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砂漠を横切るラクダのように【5-(1)】



・5・

 1つの星座に二年半ほど滞在する土星が蠍座に位置していたのは2012年10月6日~2014年12月24日。そこから一度、射手座へと歩みを進めるのだが逆行し、2015年6月15日には再び蠍座に戻ることになる。
 土星というと「社会」とか「責任」とか堅苦しい大人の世界のイメージで、お子様気質の私にはなかなか捉えられないような厳しさと重々しさを感じていたのだけれど、「この社会の中に自分をどう立たせるか」を真剣に考えるようになったとき、タイミングを合わせるかのように「土星の動き」にも意識が向くようになった。
 そうして振り返ってみると、私の「土星×蠍座時代」は自分でも笑いたくなるほど露骨で、“よくわからないけれど本当に、流れってあるものなのね~”と感心するばかりだ。おかげで今の自分の輪郭も不思議とハッキリしてくるから面白い。

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“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆