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読書ログ#2

読書垢で書店や版元、編集者さんをフォローしていると読みたい本がどんどん増えていく。で、積読が増える。読むスピードより買うスピードのほうが速いので、山はどんどん高くなる。買うスピードを抑えるより、読むスピードをなんとか上げたい。でも本当に必要なのは、スピードというより、読書の集中力。読みたいのに、持続できない。これも多動性とか衝動性みたいなものなのでしょうか。がんばろう。では読書ログ2本目、いきます。

保阪正康さん著「石橋湛山の65日」(東洋経済)

大好物の石橋湛山本。戦前のジャーナリスト時代、戦中下、保守合同前の政治時代、総理大臣時代、退陣後から晩年までのどこを切り取るかで、湛山はいろんな拡げ方ができるので、いろんな本がもっと増えるといいなと思っています。

虎尾達哉さん著「古代日本の官僚」(中公新書)

今年の”自分ランキング”上位間違いなしの1冊。人はサボる生き物なんですよ。社会性の高い行為を、規則正しくやるなんて、よほどの訓練がないとできないと思う。現代社会は、高度に訓練された人たちが支配する世界。そこに合わせられないと生きていてつらくなる世界。人はそこまで強くない。

佐々大河さん作「ふしぎの国のバード」8巻(KADOKAWA)

イザベル・バードの旅行記をコミック化。当時の東北を踏破するって、本当に大変だったと思います。強い好奇心と探究心がないとやり抜けない。異国の風習にここまでハマっていくバードさんのパワーに、後世の私たちは感謝しないといかん。結婚にまつわる習慣も、時代や土地によって様々で、だかれこそいまの習慣も、この先どんどん変遷していくものでもあるんだと思います。

川村卓さん著「野球の科学」(SBビジュアル新書)

子どもの頃から好きだったプロ野球観戦歴も今年で38年。その割に、プレーや作戦を自分で分析できない。ならば勉強すべし。スポーツ科学が進んできているいまだからこそ、野球観戦を究めると、学際的な趣味になりえるだろうなと思います。ただ、体を動かすのが苦手なので、腕がこう動いて......みたいなのは、なかなか把握が難しい。スポーツが苦手だと、観るのも下手になるのだろうか。

植木雅俊さん著「仏教、本当の教え」(中公新書)

年齢による感性なのか、時代への嗅覚なのかわかりませんが、宗教や祈りがこの先、大事なファクターになるように思っている今日この頃。ならばということで、仏教をわかりやすく知りたいと思って読んでみたら、とても面白い1冊でした。著者の植木さんにもリツイートでコメントをもらい、ますます仏教について知りたくなりました。

Twitterはテーマに応じてアカウントを使い分けていて、それぞれで得られるものがあります。読書垢だと、著者さんにコメントやリツイートもらえて知見も広がるので、これぞインターネットの恩恵だなぁと。野球ヲタ垢やアイドルヲタ垢でも、ファン同士の交流が楽しかったり。いまさらになってTwitterの使い方が自分の中で開けてきた感じ。

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