【プロフィール紹介】2000人以上の転職者への支援を通して気づいたコンサルとしての特性
こんにちは、お金が入るでかねいりです。
今日は、今更ながらではありますが、私のプロフィールをご紹介させて頂きます。
■実家が商売をやっていたことがコンサルになった原点
小学校2年生から始めて、そこから大学まで14年間アイスホッケーをやっていました。アイスホッケーをやっていて身についたのは、負けず嫌いな部分です。相手がどんなに強い相手だろうと、とにかくチームとして負けたくないという気持ちが強かったです。試合では、自分が勝負を決めるというよりは、全体を見て、不足しているところを補うことを頭においてやっていました。バランサータイプでした。
自分自身モチベーションが上がるのは、絶対に勝てる試合ではなく、勝ったら奇跡という試合。いわゆるジャイアントキリング・下克上です。そういったことを起こすチームに惹かれましたし、そういったチームを引き上げていくことにやりがいを感じていました。これは今の仕事にも通じる部分があると思います。
大学卒業後は、新卒で大手総合コンサルティングファームへ入社。実家が文房具・書籍の小売とOA機器の卸を営む会社を親兄弟でやっていたのですが、うちは本家ではなかったので、私が継ぐ必要はありませんでした。一方で、本家の息子(後継者)が私の2歳下にいまして、その彼は私と小学校から大学生まで全く同じ経歴。その彼から「継ぎたくない」という話をずっと聞いていたので、「彼が継がなかったら、この会社はどうなるんだろう?」という気持ちがありました。また、その会社は江戸時代から続く会社で、その会社をつぶすなんてことはあってはならないという想いも強くありました。自分が継がないにしても、実家の家業に力になれるようにという想いから、経営を支援する経験や能力を身につけたいと考え、コンサルティングファームへの入社を決めました。※結果的にその後、その彼が会社を継ぎ、家業を活性化させています。
大手コンサルティングファーム入社当時は、SAPやORACLEなどERP(基幹業務システム)全盛期で、その経験を通して、会計・生産・出荷・受発注などのビジネスがどういう流れで成り立っているのか、良く理解することができました。
それから3年ほど経ち、少しずつ仕事ができるようなってからは、ジレンマのようなものを感じるようになりました。ひとつは、プロジェクトごとに仕事が途切れている点です。ひとつのクライアントに対して継続的にかかわっていきたいと思うようになりました。もうひとつは、自分で責任を持ってコンサルティングがしたいという点です。パートナーやマネージャーが取ってきた仕事を納品するというスタイルではなく、自分で仕事を取りコンサルティングを行って、クライアントの成果に貢献したいと思うようになりました。
このような理由から転職を決意。転職先は、採用・組織コンサルティング会社で7年間務めました。
■本当の意味で「お客様の役に立つ支援」を追求して
私が入社した会社は、若くてベンチャー的な社風だったため、比較的自由にやらせてもらえる環境でした。
初めの3年は、新卒採用支援のコンサルティングを担当。残りの4年は、クライアントのニーズありきで提案内容を考え、コンサルティングを行っていき、その中から新たなサービスを開発するという新規事業に関わりました。後者では、営業戦略の立案の支援をしたり、新サービスの企画とWebを絡めた集客の支援をしたり、管理職の方と一緒にマーケティング戦略を考えたり、販促物をつくったりといろいろやりました。
一番印象的だったのは、長野にある温泉旅館の組織再構築の仕事です。社員アンケートを取ったところ、社長に対する痛烈な批判があり、開けてはいけない箱を開けてしまったという感覚でした。悩みに悩んだ結果、社長に謝ってもらうという提案をすることに。社員の方々に会社のことを考えてもらう会を開き、最後に社長からのお話の中で謝罪をしてもらうという企画でした。社長には「本当にやるのか?」と言われながらも、渋々引き受けてもらい、会がスタート。すると、社員の方々が真剣に会社のことを議論する様子を見ていく中で、社長の心境に変化があり、最後のあいさつでは自然と「自分が悪かった」という言葉が。そこから少しずつ業績も良くなっていきました。自分たちが関わることで社長は変わり、会社も変わるんだという、新鮮な体験でした。
しかしながら、モヤモヤした気持ちもありました。コンサルタントとして、クライアントには「こうしていきましょう」という話をする一方で、今思うと自分の中に「本当にこれでいいのか?」という不安があったんです。若いメンバーの集まりで勢いはありましたが、明確な指針や考え方を提示してくれる人はいない環境でしたので、精神的な不安を抱えながらやっていたのだと思います。
そんな中、リーマンショックで会社の業績が大きく傾いていきました。倒産寸前のところまで仲間と一緒にがんばったのですが、年収も下がり、家族に心配をかけられないという想いから32歳で2度目の転職を決意しました。
コンサルティングを行うことに不安を感じていた一方で、企業の支援をしていくことにはおもしろみを感じていたことから、ご縁のあった人材紹介会社へ入社。少数精鋭のプロフェッショナルな人たちがそろっている会社でした。
中途採用をしたい企業への訪問と転職希望者との面対の両方を行うスタイルでの業務は、私にとって「真に役立ちたい」という想いがかなう魅力的な環境でした。上司から「本当の意味でお客様の役に立つということは、そんなに簡単なことじゃない」とよく言われていたのを鮮明に覚えています。きつかったけど本当に勉強になりました。
今でも転職を支援した方と会う機会があるのですが、その職場で活躍されているという話を聞くとめちゃくちゃ嬉しいですし、金入さんのおかげですと言われることもあって、有難い限りです。
■コンサルタントとしてイチから。難しい領域と向き合ったから見えたきた景色
仕事をやっていく上でいろんな方の転職相談に乗るわけですが、そんな中で、「能力が一緒でも働く会社によってその能力が発揮されたり、されなかったりする」ということに気づきました。
そこで、自分自身に目を向けると、転職者の方にトコトン支援をするんですが、当然ながら、転職者の方は複数の人材紹介会社を使っていて、他社の人材紹介会社で内定が決まることもあります。そのときに、プロの営業の人であれば、次に切り替えて動くことができると思うのですが、自分はショックを受けてしまい、なかなか切り替えができませんでした。
やっぱり、関わる人に良くなってもらいたいですし、お互いがそう感じられる関係の中で仕事をしていきたいという想いは「営業マインドではなく、コンサルマインドなのではないか」と気づきました。そして、そういった想いが日に日に強くなっていき、再度コンサルタントへの挑戦を決意しました。
エージェントから強く勧められた会社があり、その会社の代表を務める方の書籍を読むように勧められました。本を読むと、コンサルタントとして自分がこれまでやっていたことや考えていたことが、間違っていなかったんだと気づきました。コンサルタントをしていた当時のジレンマを解決してくれる会社だと感じ、この会社に入りたいと思いました。そして、ご縁をいただき現在のコンサルティング会社に入社することができました。
ベンチャーのコンサルティング会社のときは、経営者と話すのは採用についてがメインで、経営をどうしていくかということに踏み込めていませんでした。また、経営のパートナーというよりは、技の部分で頼られる存在でした。
コンサルタントとして4年のブランクがあったこともあり、イチからスタートしようという気持ちでした。一方でやるからには、経営者の方と話をして、経営戦略を考え、実行を支援するという会社の方向づけに関わっていきたいという想いを強く持っていました。
入社当時は、会社全体的に社員教育をメインにサービス提供していたこともあり、その流れに沿って管理職強化の研修などのお仕事を行っていたのですが、入社3年目以降は、その企業の課題を見つけて、経営者に提案し、中長期の経営計画をつくるという案件を中心に携わっています。難しい領域の新しい仕事は怖さもありましたが、ひるまずに飛び込んでいったという感じです。いろんなところで、さまざまな分野の仕事を経験することで、経営の方向づけに関わる経験・能力のパーツが揃ってきたと感じています。
■企業と一緒に。世の中に対して影響力のある存在に。
30代半ばで現在の会社に入社して、そこから約10年が経ちました。入社当初に自分自身で目標を立てていましたが、現状はそれをはるかに超える状態になっています。それは、自分ががんばったからというよりも、環境が良かったということが大きかったと感じています。
その中でも一番はお客様です。会員企業さんは、業歴の長い会社が多く、財務体質も良い、業界の中で一目置かれている会社も多いです。また、小宮は、会員企業の経営者の方々に「永く続く良い会社をいかにつくるか」ということについてお話をしているので、そこを目指しています。そういった意味で、良い会社をさらに良い会社にする支援をできることが、今の会社の魅力であり、自分自身大きなやりがいになっています。
仲間の存在も大きいです。自分が採用責任者で、経営コンサルタントとしての考え方を重視して採用してきたこともあるのですが、この歳になって、仕事で同じ夢を目指せる仲間がいることが本当に幸せだと思っています。そして、採用した仲間は、みんなそれぞれの強みを持っていて、そうした領域での経験やノウハウを共有して、それを試していくことで自分の成長に大きくつながっているところがあります。仲間は、自身の力を向上させて顧客企業の力になりたいという想いが強く、そのためのインプットやアウトプットの質も高いので、そういった姿が自分の刺激になっています。
今年で46歳になりますが、40代の目標は、今、お仕事をさせていただいている経営者の方々をいかに勝たせるか。自分を信頼してお仕事を任せてもらっている方々なので、絶対に成功してほしいですし、そのための力になりたいという気持ちが強いです。そこはなんとしても達成したいと思っています。
将来的には、取引先企業の社外役員や顧問を務め、さらに踏み込んだ経営の支援を行なっていきたいと考えています。その企業と一緒になって、1社でも多くの会社を成長させ、世の中に対して影響力を持つ存在となるよう支援をしていきたいと考えています。
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