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意味不明?

「借り物」の真実。


人間、一切合切が借り物。


この真理をどれだけ人間は理解しているか。



「はあ?全てが借り物っておかしくない?だって、いろんな物を、ちゃんとお金払って買ってるし。この買ったものって自分のものじゃないの?これが他人のものっていうこと自体ヤバくない?意味不明…」


「我が社は、土地と自社ビルを所有しています。賃貸ではありません。自社固有の資産として計上していますし、ちゃんと税金も払っています。これは流石に、借り物ではないですよね。それと、汗水たらして稼いだお金で買い足した製造機械も、れっきとした我が社のものです。この機械がないと、ウチは商売が成り立ちません。これも借り物ではないですよね。」


「我が国の領土は、断固として守らなければならない。他国の言い分は聞かない。侵略されたら力で追い返す。なぜならば、これらの土地は、古来から我が国固有の領土なのだから。」


「この間、ウチの山に勝手に入ってタケノコや山菜採りしていった輩がいたらしい。近所の人が教えてくれた。けしからんことだ。見つけたらただじゃおかねえ。」「海岸が日に日にゴミ山になっています。どこから漂着したのか、ペットボトルやら、漁の網やら、医療機器までありました。どうして地球をこんなに汚せるのか、まったく理解出来ません。私たち人間は、この地球に住まわせてもらっている存在なのに…。」


「この間、最先端の臓器移植の論文が科学誌に掲載されていました。この技術がうまくいけば、人間の不老不死も夢ではないそうです。人間ってすごいですね。」…。



何人も借りたものは返す。


これ現世でも常識。


返さぬ者もいるから、借用書が必要となるなど愚の骨頂。


人間よ、この社会における借り貸しの話をしているのではない。


真理実相は、人類の私物なるものは一切なしの提供の大義を有しているのだよ。


なぜならば、大地や空気や鉱物は、人間が一から生み出したものか?


水や風はどうか?


自然はこれらを、人間や他の生命体に無償提供している。


従って、人間社会において、あらゆるものが、“勝手に”自然から採取、採掘、抽出したものを、加工、化合し作り出されたもの。


人間の持つ体の機能の創造提供者は誰ぞ。


自分の身体すら借り物。



そう。元の基、源の話をしている。



「そんなこと、いちいち気にしていられません。私たちが使っている便利なものたちは、全部、先人たちが考え出して作り出したものですよね。これは人間の産物とは言えませんか?だから、最終的に作った人のもの、権利を持っている人のものじゃないの?そうしないと、社会が成り立ちませんよね。全てが借り物なって、言っている意味が全く分かりません…」。



人間、だから使いたいだけ使い、捨てるだけ捨てて、あとは放っておくなどという所業が出来てしまう。


これ、人類皆の深き業(ごう)。


従って、このままの精神性では、是正を受けて困難を辿ることは自明の理。


そうなる前に、今一度、思いを馳せ、真実への理解を急ぐのだ。


無償の提供には、見えない条件が付いている。


そのことを生涯悟れず、我欲のままに好き勝手放題、いい加減な扱いを続けるのであれば、もはや実相をご破算にしなければならぬ。


そうしたくはないし、そうあってはならぬ。



人間よ。


単純に借りたものは感謝と報恩の意を持って、唯々、丁重に返す(帰す/還す)だけ。





そのことを肝に銘じ、自分が使わせてもらっているものは、自分の身体も含めすべて大切に扱い、感謝し、心を込めてお返し致します。




有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者