特に印象深かった、秘密結社Ladybirdの発起人である二階堂肇が中学校の卒業文集の内容を書きます。

ふさわしい人
三年五組
二階堂肇

僕は、正月になると神社で毎年お願いしていることがある。
それは、
「僕は努力をする。だから、それにふさわしいものを与えてください」
という言葉だ。
それ以上でも嫌だ。それ以下でも嫌だ。
自分の努力にふさわしいものが、自分の将来に手に入るそんな生き方をしたい。
そして、それが与えられることを信じてる。
だから、僕はどこまでも、どこまでも頑張る人でいたい。
僕は、自分のやってきたことにふさわしい人になりたい。

秘密結社Ladybirdと僕の6日間 286Pより抜粋

この作文を読んだとき、自分が恥ずかしいのと、心に炎が灯ったので顔が真っ赤になって、涙まで出てきた。私は将来こうなれたらいいなと願ってるだけだった。今の自分は堕落した生活ばかり送っている。そんなんで社長になるだ?馬鹿馬鹿しいにもほどがある!

私も、自分のやってきたことにふさわしい人になりたい。

昨夜この本を読了したわたしは、
今日朝6時半に起き、散らかっている部屋を片付けた。
ゆっくりコーヒーを読んだあと、この本を紹介してくださったMさんにお礼のメッセージを送った。タイトルは、私、絶対に社長になります、だ。
すぐ返信が来た。「かぬかさんは、本からエッセンスを吸収するのがうまいんだね。どんどん本を読んで、インプットとアウトプットを続ければ絶対力になるよ」というありがたいお言葉をいただいた。
そして今、このノートを書いている。

この本には他に「自分の未来に恋するように生きろ」という名言が出てくる。
詳しくは実際に読んで衝撃を受けてほしい。

Mさん、素敵な体験を、どうもありがとうございました。

私も、自分のやってきたことにふさわしい人になります。


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