チームマネジメントのエッセンス ~初心者チームが県トップリーグに昇格した11年の物語~
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はじめに
サッカー、フットサルの指導者をしております、狩野文哉(かのう ふみや)です。
一か月以上前に、こんなアンケートをTwitter上で投稿しました。
今回は、その中の1位になった、「チームマネジメント」について、書いていきたいと思います!
僕は現在、一般社団法人スポーツクラブDMCJOY(奈良県)で、小学生のサッカーフットサルチーム・スクール、中学生のフットサルスクール、高校生のフットサルチーム、社会人のフットサルチームなどを運営・指導しています!
指導歴は12年になり、今まで400人以上の選手を指導してきました。
フットサルの県選抜チームの監督も経験しました!
自分たちでつくった社会人チームは、初心者チームからスタートし、11年かけて昨年度、県のトップリーグ(1部)に昇格しました!
このnoteでは、僕の経験や、今まで学んできた知識に基づいて、
特に、社会人チームのチームづくり、チームマネジメントを中心に書いております。(どのカテゴリー・競技でも参考になる内容につくっています。)
チームを運営していると、様々な問題が起きます。
今チームを持っている方、監督、代表、コーチ、キャプテンらは、色んな悩みを持っておられると思います。
僕の経験やノウハウが、皆さんの助けになれば幸いです。
たくさんの人に届いてほしいという思いはありますが、有料で提供させていただきます。
今まで色んな発信をしている中で、
無料だと、実際に活かしてくれる方は少ないと感じています。
(僕自身も、無料で得た情報はあまり活かせていません。)
少しでも金銭負担をすることで、人は「その分は吸収しよう!活かして行動しよう!」
そう思うものです。
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興味のある方は、ぜひこの機会に読んでいただけると嬉しいです。
今なら僕が11年間で学んできたこと、実践したことが、ランチ1回分の価格で読むことができます!
僕が今まで何十万円もかけて学んできた知識、何年もかけてやってきた経験が詰まっているので、代金以上の価値は必ずあります!
このnoteが、チーム作りをしている皆さんの悩みを解消し、あなたのチームマネジメントのエッセンスとして活かしてもらえるものになると幸いです。
このnoteを書くと決めてから、一か月以上かけて一生懸命書き、12,800文字を越える大作になりました!
さらに、某大手新聞社でプロの記者として活躍されているひでさん(@hide_futsal_)にこのnoteの添削を依頼しました!
価値あるものをつくるために、妥協はしませんでした。
社会人チームの指導者やチーム代表者はもちろんですが、育成年代の指導者、お父さんコーチ、保護者、キャプテンら。
また、飲食店や販売店の店長・オーナーら、組織のマネジメントをされている方には、参考になる内容になっています。
たくさんの方に届くことを願っています。
狩野文哉(かのうふみや)
狩野 文哉(かのう ふみや) 1986年11月22日生まれ 奈良県出身
JFA公認フットサルB級コーチ・サッカーC級コーチ
一般社団法人スポーツクラブDMCJOY 副代表・GM・監督
2018年度フットサル奈良県選抜監督
2017年度U-18フットサル奈良県選抜監督
新聞取材経験2回
イタリア短期留学経験有(フットサル)
SNSフォロワー数計4万人越え
YouTubeチャンネル登録数1800人
第1章|初心者チームが県トップリーグに昇格した11年にわたる物語
マネジメントについて入る前に、自己紹介も含めて、僕の社会人チームのストーリーを語らせていただきます。
1-1|初心者チームの立ち上げ
僕が指導者?としてフットボールを教えるようになったのは、今から11年前の21歳の時。
仲の良い友達が2010年南アフリカ・ワールドカップを観て「サッカーをやってみたい。」そう言ったのがキッカケで、地元の友達でフットサルチームをつくりました。
最初は、練習する場所も無かったので、土のグラウンドで、真っ暗闇の中で練習に取り組みました。
暗くて本当にやりにくかった。笑
ほとんどが初心者で、僕と数名だけ経験者がいるチームで、そんな初心者チームが僕が初めて指導を経験する場となりました。
真っ暗闇の中、練習に取り組み、メンバーたちが「試合をしてみたい」と言い始め、知り合いの経験者チームにお願いし、練習試合を行いました。
最初はボロ負け。
当たり前ですが、相手は県リーグでサッカーしている選手もいて、初心者チームが勝てる訳のない相手でした。
そこから、当面はそのチームに勝つことが目標で、毎週練習をして、そのチームに何度も挑みました。
練習して週末の夜試合で試し、その後にチームメイトとご飯に行き、試合について話す。(どうでもいい話もしていたけど。笑)
朝まで話す日もあって、そんな週末が楽しかった。
数ヶ月経ったある日、ついにそのチームに勝利することができました!
初心者チームは、徐々に力を付け、エンジョイチームぐらいの実力に育っていきました。
◆大会出場
練習試合で、少しずつ力を付け、経験者も加入したりしてエンジョイレベルくらいにはなってきたチームは、
次は大会で優勝することを目標にしました!
最初はエンジョイレベルのカテゴリーの大会に出場し、
最初は中々勝てませんでしたが、数回出て優勝🏅
その後、オープンレベルへ出場するようになりました。
その頃には、実力のある経験者も集まってくるようになり、
いつしかオープンレベルで優勝を重ねるチームになりました。
競技チームが出場してくる大会、「施設選手権」や「PIVOチャンピオンカップ」にも出場し、競技チームに接戦することもできるようになってきました。
(前列右から3番目が僕です)
そして、
「もっと本気でフットサルをやりたい。」
「大好きなフットサルで、奈良県で頂点を目指したい。」
「仲間と本気で目標に向かって取り組み、感動を得たい。」
そんな思いが強くなり、
チームは奈良県フットサルリーグ(公式リーグ)に参入することを決めました。
1-2|奈良県フットサルチャレンジリーグで足踏みした4年間
3部にあたるチャレンジリーグから2部リーグに昇格するまでの4年間は、多くの苦労がありました。
1年目は、現在バディフットサルクラブ(関西2部)のエースの濱口選手率いるカンパネーロや現在奈良県1部のエスフォルソと同じリーグデビューでした!
その時のチームは、ガチガチのゾーンDFからのカウンターというスタイルでやってたのですが、成熟してきている部分もあり、最終節まで昇格争いをしました!
ですが、最後の最後で1点差で負けて、昇格を逃しました。
2年目は守備の要だった選手が抜けたことで、チームのスタイルはガタガタに。
良い選手の加入もあったものの、機能せずに、順位を落としました。
この時の僕は、戦術を選手たちに押し付け、選手の力を引き出すことができていませんでした。
仲間に「もっと攻撃的に戦いたい。」「面白くない。」と言われ、気付きました。
窮屈な思いをさせていて、選手たちは力を発揮できず、フットサルを楽しむことができていませんでした。
仲間に言われて、気付くことができ、自分を見つめ直しました。
これまで、自分の戦術に選手を当てはめていましたが、 この時、選手を活かすために戦術を選ぶべきだと気づきました。
3年目、戦力は薄かったけど、選手一人一人の能力を最大限に活かす方法を必死に考えました。
そして同時に、チームのコンセプトや、「なんのためにこのチームをやっているのか?」という部分にも向き合うようになりました。
そしてチームは、前よりも「意見が言い合えて纏まりがあり、選手に自由がある。」魅力的なチームになっていきました。
そして、4年目で、やっと準優勝することができ、2部リーグへの昇格を決めることができました!
4年もかかってしまいましたが、一つの目標を達成し、仲間と喜びを分かち合うことができ、本当に嬉しかった。
昇格を決めた夜は、
飲んだビールは、いつもよりも数倍美味しく、
興奮して中々眠れなかったことを今でも覚えている。
夜中に、4年間を思い出し振り返ると、目頭が熱くなった。
1-3|2部リーグでの挑戦はチーム分裂を生んだ
ついにチームは2部リーグまで上がってきて、県のトップリーグ昇格を目指した戦いが始まりました。
2部リーグでの戦いも、やはりそう簡単にはいかず、1年目は運営でも、ピッチ内でも、思うようにはいかず苦労の連続でした。
問題も多く、連盟から注意を受けることも多かった。
◆チームの分裂
一番辛かったのは、2部リーグ昇格して、2年目に入る前のオフシーズンのこと。
チームの中心だった選手が、「新チームをつくりたい。」とチームから7人が抜け、若手を中心とした半数のメンバーが新チームへと移籍していきました。
彼が以前から自分でチームを持ちたいと思っていたことは知っていましたが、こんな形になるとは思っていなくて、当時はショックを受けました。
チームは一気に存続の危機に陥り、一緒にやってきた仲間に裏切られた僕は、すごく傷付き、辛かった。
でも、落ち込んでいられる状況でもなかったし、
一緒にやってきた仲間や、残ってくれた若手もいたので、
そこから、もう一度チームづくりしていくことを決めました。
1-4|悲願のトップリーグへ
そこから3年、少しずつ力を付けていったチームは、ついに昨年度、一部昇格を決めました!
チームを続けてきて、ここまでやってきてよかった。
心からそう思えた瞬間でした。
チーム創設から11年。
初心者の集まりだったチームは、県のトップリーグを戦うチームに成長しました。
今まで、何度も「もう辞めようかな。」と思った。辛いことも悲しいこともたくさんあったし、一人で泣く夜もあった。でも、逆に感動や喜び、幸せもすごく感じることができて、続けてきて本当に良かった。
僕は高校サッカーを辞めて、今までフットボールに本気で向き合うことは無かったから、本気で悔しい思いをすることもなかったし、感動を感じることもなかった。
そんな青春を大人になってから味わえることができて、嬉しく思う。
今では、残っているのはチームをつくるキッカケとなったにっしん(西村)だけです。
でも、総勢約80人以上のメンバーが、このチームの歴史を繋いでくれた。
本当に感謝している。
2019年度はトップリーグでの戦いになります。
トップリーグでも、「フットサルの面白さを伝える」というコンセプトを忘れずに、楽しみながら戦いたいと思います!
オフシーズンも、苦労の連続ですが、また乗り越えて、さらに魅力的なチームにしていきます!
また新しい物語が始まった。
次は、「奈良県一魅力的で強いチーム」を目指します!!
第2章|チームマネジメントの"軸"
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