理学療法士に向けたブログ

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理学療法士/エコロジカルアプローチ/♪このブログが学びのきっかけになれば幸いです♪ Instagramもやってます🤲 https://www.instagram.com/yuichiro1128

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最近の記事

多様性を考える

久しぶりに投稿をさせていただきます。 今回は、多様性という言葉について少しお話しさせていただけたらと思います。 多様性という言葉を最近よく聞きますが、僕だけではないはずです。 性別のこと、人となりのこと、社会のこと、職場のこと…。様々な場面で話題になっています。 職場というコミュニティの中では、独身者がいて、既婚者がいて、お子さんがいる人がいて…と多様性がある中でそれぞれが働き方を選択していると思います。 最近疑問に思うのは、決められた約束ごと。ルールみたいなものが

    • 番外編 守破離とは??

      こんにちわ。 またブログの更新に期間が空いてしまいましたが、刺激し合える後輩からまた力を貰えたので地道に継続していきたいと思います。 今日は、守破離という言葉について話していけたらと思います。 ⒈守破離とは??守破離という言葉は日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修行における過程を示したものと言われています。(wikipediaより引用) もとは千利休の歌をまとめた「利休道歌」にある「規矩作法 ”守り尽くして破るとともに離るる

      • 脳を知ろう⑦違いを認めて、共に生きる

        おはようございます。 1ヶ月以上期間が空いてしまいましたが、緩く長く続けていきたいと思います。 脳を知ろうシリーズも⑦になりますが、今回でいったん最後にしたいと思います。 このタイトルにある通り、違いを認めて、共に生きることを脳が望んでいるという事です。 脳は本来「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能に根ざして存在していると以前の投稿でお話ししました。 しかし、現状の世の中では自分と異なる人を拒絶する事や自分さえ良ければいいといった考えを持つ人が増えて

        • 脳を知ろう⑥感情を伝える

          こんにちは。 最近、投稿が滞ってましたが細く長く続けていきたいと思います。 脳を知ろうシリーズも6に突入しました。まだ見ていない方は1から見ていただけると助かります。 さて、今回は感情を伝えるという事ですが皆さんは自分の気持ちが相手に伝わらないなーという経験はありますか?? たとえ正論であろうと、たんたんと伝えるだけでは気持ちは伝わりづらいです。それは、なぜなのか??そんな事を今回は話していけたらと思います。 1.物事への興味が一致すること感情を伝えるための最初の一

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        • ポケカ
          1本

        記事

          脳を知ろう⑤主体性を考える

          こんにちわ! 少し期間が空いてしまいましたが、今回も自己報酬神経群が持つ特徴について考えていけたらと思います。 主体性を考える自己報酬神経群は、「自らやる!」という主体性をもって考えたり行動したりしないと機能しません。職場で考えたら「上司が指示したから」など「言われたからその通りにすればいい」といった態度では、物事を「理解」は出来ても「思考」は働きません。 常に考えるように、考えてもらうように「言われた事をそのままこなす」のではなく、意図や背景を考える事で思考は働きます

          脳を知ろう⑤主体性を考える

          脳を知ろう④自己報酬神経群について

          こんばんわ。 前回は「ダイナミックセンターコア」についてお話しさせていただきましたが、今日は「ダイナミックセンターコア」の前に位置し、「前頭前野」と「線条体」を繋げている「自己報酬神経群」についてお話ししていきたいと思います。 1.自己報酬神経群とは?「自己報酬神経群」とは、情報が考える仕組みをに向かっていくときの通路であり、「自分自身に対する報酬=ごほうび」を与えられることで機能する神経細胞群のこと。 と林先生は述べており、脳内の情報の流れから分かるように、自己報酬神

          脳を知ろう④自己報酬神経群について

          脳を知ろう③ダイナミックセンターコアとは?

          こんばんは。 今日は前回お話しした、脳が感情のレッテルを貼った情報がどのように処理され、「思考」に繋がっていくのか?と言った点を話していけたらと思います。 レッテルを貼られた情報は、「前頭前野」に入ります。ここは情報を「理解、判断」する所です。自分にとってプラスの情報であると、その情報は「自己報酬神経群」に持ち込まれます。この情報を更に自分にとってためになる、または価値があるものにするために「線条体-基底核-視床」「海馬回、リンピック」に持ち込まれます。このようなら流れを

          脳を知ろう③ダイナミックセンターコアとは?

          脳を知ろう②脳が行う情報のレッテル貼り

          こんにちは。 今日は人が五感(触覚など)から得た情報を、どのような脳の経路で取り込んでいるのか?といった点を一緒に学んで行けたらと思います。 ここから、林成之先生の「脳に悪い7つの習慣」から一部引用させていただきます。 目から入った情報は、「大脳皮質神経細胞」が認識し、「A10神経群」と呼ばれる部分に到達します。「A10神経群」は危機感をつかさどる「扁桃核」好き嫌いをつかさどる「側坐核」言葉や表情をつかさどる「尾状核」意欲や自律神経をつかさどる「視床下部」などが集まった

          脳を知ろう②脳が行う情報のレッテル貼り

          脳を知ろう①脳が持つ本能とは?

          こんにちは。 しばらくnoteの更新をお休みしていましたが、また再開していこうと思います。 今回から脳について書いていけたらと思います。リハビリテーションにいかに落とし込むか?といった点も併せて考えていけたらと思います。 林 成之先生の著書を読ませていただきました。リハビリテーションに関わる者として非常に興味深い内容がてんこ盛りでした。今回林先生の著書を参考にさせていただきながらリハビリテーションの可能性についても触れていけたらと思います。 1.脳が持つ本能について脳

          脳を知ろう①脳が持つ本能とは?

          情動とはなんぞや?

          こんばんは。今日は前回の理学療法士としての心構えのお話をさせていただきました。 その際に"情動"という言葉を書かせていただきました。感情とはどう違うの??どんな働きをするの?といった所を話していけたらと思います。 医療に従事していない方でも知っていて損はない内容と思いますので、気軽に見てくれたらありがたいです(^ ^) 1.情動とは??情動とは、 怒り、恐れ、喜び、悲しみなど、比較的急速に引き起こされた一時的で急激な感情の動きのこと。 比較的短期の感情の動き。 とWi

          理学療法士としての心構え

          こんばんわ! 今日は理学療法士としての身体作りに続いて心構えについて話していけたらと思います。一概に心構えといっても人によって重要視する点は異なると思うので、自分が学んできた観点からお話させていただきます。 1.認める事の重要性。1番大事な事は、患者さんが獲得した動きを否定せず認める事だと思います。これは簡単なようで意外に難しく、多くの理学療法士が出来ていない事だと思います。私たちセラピストは自分たちが思う正解を患者さんに当てはめ、怪我や麻痺がある身体で一生懸命獲得した動

          理学療法士としての心構え

          理学療法士としての身体作り

          こんばんは。 今日は、理学療法士としての身体作りの重要性についてエコロジカルアプローチの観点からお話し出来たらと思います。 1.理学療法士としての身体作りとは?まず、身体作りといっても身体を鍛えるとかとは違います。(勿論鍛えるに越した事はないですが。)重要なのは、自分の身体を知る事だと思います。筋緊張の偏りによって生じる左右のアライメント差や、抗重力筋が過剰に働いている部位や極端に低緊張になっている部位など無自覚に生じている事が多いと思います。ほとんどの人は無自覚でいて痛

          理学療法士としての身体作り

          バランス活動〜リーチ動作〜

          こんばんわ! 今日はバランス活動におけるリーチ動作について説明していけたらと思います。 臨床場面におけるリーチ動作では重心移動と移動(変化)に対する支援活動の評価を行う事が出来ます。 左側へのリーチ動作では、左側への重心移動に伴い拮抗筋である右の腹斜筋群が働き(CA)、更に右の骨盤傾斜が出現し、右下肢を重りとして利用する(CWの活性化)支援活動がみられます。また右側へのリーチ動作に比べ頭頸部の反対側への側屈動作(CM)もみられています。 [バランス活動の振り返りに]

          バランス活動〜リーチ動作〜

          今回は番外編です(^ ^)

          こんばんわ! 今週はリーチ動作を!と思っていたのですがまとめるのに時間がかかったため番外編のお話をさせていただきます。 最近、自律神経系と呼吸、パーキングファンクションといった勉強をさせていただいてまして色々な文献などを読んでいました。 読んでいるうちに物凄く勉強にはなるが、「では明日からの臨床にどう繋げるのか?」といった点が薄くなってしまっていました。 その時にエコロジカル研究会の研修会で和歌山の中尾先生、冨田昌夫先生から 「学びの中で範囲が広がっていくのは良い。

          今回は番外編です(^ ^)

          バランス活動について〜外乱反応〜

          こんばんわ! 今回からバランス活動の評価を実際に臨床場面でどのように行っていくかを考えていけたらと思います(^ ^) 今日は外乱応答についてお話ししていきたいと思います。 ☆外乱応答☆ 1.外乱応答による立ち直りや保護伸展活動の有無の確認の評価 1の外乱応答では、外乱に対して転倒しない!という事が優先されるため重心移動を抑えようとする働きから過剰な安定を作り出す事で固定的な構えをとる事が多くなります。 外乱応答によるチェックポイント 1.ワイドベースでの構えにな

          バランス活動について〜外乱反応〜

          バランス活動について〜臨床における評価の序章〜

          こんばんわ。 今日は臨床におけるバランス活動について話していきたいと思います。 バランス活動を踏まえて姿勢、運動パターンの分析を行う際には全身への影響を含めた意味を持つ徴候を見つける事が重要となります。 バランス活動の問題を有するケースでは、姿勢保持の段階ですでに有意な戦略(CAが作用しにくい徴候、過度なCWの活性化など)が立ち上がっており、課題遂行の過程で切り替えられなくなっている事が多いです。 例えば、端座位で骨盤後傾位であれば股関節のCAが作用しにくい徴候として

          バランス活動について〜臨床における評価の序章〜