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大臺 序乃壱

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此のお話は日本が嫌いな日本人へ…。  日本を愚かと思う日本人へ…。  日本が貧しい国であったと思う日本人へ…。  日本人として誇りを持てぬ日本人へ届ける物語。  此れは我等が…
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#大食い

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 16

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 16

 反乱から二十日が過ぎようとした頃、那賀須泥毘古(ながすねびこ)達は迂駕耶(うがや)が住む集落に到着していた。那賀須泥毘古(ながすねびこ)達は着いたは良いが此処からどうすれば良いかに悩んでいた。
 那賀須泥毘古(ながすねびこ)達は人では無く奴婢である。奴婢が突然集落に入り王后に会いたいと言って会わせて貰える筈など無い。正妻がいれば何の問題も無い話ではあるが正妻は連れ去られてしまった。那賀須泥毘古(

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大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 15

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 15

          勃発

 その日の夜、正妻は五瀨の下に連れ出された。本来裁きは日のある内にしか行わない。だが、五瀨は松明を焚き裁きの広場に正妻を連れて来させた。其れ程迄に五瀨に取っては我慢出来ない事であった。
 五瀨は正妻が自身の考えを改めてくれたのだと心の底から喜んでいた。しかも、正妻の考え出す策はどれも素晴らしく国力の増大に大いに貢献してくれた。だから、この裏切りは計り知れない物があったの

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大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 14

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 14

 五瀨はマックスブチである。奴婢の反乱の所為で集落は炭の王国と化したからだ。しかもあろう事か奴婢達は正妻を誘拐して逃走してしまった。此れは何とも言えぬ屈辱である。だから、生け取りにした奴婢を此れでもかと言うぐらい痛めつけた。
 この拷問は見るに耐えない物であった。五瀨は先ず爪を一枚一枚ユックリ…ユックリと剥がさせた。手指の爪を全部剥がし終わると同じ要領で足指の爪を剥がさせた。勿論尋問などはしない。

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大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 9

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 9

 五瀨は不機嫌である。
 理由は勿論正妻である。
 あの日、真実を知った正妻は戻って来るなり激しく五瀨を責めた。五瀨は終始正妻を宥(なだ)めたが正妻の機嫌は治る事なく、正妻は装飾品を投げつけ、服を脱ぐと其れも投げつけた。
「其方は人では無い。ただの裏切り者です。」
「おい…。良いから少し落ち着け。」
「落ち着け ? 落ち着ける筈が無いでしょう。あの様な光景を見てどう落ち着けと言われるのです。」

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大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 3

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 3

 賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) が覇者に成るべく行動する中、何故か領土は狭くなっていた。此れに対し賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) はプンプンである。集落、国を攻め落とし確かに領土は広がっているはずなのだ。だが、何故か領土は広がる所か狭くなっている。
「どう言う事じゃか ?」
 朝廷を開き賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) が皆に問うた。
「じゃよ…。何故領土が広がりよらんじゃか ?」
 葉月(はつき)が言

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大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 2

大壹神楽闇夜 2章 卑 3賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) 2

 賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) が取った政策はハナ国に混乱を招く事になった。特に母親連中からは猛反発を食う事になったのだが、賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) は其れに大激怒してしまい一時は壮絶な修羅場となった。だが、賈具矢羅乃姫(かぐやらのひ) の圧倒的な勝利に終わり、母親連中は幼子の教育を右主に任せる事を承諾させられる事になった。だが、子育てから解放された娘達は、これ迄反発してきた態度を一変し此の政

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