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ZOMBB

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山田次郎21歳、契約社員。 サバイバルゲームチーム「モーニング・フォッグ」のメンバーの一人。 次郎はある朝目覚めると、街中をゾンビが徘徊していることに気がついた。 それも電動ガン…
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2018年6月の記事一覧

ZOMBB 30発目 佐渡蔵司令からの協力要請

坂原勇はこれまでの経緯を語った。 3日前、相模原のサバイバルゲーム中に、 ゾンビの群れと…

ZOMBB 31発目 伝説の男

「皆藤さんて、どういう人なんです?」 坂原勇はチャーハンをほおばりながら、 綾野陸曹長に…

ZOMBB 32発目 グロック18Cシルバースライド

坂原隆勇は、自衛隊官舎内の寝室で寝ていたのだが 突然の爆音と共に目が覚めた。 ベッドは三…

ZOMBB 33発目 出陣!

 自衛隊迷彩服に着替えた坂原勇、 久保山一郎、貫井源一郎、丸川信也、 そして山田次郎の5…

ZOMBB 34発目 ゾンビ戦線

綾野陸曹長と皆藤准陸尉の乗った 軽装甲機動甲車の後を、 5台の73式大型トラックが追尾する…

ZOMBB 35発目 捕らわれた工作員

空に飛んだ新垣優美は、逆さになった。 飛んだ時の反動を利用して、 巨人ゾンビを中心に、弧…

ZOMBB 36発目 森の中の二人

次郎は姿を消した新垣優美を追って、 森の中に飛び込んだ瞬間、足を滑らせた。 しりもちをつくと、急角度の滑り台を 滑って行くように滑落した。 飛び込んだ先は、急斜面だった。 枝葉が全身を所かまわず叩く。 鞭のように、叩かれるたびに、 まるで焼き鏝をあてられたような激痛が走る。 次郎は苦痛に顔を歪ませながら、 Ak47βスペズナズを掲げて、顔に当たる枝葉から防いだ。 「どこが終着点だぁああひやぁあああッ!」 まるでウォータースライダーのように 滑落していく

ZOMBB 37発目 次郎、絶体絶命

次郎と新垣優美は、有効射程距離に入った、 人間サイズの『やわらかゾンビ』から 片付けてい…

ZOMBB 38発目 やわらか次郎

「感染したって?噛まれたの?」 「そうだよぉ~。感染したんだよぉ~」 次郎は新垣優美の胸…

ZOMBB 39発目 夜明け間近

 坂原勇、貫井源一郎、久保山一郎、 丸川信也の四人は、次郎たちが消えた森の中へ分け入って…

ZOMBB 40発目 帰還

空が明るくなると、モーニング・フォッグのメンバーたちは、出発した。 森の中は、いくつもの…

ZOMBB 41発目 つかの間の休息?

立川駐屯地の官舎内に入ったモーニング・フォッグのメンバーらは、 皆藤准陸尉に導かれて一室…

ZOMBB 42発目 ゾンビ・ウイルスの正体

「被検体って、どういうことですか? ダンボール・・・いや次郎に 何かの実験でもするつもり…

ZOMBB 43発目 ゲシュペンスト

飯村医官は言葉を続けた。 「それともう一つ、このゾンビ・ウイルスには   特筆すべき特徴があります。   それはある周波数帯の電波によって、   先ほど申し上げましたノルアドレナリンの分泌率を調節し、   その上、彼らゾンビの行動パターンにも   影響を与えて・・・いや影響というよりも命令ですね。   彼らはある『組織』から、   命令を受けて動かされていると言っていいでしょう」 そこで御子柴医官が、案内するように言った。 「皆さん、どうぞこちらへ」 皆